図書館で借りたCDシリーズ。
ビートルズとジョンの集大成として、それぞれのアンソロジーを借りてみた。
映画ならメイキング、絵なら素描といった、作品が完成する前段階にはあまり興味はないから
音楽もデモテープを集めたアルバムとかは、どんなに好きなアーティストでもほとんど聴かないけれども、
そいえば発売当時は相当騒いでいたし、彼らの曲ならたとえギターでつま弾いた感じでも
部屋でなにげなく流して聴くには、いいかもしれないと思った。
ブックレットも写真豊富な1冊+和訳版1冊と合わせると、1冊の伝記ぐらいなボリュームだ
諷刺曲ってのが3曲入ってて、ディランの真似をしてるんだけど、上手い!w
■Anthology Disc1-4/John Lennon
【ブックレット抜粋メモ】
「シャーロット・ムーアマンは“おかえりなさい、才能ある人!”と言って私を歓迎してくれました。
私の古い友人たち、アンディ・ウォーホール、アレン・ギンズバーグ、オーネット・コールマンなどが、
いろいろなところにつれていってくれました。
私はドラゴン・レディではなく、再び一人の人間に戻ることができました」
「“ああ神様、もう二度と私にこんな思いをさせないでください!
私は一人の人間として生きたいと願っているのです。お忘れですか?」私は心の中で言いました。
「元気そうだね」沈黙を破ったのはジョンでした。こうして、私たちは再び元の鞘に収まったのです。
「ジョンが歌っているように“だれでも失ってみて初めて、自分が手にしているものの価値が分かる”ものです。
私たちは失う前から分かっているつもりでした・・・でも実際にはわかっていなかったのですね」オノ・ヨーコ 1998
「私たち2人がいっしょに一つのことを願うと、ずっと早くそのことが実現することに気づきました。
聖書にも“2人の人間が一つになれば”という記述がありますが、まさしくそれは本当のことなのです。
今では心に念じることで手に入れようとしています。そうするほうが簡単だからという理由からではありません。
願うこと、心に念じることのほうが、旗をうち振ることよりもずっと効果的だからです。
願いは叶います。それは魔法のようです。魔法はシンプルでリアルなものなのです。
その秘密を解く鍵は、魔法がシンプルだと知ることです」
「人はだれでもみんな根は善人なんだと思い出すことができるのです。
いろいろな意味でのクリーニングに精を出せば出すほど、
願いごとが叶えられるまでの時間は、どんどん短くなっていくようです」
「この地球も大変に厳しい現実に直面していて、もうほとんどパニックになっていることは2人とも理解しています。
それでもなお、太陽はキラキラと輝いていますし、2人の間には愛があり、この街にも、国にも、地球にだって愛があるのです。
今すぐにでも大きな奇跡を数回は起こせます。
大切なのは、奇跡が自分の身に起きた時、そのことに気づいて、心から感謝することではないでしょうか。
奇跡は最初、毎日の生活の中のごく些細なこととして始まります。
やがてそれが一つの川となり、しまいには大きな海となるのです
大丈夫、世界はよくなっていきます! この地球の運命は、私たちすべてに任されているのですから」
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ 1979.5.27
ジョンの「こんなバカなことは二度と繰り返さない」というのは、当時は思いもよらなかった発言である。
世界一の名声を勝ち得たはずの人間が、実際にはまるで牢獄につながれたような状態で、どこまでも続く悪夢の中をさまよっていたなんて!
ジョンとヨーコは世間の非難が永遠に続くのではないかと思い悩み「プライマル・スクリーム」という心理療法を受けていた。
これは、患者の心の中のもっとも深い部分に横たわる苦痛、人生における「もっとも根源的なできごと」によって生まれた苦痛を思い起こさせるもので、
患者はその心の傷を受け入れることで心身の健康を取り戻すのである。
「ベッド・イン」「バッグ・イン」「ポスター・イベント」などの平和キャンペーンはユーモラスな可笑しさを基本としていた。
たとえ世界を変えようという真面目な計画であっても、そこにはユーモアがなければならない。
とくに、自分自身を笑い飛ばすようなユーモアが不可欠なのだ。
ジョンは主夫となり、世間はこの新しい「役割分担」に困惑した。
4年が過ぎ、ジョンは、新しく登場してきたニュー・ウェーブ系のバンド、とくにB-52'sの演奏を聴いておおいに感激した。
世間はやっと、ヨーコが10年前にやっていたことに追いついたのだ。
「どんな風に解釈したっていいじゃないか」とジョンは考えていた。
仏教の教えにあるように、人生には気にすべきことと、気にしなくていいことがある。
ジョンは、自分が限られた時間の中で生きているということを意識していた。
ジョンの作品が永遠に輝きを失わないのも、一見矛盾する二つの要素、二面性があったからこそなのである。
ジョンは、自分の中にある二つの要素を無理に統合しようとはしなかった。
ただ真正直に、その両方を思い切り作品の中にぶつけたのである。
ヌートピアは、土地、境界、パスポート、法律もなく、ただ人がいて、宇宙という概念がある、そんな国家だった。
ビートルズとジョンの集大成として、それぞれのアンソロジーを借りてみた。
映画ならメイキング、絵なら素描といった、作品が完成する前段階にはあまり興味はないから
音楽もデモテープを集めたアルバムとかは、どんなに好きなアーティストでもほとんど聴かないけれども、
そいえば発売当時は相当騒いでいたし、彼らの曲ならたとえギターでつま弾いた感じでも
部屋でなにげなく流して聴くには、いいかもしれないと思った。
ブックレットも写真豊富な1冊+和訳版1冊と合わせると、1冊の伝記ぐらいなボリュームだ
諷刺曲ってのが3曲入ってて、ディランの真似をしてるんだけど、上手い!w
■Anthology Disc1-4/John Lennon
【ブックレット抜粋メモ】
「シャーロット・ムーアマンは“おかえりなさい、才能ある人!”と言って私を歓迎してくれました。
私の古い友人たち、アンディ・ウォーホール、アレン・ギンズバーグ、オーネット・コールマンなどが、
いろいろなところにつれていってくれました。
私はドラゴン・レディではなく、再び一人の人間に戻ることができました」
「“ああ神様、もう二度と私にこんな思いをさせないでください!
