鏡池と開聞岳

前回紹介した指宿市開聞の玉の井から、東へ少し行ったところに鏡池があります。


鏡池と開聞岳。
鏡池は、広さ8ヘクタールの円形の池で、火山の爆発で出来た火口湖です。


名前の通り、鏡のように開聞岳が逆さに映るそうですが、このときはさざ波があり、はっきり見えませんでした。


北から見た開聞岳。
標高924mで、その形から薩摩富士と呼ばれます。
日本百名山のひとつです。


ヤシの木の向こうに・・・
東の、フラワーパークかごしまへの道から見たもの。
周辺は広大な畑地帯となっています。


タバコ畑の向こうに・・・


海上から見た開聞岳。
右は竹山、中央の岩峰は俣川洲（またごし）。
開聞岳は薩摩半島の南端にあるため海上交通の目印とされ、かいもんは海門に通じるそうです。

枚聞神社と玉の井

指宿市開聞にある枚聞（ひらきき）神社と玉の井を紹介します。


開聞岳をバックにした枚聞神社。


鳥居の右が御神木のクスノキです。


クスノキの全容。
　幹周り：9.5m
　樹高：21m
　樹齢：800年


勅使殿。
枚聞神社は薩摩一の宮といわれ、天照大御神を祀る神社です。
創建は和銅元年（708年）と伝えられ、航海、交通の守護神として信仰が厚いです。


極彩色の彫刻。


奥の拝殿。
県指定有形文化財（建造物）です。



さて、神社を出て右へ行くと、県道脇に玉の井という史跡があります。
玉の井は、神代の昔、豊玉姫が朝な夕なに使っていた日本最古の井戸と伝えられています。


玉の井の碑と、斉藤茂吉の歌碑。


玉の井。
謡曲「玉の井」の舞台となった井戸だそうです。

竹山

指宿市山川にある、竹山を紹介します。


ふたこぶらくだのような山です。
標高202m。


ヘルシーランドのグラウンドから望む。
この山は、マグマが貫入したあと冷えて固まり、周囲の軟らかい地層が浸食されて残って出来たもので、火山岩頸（かざんがんけい）といいます。


頂上付近の絶壁。


頂上までは無理ですが、中腹まで登ることができます。
これは、登山口にあるものですが、石灯籠でしょうか。


中腹にある竹山神社。


さらに登ると、絶壁の向こうに開聞岳が見えます。


頂上付近には、ソテツが生えています。
この付近は自生の北限地で、国の特別天然記念物に指定されています。


らくだの「もう一つのこぶ」を望む。


中腹からの眺めです。

鹿児島神宮の大クスと石橋

前回紹介した鹿児島神宮に、4本の大クスと石橋があります。


まず、迎えてくれるのがこの２本のクスノキです。


右のクスノキ。


左のクスノキ。


大クスの間を通っていくと、石橋があります。


下流から見た鹿児島神宮石橋。
緩いアーチ状の桁橋です。
下は水路になっています。
　橋長：5.9m
　幅員：4.86m
　架設年代：不詳


石橋と大クスの３ショット。


御神木のクスノキ。
樹齢約800年です。
前回の記事では、向こうからの写真を掲載しました。


社殿の近くにあるクスノキ。

鹿児島神宮

霧島市隼人町の鹿児島神宮を紹介します。


参道。


奉納されている馬の像。
鹿児島神宮は、初午祭で有名です。


社殿までの途中にある雨之社。
後ろの木は、御神木のクスノキです。


鹿児島神宮勅使殿。


奥の拝殿と本殿。本殿は1756年に再建されたもので、県内最大の木造建築です。


拝殿の天井絵。



近くに卑弥呼神社があります。
橋は卑弥呼橋。
国分隼人地区に、卑弥呼の居城があったという伝説があるそうです。


卑弥呼の像。


石体神社。
安産の神様としてご利益があるそうで、何組かのご夫婦が参拝に来られました。

鹿児島神宮には、大クスが4本と石橋がありますので、次回紹介します。