昨年は一年で32冊ほどを読み終えた。予定していた本の6割ほどにとどまってしまった。読みたい本は山ほどあるが、なかなか進まない。新刊もどんどん出てくる。歳なのであまり新しいものに飛びつくのも如何なものか、という気持ちもあるが、時々は読みたくなるものである。
本日はいつもの横浜駅傍の喫茶店にもぐりこんで「奇病庭園」(川野芽生、文芸春秋)という若い作家の小説の読書を再開した。年末までに読んだところを再読し、思い出しながら読んだ。
何に若い作家がこだわっているのか、を読み取るよりも自分が何を読み取るか、が問われてしまう怖さがある。
川野芽生氏は、今月の芥川賞候補作品に初めてノミネートされたとのこと。
明日からは岩波書店の「図書1月号」とこの「奇病庭園」の両方を持ち歩く予定。