■『どんな人にも必ずできる ちいさなヨガ』(保健同人社)
アニール・K.セティ/著
図書館巡りで見つけた1冊。
ヨガって特別なポーズをしたりして難しい、体が硬い自分にはムリって思ってたけど、
これならできるかも?てシンプルなポーズが多かったから借りてみた。
でも、大切なのは「やったことがある」じゃなくて「ずっとやっている」、つまり継続なんだね
【内容抜粋メモ】
インドでは、食事・水分・ヨガが3つ一緒に考えられている。
生きていくのになくてはならないもの、黙っていたら身体が欲しがるもの。
身体の手入れを通じて、魂をきれいに保つ作業でもある
ヨガで大切なことは、ただ一つ。やり続けることだけ。
やさしいポーズだけでも、ポーズの途中まででも効果は変わらない。
基本の9カ条
1.完成のポーズをイメージするだけでも同じ効果がある
2.ポーズは英語、インドではアーサナという。アーサナ=座るの意。
座っていられる状態、キープしていられなかったら自分にとってまだ無理がある。無理は禁物
3.何かにこだわらないことを習慣づける。
4.左右ある時は必ず左右行う。
5.呼吸は口を閉じて鼻からゆっくり息を吸って、吐きながらポーズをする。
6.ポーズはひとつをやって必ず元に戻ってから次をやる。慌てそうになる自分を待つこともレッスン。
7.ポーズをしたら必ず休むポーズで身体を完全に緩める。
8.音楽なども流さずヨガに集中してやる。朝起きてすぐがベスト。
9.無理しない、でも諦めない。
ヨガの目標の1つは、柔軟で力のある体と心づくり。人生の最後まで使えるよう手入れすること。
a.ライオンの顔のポーズ
b.カラスのポーズ
c.ハトのポーズ(これは絶対ムリ 骨折しそう
d.ラクダのポーズ
ヨガでは「カラダは魂の乗り物」という。
正しい姿勢で、1日1分立つだけでもヨガ/驚
きちんと座るだけでも全身を鍛えられる。
自分の中の答えを聞くことがもうすでにヨガ。自分を待つこともヨガの本質。
ヨガの呼吸法は「プラーナヤーム」。プラーナ=エネルギー、気の意。
私たちをとりまくあらゆるもののエネルギー、気、力など、プラーナは呼吸によって体内に取り入れられ、
私たちはプラーナによって生かされているという考え方。
ヨガのQ&A
Q.何に効くの?
A.
・身体が至難の時期に耐えられる
・心が苦難の時期を支えられる
・楽しい時も苦しい時も自分の居場所がある
ヨガは、「やってみた」はなく「やっています」という進行形のみ。
年齢を重ねる自分と向き合うことができるのがヨガ。
Q.カンタンなポーズでいいの?
A.インドではヨガのポーズは840万種類あると言われている。つまり、ヨロズ、たくさんということ。まずは楽にできるポーズを続けること。
Q.途中までしかできなくてもいいの?
A.身体が硬い人ほど向いている。ポーズの完成とは、その形で苦痛を感じず居続けられること。
Q.瞑想は眠ることとどう違う?
