メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

フィギュア世界選手権2013・女子フリー

2013-03-17 23:55:55 | フィギュアスケート
フィギュア世界選手権2013・女子フリー

カナダはまだ外は雪景色
なぜかフジは「ニッポンガールズ」て言葉をおしてた。
やっぱりリンクのサイズの違いで選手が苦戦している感じ。もうちょっと伸ばしたらどう?

【女子フリー】
●アレーナ・レオノワ(ロシア)

ショートとフリーだけでも別人みたいにメイクと衣装で変わっちゃう人だな。♪弦楽のためのアダージョ
3×3からスタート。ループは引っかかった感じ。穏やかな曲調に合わせて感情込めた演技。
3×2はフェンス際でバランスを崩し、その次が転倒。ダブルアクセルはステッピングアウト。
表現力も技術力もあるのに、彼女がいつもなかなか超えられない壁は一体何だろう?精神面?強そうなのに。
また首をかしげて残念そうな表情に終わった。去年銀メダルをとったのと同じプログラム。

●エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)

彼女にも挽回してほしいなあ!♪黒い瞳 3×2になったスタート。ルッツもバランスを崩した。
速いスピンから、指先まで神経が通ったステップシークエンスはほんとに16歳とは思えない色気がある
後半の3連続で巻き返す。鋭い高音の弦楽器にのって、ラストはホッとした表情が印象的。

●グレイシー・ゴールド(アメリカ)

♪ライフ・イズ・ビューティフル 3×3はどうか 2×3はキレイ。真っ白いリンクに映える鮮やかな青い衣装。
スピンも速くてバリエーション豊か。ワルツにのったダブルアクセルはバランスを崩した。
後半の3連続、行進から始まるステップはユニークで晴れやかな雰囲気を醸し出す。サルコウはハンパな感じ。
高速回転のスピンで大団円といったラスト。観客の歓声も大きい。

●ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)

♪白い恐怖 ヒッチコックか。ブロンド美人のヒロイン役ってわけだ。トリプルがダブルになってスタート。
トゥーループも崩し、その次は手をついた。ちょっと動きが固くぎこちないステップ。3×2、サルコウ。
氷上に手をついたまま回る振り付けも男女でよく見られるようになったよね。
所々つまづいている感があって、リンクを降りて涙、涙。

鈴木明子

♪シルク・ドゥ・ソレイユ オー 最初のフリップで手をついてコンビネーションならず
ダブルアクセルでなんと転倒。場内には応援の拍手がわいた
ジャンプでミスがあってもステップで挽回できるのが彼女の強みでもあり、魅力でもある。
表情に固さがあるが、後半は集中。最後のジャンプはダブルループに。
毎回、心身のコンディションを大会当日にピークを合わせる難しさか。本人も信じられないといった表情。
荒川さんもオリンピックの前年は調子を崩したとコメントしていた。繊細なものなんだなあ。。

●アデリーナ・ソトニコワ(ロシア)

♪アット・ラスト 私も大好きなこのブルース曲。3×3はどうか?! スピンも柔軟/驚
2×3は堪えた。ほかの2人が本調子でない中でのプレッシャーもかかる。1回転倒。
迫力あるソウルフルなシャウトからテンポアップして元気よくステップ。この選曲だけでもヤラれるなあ!
プレッシャーから解き放たれて、泣きそうな表情。

●ジジュン・リ(中国)

♪眠れる森の美女 3×3彼女もヨナ同様、息をするように跳ぶ。幼さからのノープレッシャーなのか、実力か。
まったく気負いないやわらかな笑顔で軽やかな演技
このまま真っ直ぐ伸びていけば確実にオリンピックメダル争いにも絡んでくるだろう。
ジャンプにまったく不安が感じられず、穏やかに見ていられるのも珍しい。
いつも指摘されるのはステップの際のエッジの深さだっけ?
後半も余裕の笑顔のまま、オーケストラの楽曲に合わせてレイバックスピン。
スタンディングオベーションが唸りのように会場に響いた。この時点で2位に食い込んだ。

