過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part6からのつづき。
■『不思議の国のアリス』(1986)
監督:バリー・レッツ 出演:ケイト・ドーニング ほか
映像にするのは難しいんじゃないかしら?と思ったけど、
造り物にしては立派なセットにコスチュームだなって感じ。
ちょっとアリス役が年齢的にムリないかな?って気もしないでもなかったけど、
伯爵夫人もチェシャ猫もそれなりだったし、
なんといっても海亀の♪さあさ踊ろうよこのダンス~がとってもよかった。
■『ヘンリー&ジューン 私を愛した男と女』(1990)
監督:フィリップ・カウフマン 出演:フレッド・フォード、ユマ・サーマン ほか
実話というのがいつでも惹かれる。
アナイスを演じる女優の特異な魅力が今作全体を引っ張っている。
1931年代の独特なファッションも目を引く。
ほかの人が個性的なぶん、平素な顔立ちのヒューゴ役の俳優も魅力的だった
■『コミュニオン』(1988)
出演:クリストファー・ウォーケン ほか
大きな光、青い小人、大きな黒い眼の細長い顔、
平凡な家族に訪れた宇宙からの訪問者。
ゆったりと謎が深まるあたり、そしてショッキングで生々しい人体実験の場面など
やはり原作は事実に基づかれている雰囲気が漂ってくる。
恐怖・困惑からコンタクト、そして共存生活へと変化してゆく過程を
じっくり描いた、実は人間とそうでないものとのヒューマンストーリーだ。
と同時に、ウォーケンの透明な美しさ(年齢に不相応なくらい)を充分堪能できる一作。
とくに人体実験の半裸のシーンは、怖い反面とても信じられない美しさがある。
でも、ボサノヴァダンスまで踊ってしまうこの宇宙人は善良なタイプに描かれていて安心した。
ウォーケンのタップほか随所にアドリブ(?)が見れて楽しい。
■『ミザリー』(1990)
原作:スティーブン・キング 出演:ジェームズ・カーン ほか
早く原作を読みたい。
結末を高等教育のあり方で締め、アニーを不気味ながら哀れむべき人物として残しているところがいい。
そして、なんといっても『シャイニング』同様のあの大雪、社会との断絶感、
ラストの雰囲気をガラッと変える♪I'll be seeing for you はすごくよかった。
■『太陽は夜も輝く』(1990)
出演:ジュリアン・サンズ、シャルロット・ゲンズブール、ナスターシャ・キンスキー ほか
『最後の誘惑』のイタリア版のよう。
サンズが広大な自然の中で淡々と神からのお召しを求め続ける隠者を演じている。
彼を過ちに導く子悪魔的少女シャルロットらの存在も光る。
あんなに純粋でどこまでもつづく自然に囲まれていても、
親しき人間とそうでない大勢の人に囲まれていても、
私たちはどうしていつまでもこんなに孤独なのだろうか?
■『WHITE NIGHT』(1985)
2人共すごいダンサーでありながら、ダンスの作品に仕上げずに
あくまで社会の弾圧、自由の価値に視点を置いているのがニクイ。
レイをひたすら愛するロシアの女性役を演じたイザベラ・ロッセリーニもイイ。
ソ連からアメリカへ亡命した男、N.Y.からモスクワへ亡命した男、
国境を越えるのがこんなに命がけな場所も現実にあるのかと思うとすごく怖い。
■『まわり道』(1975)
出演:ナスターシャ・キンスキー ほか
作家志望の青年が旅に出て、列車で出会った老人と口をきかない少女の親子。
(老人がとても汚らしくて、あんまりついてくるので鬱陶しい
昔の恋人、詩人、自殺志望者などに出会い、
しかし言葉は宙に舞って文字にならないで終わっている。
■『君がいた夏』(1988)
出演:ジョディ・フォスター ほか
ジョディは銀幕における奇跡の女優の一人だ。
こういうプロローグの思い出回想ものは好きだが、彼女はそんな役柄にピッタリ。ひと夏の思い出の女性。
そんなラッキーな少年と、野球、父親との死別などを結び付けているところもなかなか面白い。
すこうし夏という季節を好きにさせてくれる作品。
■『運命の逆転』
監督:バーベット・シュローダー 出演:ジェレミー・アイアンズ、グレン・クローズ ほか
事実、それも最近起こった実話をとりあげているだけあって全体に慎重さが感じられる。
ものすごい勢いでドラッグとアルコールを服用していたサニーにはビックリ。
「裁判は一種のゲームだ」というどこかのセリフが頭に浮かんでくる。
■『悪魔ルシファの生贄』(1981)
監督:フランク・ラロッジア 出演:ステファン・アーングリム ほか
'81の現代によくもまあバカバカしいほどに原罪的な恐怖を真面目に綴った映画を創ったものだと
『デモンズ3』の時と同様呆れてしまうが。
何代も輪廻してきたルシファの最後の末裔が死ぬ時、白い光の中へ導くところがよかった。
