Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「生命の大進化40億年史」第2章

2022年07月20日 22時48分26秒 | 読書

   

 夜になって、ヨハネ受難曲を聴きながら、「生命の大進化40億年史 古生代編」の数ページだが読み進めた。

 第1章「爆発的進化の時代」の第2節「ちょっと(?)変わり者たち」の末尾に次の指摘があった。

「神経は、すでに現生種に近いレベルに達していたのだ。‥進化はゆっくり進む。それが、進化論の基本的な考え方だ。化石で確認できる最古級の段階で、「原生生物のものとよく似た神経系」があるということは、化石で確認できないもっと古い時代に、「原生生物のものよりも原始的な神経系」を持つ動物がいた可能性がある。」

 これは、私にとっては初めての認識であった。

 また私が昔から興味を持っていた「ハルキゲニア」は目次の第2章の下に描かれている。私が初めてこのハルキゲニアの復元図を見たのはもう40年以上も前だと記憶している。どのような書籍で見たかは記憶にないが、この書物によると1977年とのことである。その時は、背中の硬い棘上のものを足として、胴体の細いほうがお尻であった。天地と前後がまったく反対になった。現段階の復元図が発表になったのは2015年というから、ひょっとしたらまだ変わるかもしれない。
 カンブリア紀とそれ以前だけでなく、その時代以降の古生代生物の復元も、まだまだこれから変わる可能性は大きいのだと思う。



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