A.ポーズを集中して1時間やったら、最後に必ずシヴァアーサナという休むポーズで10分ほど休む。
シヴァアーサナ=屍、死体の意。死体のように休む。完全に力が抜けた状態。
体重だけを気にしてダイエットすることはヨガでは戒めている。
カラダとココロを整えるヨガ生活のヒント
1.朝、1杯の水を飲む
2.お通じ(排便)を終わってとる食事がその日の1回目の食事。朝食・夕食ではなく1回目、2回目と数える。
お腹の中がいつもフレッシュさを保てる。
「こうあるべき」とこだわらない。できるだけ中道、偏らないように過ごすこと。
3.鼻は呼吸のため、口は食べるため。ヨガ以外の時も呼吸は鼻からの習慣を勧める。
ポーズを止める時は、ごく少なく呼吸を続ける。胸もお腹もどこもほぼ動かない呼吸が可能になる。
4.腹六分目の食事を勧める。休日はお腹を休ませよう。
5.「始まれば、終わる」。できるだけ環境に合わせて楽しく暮らすこと。
それにはまず、我慢できる強い意志と、それを支える柔軟で粘り強いカラダをつくること。
6.怒りをコントロールする。喜びの蓄積は難しいが、怒りの蓄積はカンタン。
口を軽めに開けて上下の歯の隙間から舌先をちょっと出すのが怒りのコントロール。
誰かに怒っているつもりが、問い質していくと、実は自分に対しての怒りだったりもあるはず。
時間をかけて怒りの本質を探ることは、自分を知ることのレッスンのひとつ。
7.インドのことわざ「眠くなるまでベッドに近づくな」
眠れない夜が続いたら、便利で快適な生活の副産物だと考えて、満たされた生活が送れることに感謝してもいいかもしれない。
8.断食の意味
暑さが厳しい国では胃を休めるのが習慣。胃や腸は眠っている時も働きづめ。
まずは休みの日に、お茶や水分は十分とって、夕食まで食べないことを試してみる。
ムリならヨーグルトやりんごを食べる。空腹が気持ち良い感覚になる。
9.ヨガは難しくない。難しいのは続けること
ブームがあると教室が満員になるが、1年後には2%しか残らないのが現実。
たとえ月1回でも、毎日5分だけでも、一生続けることが大切。
10.他の人と比べない
小さい時から比べることで優劣をつけてきたけれど、ヨガに出会ったら、そこから去る。
比べるとしたら他の人とではなく自分と比べよう。
11.できないポーズはパス
一人ひとり体つきは違う。始めた時の自分が基準と思う。この自分をできるかぎり保っていることが目的。
カラダは全身つながっている。できることだけやっているだけでつながっていくのが人体の不思議。
12.目を閉じる時間が必要
目を閉じたら情報の入り口は耳だけと思いがちだが、全身が集中することを忘れがち。
皮膚も、細胞の1つひとつが目の代わりになろうと働き出す。
目で見る情報は片寄る。時々目を閉じて、全身を使ってみる。
この習慣はやがて漠然とした不安感を無くし、自分に対する自信、信頼感を育ててくれる。
13.良いこと、好きなことをはっきりとイメージする
せっかく目を閉じても、嫌なことばかり思い浮かべる自分とサヨナラする。
簡単ではっきりとした良いこと、好きなことを思う。なんでもいいが、条件は1つだけの選択!
14.ながらヨガはない
たとえ1分間でも、その時間はそれだけに集中して行うことをヨガという。スポーツとヨガは違う。
15.たくさんポーズができるからといって偉くはない
ポーズの数より、味わうこと。頭とカラダが合致することが目標。
病気や事故をしたとしても、今の自分が気持ちよくできることを根気良くし続けていくだけ。
インドの師は「将来に大きな希望を持たないこと」を弟子や生徒に教えた。
“今の積み重ね”が、やがて将来を創るから。
16.アムリタが溢れる日まで
ヨガを2~3年続けていると、口の中に甘い唾がたくさん出てくる状態を経験する。日々の生活でも口内の清潔が保たれる。
年齢を重ねると唾は出にくくなり、甘くない。サラサラとして透明な赤ちゃんのよだれと同じ唾になるのが「アムリタ」。
17.人生の4期