私は一人の人間として生きたいと願っているのです。お忘れですか?」私は心の中で言いました。
「元気そうだね」沈黙を破ったのはジョンでした。こうして、私たちは再び元の鞘に収まったのです。
「ジョンが歌っているように“だれでも失ってみて初めて、自分が手にしているものの価値が分かる”ものです。
私たちは失う前から分かっているつもりでした・・・でも実際にはわかっていなかったのですね」オノ・ヨーコ 1998
「私たち2人がいっしょに一つのことを願うと、ずっと早くそのことが実現することに気づきました。
聖書にも“2人の人間が一つになれば”という記述がありますが、まさしくそれは本当のことなのです。
今では心に念じることで手に入れようとしています。そうするほうが簡単だからという理由からではありません。
願うこと、心に念じることのほうが、旗をうち振ることよりもずっと効果的だからです。
願いは叶います。それは魔法のようです。魔法はシンプルでリアルなものなのです。
その秘密を解く鍵は、魔法がシンプルだと知ることです」
「人はだれでもみんな根は善人なんだと思い出すことができるのです。
いろいろな意味でのクリーニングに精を出せば出すほど、
願いごとが叶えられるまでの時間は、どんどん短くなっていくようです」
「この地球も大変に厳しい現実に直面していて、もうほとんどパニックになっていることは2人とも理解しています。
それでもなお、太陽はキラキラと輝いていますし、2人の間には愛があり、この街にも、国にも、地球にだって愛があるのです。
今すぐにでも大きな奇跡を数回は起こせます。
大切なのは、奇跡が自分の身に起きた時、そのことに気づいて、心から感謝することではないでしょうか。
奇跡は最初、毎日の生活の中のごく些細なこととして始まります。
やがてそれが一つの川となり、しまいには大きな海となるのです
大丈夫、世界はよくなっていきます! この地球の運命は、私たちすべてに任されているのですから」
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ 1979.5.27
ジョンの「こんなバカなことは二度と繰り返さない」というのは、当時は思いもよらなかった発言である。
世界一の名声を勝ち得たはずの人間が、実際にはまるで牢獄につながれたような状態で、どこまでも続く悪夢の中をさまよっていたなんて!
ジョンとヨーコは世間の非難が永遠に続くのではないかと思い悩み「プライマル・スクリーム」という心理療法を受けていた。
これは、患者の心の中のもっとも深い部分に横たわる苦痛、人生における「もっとも根源的なできごと」によって生まれた苦痛を思い起こさせるもので、
患者はその心の傷を受け入れることで心身の健康を取り戻すのである。
「ベッド・イン」「バッグ・イン」「ポスター・イベント」などの平和キャンペーンはユーモラスな可笑しさを基本としていた。
たとえ世界を変えようという真面目な計画であっても、そこにはユーモアがなければならない。
とくに、自分自身を笑い飛ばすようなユーモアが不可欠なのだ。
ジョンは主夫となり、世間はこの新しい「役割分担」に困惑した。
4年が過ぎ、ジョンは、新しく登場してきたニュー・ウェーブ系のバンド、とくにB-52'sの演奏を聴いておおいに感激した。
世間はやっと、ヨーコが10年前にやっていたことに追いついたのだ。
「どんな風に解釈したっていいじゃないか」とジョンは考えていた。
仏教の教えにあるように、人生には気にすべきことと、気にしなくていいことがある。
ジョンは、自分が限られた時間の中で生きているということを意識していた。
ジョンの作品が永遠に輝きを失わないのも、一見矛盾する二つの要素、二面性があったからこそなのである。
ジョンは、自分の中にある二つの要素を無理に統合しようとはしなかった。
ただ真正直に、その両方を思い切り作品の中にぶつけたのである。
ヌートピアは、土地、境界、パスポート、法律もなく、ただ人がいて、宇宙という概念がある、そんな国家だった。