それを見つめる最終グループの各国の女王たち。観客も6分間練習から大盛り上がり
ヨナが最終滑走ってゆうのは最高のシナリオ。オリンピックを一足早く見れるような気分


●アシュリー・ワグナー(アメリカ)

♪サムソンとデリラ 最初の数秒間の目線の配り方、笑顔一つとっても完璧に意識してやっているのが凄い。
最初から3連続ジャンプで賭ける。3×2は回転不足か? 最初から大盛り上がりのオーケストラ演奏。
彼女の強気な力強さを存分に発揮できる曲。おっと!ステップでまさかのし尻もち/驚
気力・体力の限界を出し切っての鬼気迫るフリー。キス&クライでは余裕の表情。現時点で1位。3枠決定。

村上佳菜子
 
「行ってきます!」てコーチにゆってからリンクへ。♪アストル・ピアソラ・メドレー
この緊張感に耐え抜けるか?! 本人が目指すのはショートもフリーも完璧に決めること。
出だしは好調。タンゴからガラリと雰囲気が変わる。ここまでジャンプにミスなし。
後半のアクセルがシングルに。3連続は決まった。最後のジャンプも決めて、鮮やかなステップ。
やったぞ、カナちゃん 素晴らしい~ ほぼ完璧な演技に満面の笑顔が見れた
世界の大舞台でこの堂々とした演技は、今後の自信に確実につながる瞬間だった。
山田コーチの支えも大きいな。ワグナーを抜いて1位に上がった

●カロリーナ・コストナー(イタリア)

♪ボレロ 試合直前で鼻血が出るというアクシデント発生・・・
こないだのゴールドを思い出す。フィギュア用の鼻栓みたいのがあればいいのにね
鼻を気にしながらも着実にジャンプを決めていくのはさすが/驚 会場からは応援の拍手。
ループはシングルに。うーん頑張れ。3連続も決まった。動き続けていれば鼻血なんて見えないのでは?
心なしかカメラさんもアップは撮らないでいるっぽいv それでなくても呼吸が限界になるフリー。
最後のサルコウジャンプを転倒して残念なエンディング。それでも笑顔なのは彼女の穏やかな人柄
手が真っ赤に染まってなかった? 立ち上がって会場に感謝の意を表す。それでも1位をとる女王さすが!

浅田真央

♪白鳥の湖 敢えてソチではなく、今大会にもってきたこのプログラム曲。コストナーのアクシデントの後で雰囲気を変えられるか?
練習では跳べてたアクセルは微妙。3×3はオーバーターン。3×2で挽回。このへんのとりこぼしがヨナとの違いか?
でも、コストナーが高得点をとったんだから、やっぱり技術や芸術面トータルの評価だよねえ?
可憐な白鳥。3連続も入った。そして回転がたくさん入った黒鳥のステップ。落ち着いて確実にエレメンツをこなしてゆく。
いやあ・・・みんなプレッシャーに押し潰されそうになりながら、自己ベストのかぎりを尽くそうとする姿に感動する
はあ、真央ちゃんを見る時はいつも胃が痛くなっちゃう ここで2位。まだまだ分からない!日本女子も3枠獲得

●ケイトリー・オズモンド(カナダ)
 
♪カルメン組曲 3×2からスタート。地元開催を味方につけるか、プレッシャーとなるかは本人次第。
2×3はこらえた。彼女はいつも自信にあふれて、演技に集中してる。おっと転倒2回も
ちょっとムリ気味なコンビネーション。長い手脚を生かして体を大きく使ったステップ。ちょっと疲れも見られるか?
カナダ国旗を1人で背負った17歳。9位以内に入れれば2枠とれる状況。7位に入って見事に2枠を勝ち取った/祝

キム・ヨナ(韓国)
 