大昔、インドで発祥したヨガは、人生を4期に分けてとらえる。学生期・家住期・林住期・遊行期。1期は25年ほど。
カラダの機能は50年ほどで消耗されると言うが、手入れをしつつ、遊行期には欲も物質も手放して人生の終末期に向かうという考え。
シニア世代こそヨガを始めるのに最も適している。終末期に向かうココロの仕度にも優れた修練法。
インドのことわざに「どんなバカな師でも、弟子が賢ければ学べることはある」というのがある
高いレッスン料をとるところ、サプリなどをムリに販売する教室もやめたほうが無難。
ヨガは本来道具も何も使わないのが正当。それを目安に良い教室やレッスン場を見つけるのがポイント。
【あとがき抜粋メモ】
ヨガの教えでは「凡人が自分の意を伝えることができる最大の数は10人」と言われているため、両手の数で円座で行う。
初心者向けも上級者向けもないため、同じレッスンを行う。
ヨガをしていても、体調が悪い日はある。
でも、なぜか不安感がない。1時間ほどヨガに集中するとまた何となく元気に過ごせる。
ヨガ仲間はこれを「わけのわからない自信」と命名している。
アニール・K.セティ/著
図書館巡りで見つけた1冊。
ヨガって特別なポーズをしたりして難しい、体が硬い自分にはムリって思ってたけど、
これならできるかも?てシンプルなポーズが多かったから借りてみた。
でも、大切なのは「やったことがある」じゃなくて「ずっとやっている」、つまり継続なんだね
【内容抜粋メモ】
インドでは、食事・水分・ヨガが3つ一緒に考えられている。
生きていくのになくてはならないもの、黙っていたら身体が欲しがるもの。
身体の手入れを通じて、魂をきれいに保つ作業でもある
ヨガで大切なことは、ただ一つ。やり続けることだけ。
やさしいポーズだけでも、ポーズの途中まででも効果は変わらない。
基本の9カ条
1.完成のポーズをイメージするだけでも同じ効果がある
2.ポーズは英語、インドではアーサナという。アーサナ=座るの意。
座っていられる状態、キープしていられなかったら自分にとってまだ無理がある。無理は禁物
3.何かにこだわらないことを習慣づける。
4.左右ある時は必ず左右行う。
5.呼吸は口を閉じて鼻からゆっくり息を吸って、吐きながらポーズをする。
6.ポーズはひとつをやって必ず元に戻ってから次をやる。慌てそうになる自分を待つこともレッスン。
7.ポーズをしたら必ず休むポーズで身体を完全に緩める。
8.音楽なども流さずヨガに集中してやる。朝起きてすぐがベスト。
9.無理しない、でも諦めない。
ヨガの目標の1つは、柔軟で力のある体と心づくり。人生の最後まで使えるよう手入れすること。
a.ライオンの顔のポーズ
b.カラスのポーズ
c.ハトのポーズ(これは絶対ムリ 骨折しそう
d.ラクダのポーズ
ヨガでは「カラダは魂の乗り物」という。
正しい姿勢で、1日1分立つだけでもヨガ/驚
きちんと座るだけでも全身を鍛えられる。
自分の中の答えを聞くことがもうすでにヨガ。自分を待つこともヨガの本質。
ヨガの呼吸法は「プラーナヤーム」。プラーナ=エネルギー、気の意。
私たちをとりまくあらゆるもののエネルギー、気、力など、プラーナは呼吸によって体内に取り入れられ、
私たちはプラーナによって生かされているという考え方。
ヨガのQ&A
Q.何に効くの?
A.
・身体が至難の時期に耐えられる
・心が苦難の時期を支えられる
・楽しい時も苦しい時も自分の居場所がある
ヨガは、「やってみた」はなく「やっています」という進行形のみ。
年齢を重ねる自分と向き合うことができるのがヨガ。
Q.カンタンなポーズでいいの?
A.インドではヨガのポーズは840万種類あると言われている。つまり、ヨロズ、たくさんということ。まずは楽にできるポーズを続けること。
Q.途中までしかできなくてもいいの?
A.身体が硬い人ほど向いている。ポーズの完成とは、その形で苦痛を感じず居続けられること。
Q.瞑想は眠ることとどう違う?
