Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

リスク管理 2

2019年07月18日 15時42分15秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 昨日記したとおり医師からは再度の血栓の発症やその他の症状のリスクが高いことを言われた。今すぐに再発することは、「超低リスク」とのことであるのだが、この他人より高いというリスクを3カ月に1度の通院で管理していく、ということを言われた。
 数年先なのか10年後なのか、あるいはもっと先なの判然としない将来に、この異常がきっかけで発現した症状により死亡するとして、その病気が今の時点で分かってしまうというのは、不思議な感じである。むろん他の病気になる可能性も当然あり、病気だけではなく事故死の可能性だってある。

 昨日、医師から説明を受けていた時や、日付が変わる頃まではひとごとのように感じていた。しかしベッドに入って寝付くまでの間に、不思議な感覚になった。あたかも「あと何年で臨終です、といわれたのではないか」という錯覚に陥ったり、「ベッドが空くのを待ってます」といわれたように思ったり、そんなことを考えているうちに寝入ってしまい、いつものように気分よく朝を迎えた。

 朝のうちに思い至ったのは「将来おまえはこの病気で死ぬ、ということをまったく知らされないで手遅れになってしまった場合よりは、多少はいいのではないか?」という程度のことであった。この程度の開き直りで気分が楽になったのだから、たいして慌てる必要はない。
 だが、自分が想定していないような病気のリスクを知る、というのはやはり不思議である。なにか自分の感知しないことで自分の生死が決められている気分でもある。



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