深くやわらかなグレーの衣装が上品で似合ってる。そして韓国の後輩たちのために1人で闘う女王
♪レ・ミゼラブル 当然3×3は軽く跳ぶよね。氷の上を羽のように軽やかに舞う。2年のブランクなどどこへやら。
彼女にプレッシャーなど関係ないのでは? いつも通りのベストの演技。3連続もしかり。
映画でも話題のこのミュージカル曲で盛り上がる。一切ムダのないステップ。終わるずいぶん前から大歓声が沸きあがる
強すぎる者は時としていわれのないバッシングも受けやすいものだが、今大会でも揺るぎない実力を見せて証明してみせた。
さすがオリンピック金メダリスト。ソチも大本命に間違いない。148.34点でぶっちぎりの1位。



優勝は予想通りヨナ、2位はコストナー、3位は真央ちゃん。カナちゃんは4位。
ソチのシナリオは一体どうなるか。

コメント

ETV特集 シリーズこころの新世紀(1) いじめ・虐待と自閉症スペクトラム

2013-03-17 14:43:06 | 日記
ETV特集 シリーズこころの新世紀(1) いじめ・虐待と自閉症スペクトラム

 
「ASD(自閉症スペクトラム障害)」
近年、研究が進んできたASDについて。「子どものこころの診療所」などの施設もできた。
ASDは複雑に他の要素と絡み合い、放置しておくと、様々な不安症にもつながるという。
ASDが原因でイジメを受けた少女にほどこされたのは、「EMDR」という方法。
電気の振動が出る白黒の器具を両手に持って、もっとも辛かったトラウマを思い出してから、深呼吸する。
それによって「トラウマ」が「苦痛を感じない記憶」へと移行するという仕組み。

児童精神科医談
「虐待とかいじめという迫害体験は、発達障害にとって最悪の増悪因子です。
 もともと感情の調整が得意じゃないところに、トラウマという非常に強烈な体験が揺さぶりをかけるので
 恐らくその一部は、成人に至るまで色々な後遺症を残して、
 その一部が精神科的な2次障害に展開していくと考えています」

 
一例として紹介されたASDの子どもが診察で「学校では自由な時間がない」と訴えていた。
自分が夢中になっていることを「次の授業の時間だから」と邪魔され、否定され続けるうちに、学校に行くのがイヤになる。
これらは、子どものせいなのだろうかって疑問に思った。好きなことに集中する力だって大切な要素じゃない?

ASDの特徴は「大きな音が苦手」(町は騒音だらけだもんね
「興味のあることばかり続けてしまう」「突然泣き出したり、教室を飛び出す」
対応としては「頭ごなしに叱らないこと」「自信を失わないよう家族の支えが大事」とのこと。


自閉症は30年前は珍しいと思われていた。
ASDが想像していた数より多いことが分かったのは、1977年からスタートした1歳6ヶ月の乳幼児健診の際のこと。
この結果は世界にも影響を与え、研究が進められた結果、
社会性・コミュニケーションに障害を持つ子どもが一定数いると判明。

その中には、うつや、統合失調症などと誤診されているケースも多い
カウンセリングで「人との適切な距離が分からない」、「周りとのズレを感じる」、
「思いついたことをすぐ口にしてしまう」ことなどでいじめを受けやすいが、
本人には原因がまったく理解できず、どうしたらいいのか分からない。

「健常児に混じって健常児のフリをして生活している人たちの中に
 こういうぶっ飛んだ体験世界の中に暮らしている人たちがいるんだという事実を知ることが必要。
 自閉症とか自閉症スペクトラムの範囲を広げざるを得なくなった」

 

成人男性の患者は、シーンごとに何を言うべきかカウンセラーに教えてもらって逐一メモすることで勉強しているという
本来は小さい頃からの集団生活で自然と身につくことだが、「何を言ったら相手を傷つけてしまうのか」意識的に学ぶ必要がある。


ASDの脳のはたらきは他と違っている

 

