先ほどまで短時間の読書タイム。「知っておきたい地球科学」(鎌田浩毅)の第1章をようやく読了。予定より遅れている。
「数十年単位のミクロな時間軸で見れば、温室効果ガスによる温暖化は確かに起きている。一方、数万年単位のマクロの視座では、暖かい間氷期が終了してこれから氷河期へ向かう途上にある。こうした視座を意識して地球上のすべての現象を勉強するのも興味深い‥。」
「地球は宇宙にたったひとつしかなく、経てきたプロセスに「もしも(if)」がない。時間を戻すことも、物理学や化学や数学のように再現することもできない。一般的に「歴史の不可逆性」と呼ばれる。言い換えれば、地球科学は「例外に溢れている」という特徴を持つ。」
「思わぬ事件が突然起きることが当たり前の世界史や日本史と同じく、非可逆性の現象にあふれた地球の歴史も「壮大な想定外」として知っていただきたい。」