妻が天袋を整理していたら珍しいものを見つけてきた。謄写版用のヤスリと鉄筆。ヤスリは3枚組のものと2枚組のもの。大学時代に購入して、就職後も自宅にも持ってきたものである。組合の自主的な個人ビラを作成していたときのものである。錆びていたヤスリもあったが、まだまだ十分に使えるものである。未使用の蝋原紙も幾枚か出てきたが、これは紙がくっついて使い物にはならなかった。
そして私の学生時代の数少ない写真が数種類、さらに大学から送付された入学証明書、再交付された身分証明書が出てきた。意識の外に追い出していたものである。まさかこんなものが出てくるとは驚いた。就職直後の写真も出てきた。ずいぶん若い私の顔写真に驚いている。
謄写版用のヤスリは鉄くずとして廃棄、写真類は妻の意見もあり、私がこの世から消えたときにそっと処分してもらうことにしてもう一度古い茶封筒にしまいこんだ。
リフォームのための整理というよりも、いわゆる断捨離ということになっている。断捨離とは嫌な思い出から離れようとする側面もあると思い至った。
懐かしいです😄
懐かしさもありますが、字が下手なので恥ずかしさ半分でした。
私は、鉄筆を持つと力が入りすぎて、蝋原紙がすぐにきれてしまいました。
きれいな文字を書く人がうらやましかったなぁ。