 
ASDの人は「右脳」が強く働くため、周囲と同じイメージを共有できない。
「お母さんの温もり」という言葉から、母親の笑顔などを思い浮かべる子どもに比べて、言葉だけが単独で浮かぶだけだという。
一方、視覚の感覚が発達しているとも言える(脳の使い方が違うってだけで病じゃないのでは?
これは、つまり多数派である聴覚・言語優位の人から考え方を押し付けられ、視覚優位であるが故に損をしている状態。
「光」や「音」の刺激が苦痛で、目で見たものの記憶が優れているため、怒った顔などで辛い体験も鮮明に蘇ってしまう。


他の人も自分と同じだと思っていることが根底にある

 
「人の顔が分からないとか、空間の前後関係がきちんと理解できず、
 見ている景色も違っているため、全体として捉えられない」

「特に成人になってから初めて診断を受けたグループというのは、幼児期から積み上げてきた子と
 同じ自閉症スペクトラム障害と名前をつけてもいいのかというぐらい違う。
 つまり2次障害がいっぱい積み重なってしまっていて、対応にものすごいエネルギーがかかってくる。
 従来のいろいろな精神科の病気の基盤に発達の問題がある人がすごく多いことが分かってきた。
 恐らくこの議論は精神医学の再構築までいくのではないかと思います」


フラッシュバックで体が硬直してしまう
いじめを受けても「イヤだ」と言えず、逆にニコニコ笑ってしまうため、いじめが加速し、トラウマとなる。
その結果、周りの喋り声、笑い声だけで、いじめられた場面が鮮明に蘇る。
フラッシュバックを取り除くことが必要
→学校でもASDを理解し、同級生が視界に入らないようパーテーションをたてる、音楽の授業では耳栓をするなど配慮が必要。


ASDの子どもを持つ母親を調査した結果、パニック障害ほか、うつ病患者が多かった/驚
育児放棄などの虐待にもつながりやすく、母もASDである可能性もあるので並行した治療をする。
母もASDが原因で虐待経験がある患者が治療でトラウマを思い出し、突然泣き出すシーンも紹介された。
親からされたのと同様に、わが子にも叱ったり、殴ったりして、落ち込み、うつ状態になってしまう。

「虐待・いじめというのは治療しないで放っておくと、フラッシュバックの形で虐待の再現になります。
 行動的な再現もあれば、思考的な再現もあれば、言語的な再現もあれば、いろいろな再現をしてくる。
 虐待の再現という形で、今度は可虐側になってしまう。
 フラッシュバックを抑えて、気分の上がり下がりを抑えれば、それだけでも親子関係というのはずいぶん平和になる。
 子どもの側も治療的に対応していって問題行動が減ってくれば、親も接しやすくなるし、褒めやすくなる


超早期療育の大切さ

 
幼い時期に早期発見して、自立できるよう特別療育を行い、支援を受けるシステムが必要。
佐賀県での調査では3歳未満の子どものまさに15%がASDの疑いがあるという結果が出た/驚
家族の声かけに反応しない、興味を持った対象に向かって急に駆け出す、甘えてこない、
触られるのを嫌がる、人の顔とおもちゃが見分けられないなどの子どもの状態に
「違和感」を感じていた母親が、ASDという診断を受けて、逆にホッとしたという。

「その子の興味を使って、その子の興味を通じて、この人と関わったら面白いという状況作りをする。
 そこを伸ばしていくための特別な関わりをたくさんのテクニックを使って育てていく。
 子どもの発達には段階があって、一番伸びる時期というのがあって、
 まず“社会性”が一番伸び、非常に早く発達していくのが3歳以前と言われているんです」



「早期からきちんとした療育をして、親子関係もしっかり育っていった場合には
 雰囲気を読むのは苦手だけれども、他者配慮も十分にできるし、 特に何かすごい問題行動を起こすわけではない。
 “ちょっと変わった”しかし“才能にあふれた普通の子”になる。
 2次障害でごたごたになってしまったり、問題行動を起こす子が増えるのではなく、
 “ちょっと変わった普通の子”が増えていくのが望ましい姿じゃないでしょうか」

コメント

クローズアップ現代「“大人の発達障害”個性を生かせる職業とは?」

2013-03-17 14:43:05 | 日記
クローズアップ現代「“大人の発達障害”個性を生かせる職業とは?」

「人とうまくつきあえない」広汎性発達障害

 

