Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「日経サイエンス9月号」から 3

2021年08月17日 18時19分01秒 | 読書

   

 特集「宇宙幼年期の謎」のふたつの記事、「大きすぎる120億年前の銀河団」と「最初期に出現したモンスター銀河」とに目を通した。
 理解できたと言っても文章上の意味を目で終えたという程度でしかない。

 「大半の銀河団は、宇宙の年齢が現在のわずか半分の時期に形成されたように見える。銀河団内の銀河はその恒星の大半を宇宙史の初期に生み出していなければならない。そうした銀河は天の川銀河と同等以上のサイズにまで成長したが、それに要した時間は天の川銀河に比べて最大で100億年も短かったようだ。こうした銀河が生じていた若い銀河団「原始銀河団」は極めて激しく活動的な場所だったに違いなく、恒星を猛烈な勢いで生み出している銀河だらけだっただろう。原始銀河団がとうやってそんな短期間にこれほど大きく成長できたのか、現在の物理学では説明できない」(「大きすぎる120億年前の銀河団」冒頭)
 「遠方赤色コアの研究や他の原始銀河団の発見によって、銀河団形成に関する理解は再考を迫られている。銀河団内の銀河は、第一世代の銀河である可能性が高いので、そうした大質量の天体が短期間で形成されるプロセスを解明しなければならない。‥暗黒物質が重力によって集まってハローになり、銀河の種をまくための条件が整う時期を明らかにすることにもなる。」(同、末尾)
 「(モンスター銀河)C1-23152に含まれる水素・ヘリウムより重い元素の量は、‥この銀河が早い時期から非常に金属に富んでいたことを示していた。銀河の誕生から間もないうちに非常に早いペースで大量の星を生み出していた。‥。この銀河はわがす5億年足らずの間に太陽の質量の2千億倍の星々を生み出したことになる。‥銀河の形成と進化に関する従来シナリオを覆す可能性を秘めた難題を天文学者に突きつけている。これほど早期に早期に巨大銀河が形成され、星を急速に誕生させられるのか?」(「最初期に出現したモンスター銀河」)

 とりあえず、問題点の存在については、一応理解したことにしておきたい。

 「イルカは本当に右利きなのか」については、「イルカが一般に右利きの非対称性を持ってはいないことを見出した」という結論は頭に入れておくことにした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。