結局、あの婚約中の身だった女性も道連れにしてしまったのだろうか?それが気になる。
part6からのつづき。
■『不思議の国のアリス』(1986)
監督:バリー・レッツ 出演:ケイト・ドーニング ほか
映像にするのは難しいんじゃないかしら?と思ったけど、
造り物にしては立派なセットにコスチュームだなって感じ。
ちょっとアリス役が年齢的にムリないかな?って気もしないでもなかったけど、
伯爵夫人もチェシャ猫もそれなりだったし、
なんといっても海亀の♪さあさ踊ろうよこのダンス~がとってもよかった。
■『ヘンリー&ジューン 私を愛した男と女』(1990)
監督:フィリップ・カウフマン 出演:フレッド・フォード、ユマ・サーマン ほか
実話というのがいつでも惹かれる。
アナイスを演じる女優の特異な魅力が今作全体を引っ張っている。
1931年代の独特なファッションも目を引く。
ほかの人が個性的なぶん、平素な顔立ちのヒューゴ役の俳優も魅力的だった
■『コミュニオン』(1988)
出演:クリストファー・ウォーケン ほか
大きな光、青い小人、大きな黒い眼の細長い顔、
平凡な家族に訪れた宇宙からの訪問者。
ゆったりと謎が深まるあたり、そしてショッキングで生々しい人体実験の場面など
やはり原作は事実に基づかれている雰囲気が漂ってくる。
恐怖・困惑からコンタクト、そして共存生活へと変化してゆく過程を
じっくり描いた、実は人間とそうでないものとのヒューマンストーリーだ。
と同時に、ウォーケンの透明な美しさ(年齢に不相応なくらい)を充分堪能できる一作。
とくに人体実験の半裸のシーンは、怖い反面とても信じられない美しさがある。
でも、ボサノヴァダンスまで踊ってしまうこの宇宙人は善良なタイプに描かれていて安心した。
ウォーケンのタップほか随所にアドリブ(?)が見れて楽しい。
■『ミザリー』(1990)
原作:スティーブン・キング 出演:ジェームズ・カーン ほか
早く原作を読みたい。
結末を高等教育のあり方で締め、アニーを不気味ながら哀れむべき人物として残しているところがいい。
そして、なんといっても『シャイニング』同様のあの大雪、社会との断絶感、
ラストの雰囲気をガラッと変える♪I'll be seeing for you はすごくよかった。
■『太陽は夜も輝く』(1990)
出演:ジュリアン・サンズ、シャルロット・ゲンズブール、ナスターシャ・キンスキー ほか
『最後の誘惑』のイタリア版のよう。
サンズが広大な自然の中で淡々と神からのお召しを求め続ける隠者を演じている。
彼を過ちに導く子悪魔的少女シャルロットらの存在も光る。
あんなに純粋でどこまでもつづく自然に囲まれていても、
親しき人間とそうでない大勢の人に囲まれていても、
私たちはどうしていつまでもこんなに孤独なのだろうか?
■『WHITE NIGHT』(1985)
2人共すごいダンサーでありながら、ダンスの作品に仕上げずに
あくまで社会の弾圧、自由の価値に視点を置いているのがニクイ。
レイをひたすら愛するロシアの女性役を演じたイザベラ・ロッセリーニもイイ。
ソ連からアメリカへ亡命した男、N.Y.からモスクワへ亡命した男、
国境を越えるのがこんなに命がけな場所も現実にあるのかと思うとすごく怖い。
■『まわり道』(1975)
出演:ナスターシャ・キンスキー ほか
作家志望の青年が旅に出て、列車で出会った老人と口をきかない少女の親子。
(老人がとても汚らしくて、あんまりついてくるので鬱陶しい
昔の恋人、詩人、自殺志望者などに出会い、
しかし言葉は宙に舞って文字にならないで終わっている。
■『君がいた夏』(1988)
出演:ジョディ・フォスター ほか
ジョディは銀幕における奇跡の女優の一人だ。
こういうプロローグの思い出回想ものは好きだが、彼女はそんな役柄にピッタリ。ひと夏の思い出の女性。
そんなラッキーな少年と、野球、父親との死別などを結び付けているところもなかなか面白い。
すこうし夏という季節を好きにさせてくれる作品。
■『運命の逆転』
監督:バーベット・シュローダー 出演:ジェレミー・アイアンズ、グレン・クローズ ほか
事実、それも最近起こった実話をとりあげているだけあって全体に慎重さが感じられる。
ものすごい勢いでドラッグとアルコールを服用していたサニーにはビックリ。
「裁判は一種のゲームだ」というどこかのセリフが頭に浮かんでくる。
■『悪魔ルシファの生贄』(1981)
監督:フランク・ラロッジア 出演:ステファン・アーングリム ほか
'81の現代によくもまあバカバカしいほどに原罪的な恐怖を真面目に綴った映画を創ったものだと
『デモンズ3』の時と同様呆れてしまうが。
何代も輪廻してきたルシファの最後の末裔が死ぬ時、白い光の中へ導くところがよかった。
結局、あの婚約中の身だった女性も道連れにしてしまったのだろうか?それが気になる。