「今日は残業お願いします」と言われ「今日は風が強いのでもう帰ります」
「いつものとおりにやっといてくれ」と言われ、意味が理解できない。
「適当にやっといて」と言われた仕事をいつまでも放置する。
「分からないことがあったらなんでも相談して」という言葉を文面通りに受け取り質問攻めにして怒られる。
質問に対して簡潔に答えられず、長い説明になってしまう などなど。



仕事は出来てもコミュニケーションが苦手なため、周囲とのズレがストレスとなってうつになる。
気の合う仲間同士ならいいが、職場での複雑な人間関係で挫折し、意思疎通が出来ず、溝が深まる。
こういったことで、精神科医を初診する患者が毎月200件を超え、年々増えているという現状がある。

知らず知らずのうちに相手を怒らせて孤立する。
その背景には、
1.長引く不況で社内に余裕がなくなっている
2.仕事そのものの変化
これまでは第一次産業、二次、三次と分かれていたが、現代ではいくつかの仕事を少ない人数で対応しなければならず、
不得手なこともこなさなければならない混乱・プレッシャー


表面に見えない障害
研究におけるテストで、笑顔で否定的な言葉(例:ひどいね」)と言われた場合の反応を見ると、
一般の人は表情を見て本心ではないと判断するが、発達障害者にとってはそれが困難。
表面に見えない障害であることも問題。一般の人の理解を得がたい。
診断されて「ホッとした」という患者がほとんど。


本人の性格のせいではない
「うまくレールに乗ることができなくて、どうしても普通にできない人間は、はみ出していってしまうんだろうなと思う」患者談

「生きづらさ」が本人の原因でなく、周囲の環境との相互作用の中で生きづらくなっている。
企業が発達障害者を正しく理解し、個々のニーズを把握する、得意なことを見つけて、弱みを補う訓練をする。

例:
細部にこだわる的確に伝えられない「考えを整理してからもう一度説明しに来てください」と伝える。

就労支援者も、その人それぞれの特性を生かすこと「適材適所」がキーワードだと言う。

「それは結局、その人たちの才能を生かさない会社であると言える」医師談


脳の働きの違い
一般的な反応と、広汎性発達障害者の反応は脳の働き方が違う。



「忙しさの中で求められることが、臨機応変が多くて多様だったりすると、やりにくい」

「社会が心の健康に無関心であり続けるならば、不安や、うつの症状を持つ人たちは今後増えていくと思います。
 その結果、いろいろな多様な才能や意欲や人々の活用ができなくて、社会全体が損失を被っていると思います」

「その人の性格の1つだったり、ポテンシャルの1つとして付き合っていくことがポイント」


ある会社での取り組み


広汎性発達障害者の特性を生かした仕事を決める会議が開かれる(これって以前も紹介されていたような?
直属の上司に言いづらいことは「コア上司」にいつでも相談できる。
コア上司は広汎性発達障害者が自由に選べる、まさに「親代わり」の存在で、
相談された事柄は「コア上司」「直属の上司」に伝えられて対策をそのつど練る。
こうする試みで、これまで見過ごされていたミスが減ったり、システムが改善されて効率が上がるというメリットが出た。


ハードスキルとソフトスキル
離職理由の8割が対人関係、日常生活能力(遅刻常連者など)が関係していた/驚
昼休みが苦手で、1人でトイレの個室で食べていたとか、残業、飲み会が苦手など(分かる

ハードスキルでは、視覚的なマニュアル化で対応するなどの工夫をするなどし、
ソフトスキルでは、本人のニーズを理解したJOBマッチング、まず、上司が理解して職場配置を考えることが必要(IT、イラストレータ、動物関係など


コメント

『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)

2013-03-17 14:29:24 | 
『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)
作/アーサー・ビナード ベン・シャーン/絵

