メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「クレーの天使」(CD)

2012-09-07 16:56:18 | 音楽&ライブ
図書館で借りたCDシリーズ。

Post/Bjork
前回のつづきでビョークのソロアルバム2枚目。
hyperballad ほか、今作もテープがよじれるほどよく聴いたなあ!

【ライナーメモ】
ビョーク以降、ポップ・フィールドがどれだけの辺境アーティストを迎え入れたかを考えてみれば、
その影響力がどれだけすごいものだったかがわかるだろう。
そして、彼女の自由さとは、とどのつまり、ポップ本来が持つべき自由さそのものだったのである。

「もともと私にとって、自分とこの世のあらゆる出来事との関係が一種の恋愛みたいなニュアンスを持っているのよ」

「こんな素晴らしい人生を与えてくれたからには、
 それを存分に謳歌しなければ意味がないっていう義務感みたいなものがあるの」

「そして私の目指すものは、そこにいる誰もが同じことを感じ、同じところへいけることなの。
 感情が一つの事実になるっていう、そういう音楽の摩訶不思議の中で、
 自分でさえ体験したことのないようなことをみんなと共有するような、そういう表現なの」

「自分ではシンガーだとは思ってない。わたしは音楽を創るだけ。声はとても便利な道具なのよ」

「私はすごく宗教的な人間なんだとは思う。ただ、自分なりの宗教を持っているということなの。
 それは何だといわれれば、私には分からない。しいて言えば、生への情熱とでもいったようなものだけど。
 ただ、一度、国連がやったアンケート調査で面白いものがあって、
 世界中の人に、“何を信じていますか?”という質問に対して、
 世界中の人が、アラーとか、神とか、ブッダとか答えていたのに、
 アイスランドの人たちだけが圧倒的に“自分を信じている”と答えているの。
 それってすごくアイスランド的だなあって思ったわ」

・ジェリン・ドリーム
サード・ワールド
・トラッド:ヨーロッパの民族的、民衆的音楽のジャンル。
デス・テクノ
ジャンルの名前って一体何種類あるんだろ


【リラクセーション・ミュージック】

Midnight Groove- Art of Smooth Jazz~ハーブティーをのみながら
ジャズでも充分癒し効果があるんだと判明
その時の体調や気分に合わせて、自然音のCDと交互に聴いていると飽きずに済むし。とくに夜とか
大好きなフィービー・スノウの♪No Regrets も入ってる

【ライナーメモ】
・都会に暮らす人にとっては、張り詰めた気持ちをほぐし、素顔に戻るためのスイッチを持つことが大切なのではないだろうか。
 涙で自浄できなくなったぶん、自分の部屋という空間を心地よくして、リラックスできる環境を整え、
 座る椅子の感触やライティング、ノドを潤す飲み物、流す音楽にこだわって。
・ウィンダム・ヒル・ジャズは、スムーズ・ジャズの代表的なレーベル。
 一般的にイメージされる、緊張感がみなぎるインプロビゼーションとは違い、あくまでもメロディが主役で、
 それをなめらかに演奏していく音楽。
・LAエクスプレス
巻末にはおいしい紅茶の淹れ方まで書いてある


Australia/Cusco~生命の楽園
クスコって楽器の名前かなにかだと思っていたら、デュオの名前なのかな?
これまた、作業中でも気軽に流せる心地の良い音
Moog:モーグ・シンセサイザーは、アメリカの電子工学博士であるロバート・モーグが開発したアナログシンセサイザー及びその製品群。


リラックス・ハワイアン・ベスト Disc 1,2
この夏は、そこかしこのライヴでハワイアンやウクレレ音楽を聴く機会があったせいか、
一度じっくりハワイアンのアルバムを聴いてみたくなった。
On A Little Bamboo Bridge はサッチモも歌ってるよね

【ライナーメモ】
・まだハワイが夢のまた夢の頃、ジャズ喫茶の「不二家ミュージックサロン」「タクト」「ミュー美松」(銀座)、
 「ラ・セーヌ」(新宿)、「プリンス」(渋谷)、「市松」(上野)などでハワイアン・バンドが多く聴かれた。
・♪カイマナ・ヒラ(エセル中田)、♪幸せはここに(大橋節夫)などが大ヒットした。
・当時のハワイアン・バンドは、バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ、ボス宮崎とコニー・アイランダーズ、
 大橋節夫とハニー・アイランダース、大塚竜男とバーム・セレナーダス、
 山口銀次とルアナ・ハワイアンズ、小林隆とブルー・ハワイアンズなど
・1960年頃からモノラルからステレオの時代になり、各社が競って各ジャンルのアルバムを大量に制作した。
この「プレミアム・ツイン・ベスト・シリーズ」は全70作品もあって、いずれも2枚組CDで2000円
母親はハワイアンも好きってゆってたから、今度プレゼントしようかな


クレーの天使 Disc 1,2/谷川俊太郎
図書館サイトでいろんなキーワードで検索していると、
関係ないものもいろいろヒットして迷惑な時もあれば、
ふつーじゃお目にかかれないような貴重な音源に出会ったりする。
以前読んだクレーの詩画集のアルバムなんてのがあったんだ!
1枚目は、俊太郎さんが自ら詩を朗読されてて、ピアノの間奏が入る。
2枚目は、詩と絵に合わせたと思われるピアノ曲集。美しいメロディばかりで和む

「ライナーノートにかえて」で1行詩を載せている谷川賢作さんは、谷川俊太郎さんの息子さん/驚
そして、厚い詩集が1冊入っている豪華版
俊太郎さんの詩はいつ読んでもシンプルで、ココロがあらわれるなあ・・・
わたしが自分で詩を書いていた頃にも、俊太郎さんと宮沢賢治の美しい言葉たちが常にココロの底にあったんだ。
『二十億光年の孤独』、『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』、
『コカコーラ・レッスン』などなど、タイトルからして本当にカッコいい!
ツイッタもフォローしてるけど、こんな素晴らしい詩人と現在を一緒に生きていることに感謝×∞

【ライナーメモ】
音楽は言葉に翻訳出来ない。言葉は音楽に翻訳出来ない。
だが、音楽と言葉は対話することが出来るのではないか。
音楽には言葉がひそんでいるし、言葉には音楽がひそんでいるから。
目と違って耳は脳だけでなく、人間のからだ全体に訴えかける力をもっている。


ああ そうだったのかと すべてがふにおちて しんでゆくことができるだろうか
/「忘れっぽい天使」谷川俊太郎

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