A.ポーズを集中して1時間やったら、最後に必ずシヴァアーサナという休むポーズで10分ほど休む。
シヴァアーサナ=屍、死体の意。死体のように休む。完全に力が抜けた状態。
体重だけを気にしてダイエットすることはヨガでは戒めている。
カラダとココロを整えるヨガ生活のヒント
1.朝、1杯の水を飲む
2.お通じ(排便)を終わってとる食事がその日の1回目の食事。朝食・夕食ではなく1回目、2回目と数える。
お腹の中がいつもフレッシュさを保てる。
「こうあるべき」とこだわらない。できるだけ中道、偏らないように過ごすこと。
3.鼻は呼吸のため、口は食べるため。ヨガ以外の時も呼吸は鼻からの習慣を勧める。
ポーズを止める時は、ごく少なく呼吸を続ける。胸もお腹もどこもほぼ動かない呼吸が可能になる。
4.腹六分目の食事を勧める。休日はお腹を休ませよう。
5.「始まれば、終わる」。できるだけ環境に合わせて楽しく暮らすこと。
それにはまず、我慢できる強い意志と、それを支える柔軟で粘り強いカラダをつくること。
6.怒りをコントロールする。喜びの蓄積は難しいが、怒りの蓄積はカンタン。
口を軽めに開けて上下の歯の隙間から舌先をちょっと出すのが怒りのコントロール。
誰かに怒っているつもりが、問い質していくと、実は自分に対しての怒りだったりもあるはず。
時間をかけて怒りの本質を探ることは、自分を知ることのレッスンのひとつ。
7.インドのことわざ「眠くなるまでベッドに近づくな」
眠れない夜が続いたら、便利で快適な生活の副産物だと考えて、満たされた生活が送れることに感謝してもいいかもしれない。
8.断食の意味
暑さが厳しい国では胃を休めるのが習慣。胃や腸は眠っている時も働きづめ。
まずは休みの日に、お茶や水分は十分とって、夕食まで食べないことを試してみる。
ムリならヨーグルトやりんごを食べる。空腹が気持ち良い感覚になる。
9.ヨガは難しくない。難しいのは続けること
ブームがあると教室が満員になるが、1年後には2%しか残らないのが現実。
たとえ月1回でも、毎日5分だけでも、一生続けることが大切。
10.他の人と比べない
小さい時から比べることで優劣をつけてきたけれど、ヨガに出会ったら、そこから去る。
比べるとしたら他の人とではなく自分と比べよう。
11.できないポーズはパス
一人ひとり体つきは違う。始めた時の自分が基準と思う。この自分をできるかぎり保っていることが目的。
カラダは全身つながっている。できることだけやっているだけでつながっていくのが人体の不思議。
12.目を閉じる時間が必要
目を閉じたら情報の入り口は耳だけと思いがちだが、全身が集中することを忘れがち。
皮膚も、細胞の1つひとつが目の代わりになろうと働き出す。
目で見る情報は片寄る。時々目を閉じて、全身を使ってみる。
この習慣はやがて漠然とした不安感を無くし、自分に対する自信、信頼感を育ててくれる。
13.良いこと、好きなことをはっきりとイメージする
せっかく目を閉じても、嫌なことばかり思い浮かべる自分とサヨナラする。
簡単ではっきりとした良いこと、好きなことを思う。なんでもいいが、条件は1つだけの選択!
14.ながらヨガはない
たとえ1分間でも、その時間はそれだけに集中して行うことをヨガという。スポーツとヨガは違う。
15.たくさんポーズができるからといって偉くはない
ポーズの数より、味わうこと。頭とカラダが合致することが目標。
病気や事故をしたとしても、今の自分が気持ちよくできることを根気良くし続けていくだけ。
インドの師は「将来に大きな希望を持たないこと」を弟子や生徒に教えた。
“今の積み重ね”が、やがて将来を創るから。
16.アムリタが溢れる日まで
ヨガを2~3年続けていると、口の中に甘い唾がたくさん出てくる状態を経験する。日々の生活でも口内の清潔が保たれる。
年齢を重ねると唾は出にくくなり、甘くない。サラサラとして透明な赤ちゃんのよだれと同じ唾になるのが「アムリタ」。
17.人生の4期
大昔、インドで発祥したヨガは、人生を4期に分けてとらえる。学生期・家住期・林住期・遊行期。1期は25年ほど。
カラダの機能は50年ほどで消耗されると言うが、手入れをしつつ、遊行期には欲も物質も手放して人生の終末期に向かうという考え。
シニア世代こそヨガを始めるのに最も適している。終末期に向かうココロの仕度にも優れた修練法。
インドのことわざに「どんなバカな師でも、弟子が賢ければ学べることはある」というのがある
高いレッスン料をとるところ、サプリなどをムリに販売する教室もやめたほうが無難。
ヨガは本来道具も何も使わないのが正当。それを目安に良い教室やレッスン場を見つけるのがポイント。
【あとがき抜粋メモ】
ヨガの教えでは「凡人が自分の意を伝えることができる最大の数は10人」と言われているため、両手の数で円座で行う。
初心者向けも上級者向けもないため、同じレッスンを行う。
ヨガをしていても、体調が悪い日はある。
でも、なぜか不安感がない。1時間ほどヨガに集中するとまた何となく元気に過ごせる。
ヨガ仲間はこれを「わけのわからない自信」と命名している。