以前『日曜美術館』で紹介していて読みたいと思っていた1冊。

【内容抜粋メモ】
マーシャル諸島のビキニ環礁で3月1日夜明け前に水爆を爆発させた。
広島で14万人を殺した原爆より1千倍も大きい爆弾だ。
知らずに死の灰を浴びた第五福竜丸の船員らは、見てはいけない秘密を見てしまったという思いで
無線連絡もできず、焼津港に引き返すことにした。

最初の日から23人はご飯が食べられなくなり、
頭痛、眩暈、下痢、顔が黒くなり、腹や首にデキモノができ、
髪の毛がぞろぞろとぬけ出した。
空から降ったあの灰には、生きもののからだをしずかに壊していく放射能がたっぷりと入っていた。

マグロ、カツオ、サメのからだに放射能がもぐりこんだ。
雲を汚して、雨といっしょに畑のキャベツやニンジンに降った。
なにを食べたらいいのか。

9月23日、久保山さんの心臓は止まった。
「原水爆の被害者は、わたしを最後にして欲しい」と言って。
人々は分かってきた。
ビキニの海も、日本の海も、アメリカの海もぜんぶつながっていること。
原水爆をどこで爆発させても、みんなが巻き込まれる。

人々は原水爆をなくそうと動きだした。
けれど新しい原水爆をつくって、いつか使おうと考える人たちもいる。
実験は、その後、千回も、2千回も繰り返されている。


【作者によるあとがきメモ】
晩年のベン・シャーンはこう言っている。
「線の力が、もはや自分の気質の一部になり、毛筆で描くときでも、私は石に刻む線を描いている」

ビキニ環礁で行った水爆のきのこ雲は35kmの上空まで昇った
第五福竜丸は米軍が定めた危険区域外の公海で、延縄漁をしていただけだ。

乗組員は自らの体験を語り、水爆の生き証人となった。
世界的な原水爆禁止の動きは、彼らの勇敢な行動から始まったのだ。
しかし現在、小型核兵器の新たな開発が進められ、21世紀の戦争でそれが使われる危険性は、高まりつつある。



第五福竜丸展示館の日記はこちら
コメント

フィギュア世界選手権2013・男子フリー

2013-03-17 14:08:33 | フィギュアスケート
フィギュア世界選手権2013・男子フリー
世界大会というプレッシャーはもちろん、ソチの3枠とりというさらに巨大なプレッシャーの闘いとなっている
カナダはフィギュアファンが熱いらしいが、日本の国旗もあちらこちらで振られていた。

【男子フリー】
●ロス・マイナー(アメリカ)
♪海賊ブラット 4回転は手をついた。アクセルも転倒。3×2、3×3もキレイに入った。
ステップは大ちゃんのレベルで見慣れちゃうとぎこちなく見えちゃうな。
後半のフリップは失敗。得意はスピンでいろんなバリエーションがあった。

羽生結弦
 
朝の練習では左膝の痛みがあったとのこと 4回転は堪えた。2本目の4回転は大きくバランスを崩したが転倒にはならず。
トリプルフリップもギリギリ。表情にいつもの気鋭がない感じもするけど、挽回に向けて集中している。
ショートの時からしきりに息を深く吐いてるのが気になる。後半の3×3、3×2(手を上にあげて)、ループ、3連続もいいぞ。
最後のルッツも決めた。観客席から何度も感嘆の歓声があがる
いつになく苦しい表情で最後は氷上にひざまずいて汗だくでやりきった姿! 不安とプレシャーを乗り越えてまた階段をあがったかな。
一緒になって脚をあげてるオーサーコーチはお茶目で面白いなあ!最近はモロゾフよりもよく映されるしw
さて、どこまで挽回できるか。膝をさする様子も映されていた。ムリせずにね・・・
「キツいトレーニングで傷めた膝と足に感謝の意味でさすった」てなんと健気な。

 

●フローラン・アモディオ(フランス)
♪セバスチャン・ダミアーニ・セレクション フシギなパントマイムから入る。4回転サルコウは転倒。
アクセルはなんとか。途中も面白い動きの多いステップ。彼は生粋のダンサーだな。
後半のアクセルはコンビネーションならず。さまざまな悲しみを表現するプログラムとのこと。
彼も腰の痛みを抱えてのぞみ、ほぼ納得の表情。みんな滑った後が痛そうだ

●ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
♪チャーリー・チャップリン・メドレー 4回転1回目キレイに決まって、2回目は2×2になった。
いつか滑りたいと思ってきたチャップリンの曲でコミカルな演技も楽しいプログラム。
後半のスローな曲調からの4回転が美しい。次のトリプルルッツはシングルに抜けた。
ちょっとステップでバランスを崩したけど♪ライムライトのメロディの盛り上がりには毎回感動を覚える
本田さんも4回転を3回跳んだんだ!驚 オーサーコーチはまた脚をあげてて、ちょっと照れてたw

●マックス・アーロン(アメリカ)
21歳の全米チャンプ。ジャンプ8本を後半にもってきた構成でチャレンジ。
♪ウエスト・サイド・ストーリー 4×2は力でもっていった感じ。2回目はダブルに。
クールなギャングといった感じが映画で主演したチャキリスを思い出させる。
スケーティングがなめらかでスピードがある。リンクをギリギリまで使って滑ってて、
トリプルアクセルでとうとう壁にぶつかってしまうアクシデントあり/驚
後半になっても全然スピードが落ちないで、ジャンプの大きなミスもなく、自身も拍手。
「元ホッケー選手ですので、ある意味壁に当たることは慣れているのでは?」てアナw

無良祟人

4年ぶりの世界選手権。♪Shogun 4回転はステップアウト。リンクを一気に和の空気に一変。
3×3はキレイ。トリプルアクセルは高い その場で垂直に上がった感じに見えた/驚
後半のアクセル3×2も決まった。羽生くんとともに大きな成長を遂げた集大成がここにある。
後半のスピードも落ちない。最後のジャンプもキッチリ入った。太鼓の勇壮なリズムと笛。
ラストのキメポーズまでほぼ完璧。自己ベスト更新。この時点で4位。

高橋大輔

3月16日が誕生日なんだ!27歳おめでとう祝 ♪道化師 4回転トゥーループ入った。2本目はトリプルに。
オペラ曲を体の動きで完全に捉えてリンク上を舞う。トリプルアクセルで転倒あり。ループは堪えた。
3連続、フリップ、そして雷のような地響きとともに感情の爆発。ちょっと悔し気な表情。この時点で3位。

●ミハル・ブレジナ(チェコ)
♪アンタッチャブル 昨シーズンと同じプログラム。4回転サルコウは転倒。2回目も果敢に挑戦するも再び転倒。
後半は落ち着いてジャンプを決めてたけど、もう一度バランスを崩した。スピードもあり、手足を大きく使ったステップ。

●パトリック・チャン(カナダ)
♪ラ・ポエム 4×3キレイにスタート。2回目の4回転もキレイ、次のルッツで転倒。
後半のアクセルで転倒/驚 コンビネーションでもステップアウト、2×2、ジャンプは崩れても
周りの景色が流れるほどのスピード、感情をこめた振り付けはさすが。地元での3連覇がかかったプレッシャーか?

●ブライアン・ジュベール(フランス)
♪グラディエイター 4回転まずは1回目成功。サルコウは3回転。アクセルはバランスを崩した。
鎧にみたてた衣装、お腹や背中の透け感が好きだよね。4回転のトゥーループにシングルがついて3回目成功。
みんなリンクの幅の短さに苦心している感じ。最後のジャンプが決まってガッツポーズも出た。
勇壮な戦士のステップが終わって、再び大きくガッツポーズ。
だが、同じジャンプが重複したため得点が伸びず本人も苦笑。

●デニス・テン(カザフスタン)
 
ショート2位。♪アーティスト ショートと同じ曲なんだ/驚 4回転決めて、最初からガッツポーズ
3×3の回転も速い。軽やかにユーモラスなステップに一変して会場もなごむ。
柔らかいキャメルスピン。絶好調のダークホース。後半の3連続の次はダブルに抜けた。
スローから再び軽快なリズムに代わり、爆発しているといった様子の弾けっぷり
全身で歓びを表して、羽生くん同様氷上にキスして、スタンディングオベーションに応える。
それを冷静に眺める観客席の羽生くんも映された。自己ベストを20点以上も更新して2位メダル獲得
会場中が彼の喜びと興奮で包まれた。

●ケビン・レイノルズ(カナダ)
「カナダでも絶好調」て、なんでこんなに日本語喋ってるんだろw 客席から振られるカナダ国旗。
♪ピアノとオーケストラのためのホ短調 4回転サルコウはステップアウトか?
4回転トゥーループ×3、3×3は両足着氷。この異常に興奮した雰囲気の中で、
地元の期待を背負っての最終滑走。長い待ち時間で気力・体力も奪われる中、プレッシャーもハンパない。
でも冷静に集中している様子。3本目の4回転は手をついたがこらえた。3連続。こうなったら意地とプライドの闘いでもある。
ショート3位から、史上6人目の4回転3本のプログラムを見事に滑りきった。
得点は思ったより伸びず。回転不足をとられて5位。




チャンが3連覇。2位デニス、3位はフェルナンデス。羽生は4位。高橋は6位。
日本男子は、順位的には期待に応えられない結果となったものの、ソチ出場枠3つを確実に獲得したのはさすが!祝×5000

コメント

『さよならみどりちゃん』(2004)

2013-03-17 13:58:40 | 映画
『さよならみどりちゃん』(2004)
原作:南Q太 監督:古厩智之
出演:星野真里、西島秀俊、松尾敏伸、岩佐真悠子、佐々木すみ江、佐藤二朗 ほか
主題歌:♪14番目の月 作詞・作曲 荒井由実、歌 奥村愛子

西島秀俊さん出演作シリーズ。今作にはなんとっ!佐藤二朗さんまで出ている
BS-iで放送された恋愛ドラマ『恋する日曜日』の映画版とのこと。
第27回ナント三大陸映画祭主演女優賞&銀の気球賞(準グランプリ)受賞。

▼story
ゆうこは、大好きなユタカと初めて関係を持った日、「オレ、彼女いるんだよ」と言われる。
沖縄にいる、彼女の名前はみどり。
ユタカのレストランでバイトしていたゆうこは、ユタカに言われるまま近所のスナックでバイトを始める。
「1日の疲れをお酒、楽しいお喋り、歌で癒してもらう店」というのがママのコンセプト。
ゆうこの後にレストランのバイトに入った真希が急に部屋にやって来て、ユタカの好物のハンバーグを作ってくれ、
「私、センパイとなら男とりあってもいいです」と宣言。
同レストランで働く年下の太郎はゆうこに心底惚れていて、ユタカに傷つけられた反動で太郎とも寝てしまうゆうこ。
そして、とうとうみどりちゃんが沖縄から帰ってきた。。


西島さんは、優柔不断で軽い男役。それでも、過去に女好きな父親との複雑な関係や、
AV女優の彼女への複雑な想いを隠してるんじゃないかって思わせる繊細さが垣間見れるところが個性だね。
どのみち、どっちつかずで困った男なんだけど

で、佐藤さんは、二郎ちゃんが入っちゃってる/爆 カラオケで歌う場面では意外と上手いしw
少なくとも西島さんがシャレで歌う♪ルパン・ザ・サード よりはずっとイイ

これだけ追いかけて、追いかけて、それでもダメだったら、かえってふっ切れるだろうな。
オンチで歌おうとしなかったゆうこが歌う♪14番目の月 はわたしも好きな1曲
このふっ切れ加減は、連ドラ『モテキ』でいつかちゃんが全力で歌った♪ロックンロールは鳴り止まない に匹敵すると思った。

今作も『サヨナライツカ』同様、ありきたりなストーリーだけど、
撮り方によってはココロにじぃーんと残る作品にもなり得るんだ。


コメント