■技か美か 何を"魅せる"? 進化する冬季五輪@週刊ニュース深読み
専門家:
友添 秀則さん(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
八木沼 純子さん(スポーツコメンテーター)
刈屋 富士雄(NHK 解説委員)
ゲスト:
木本 武宏さん(タレント)
千秋さん(タレント)
まさか「深読み」でゆづくんらを取り上げるとはねえ!
首藤アナがフィギュアスケート大好きなんだとか
でも、目的はやっぱり番宣だった
徳永アナが、複雑なフィギュアスケートのジャッジ、ルールの仕組みを
分かりやすくプレゼンしてくれて、やっと今ごろなんとなく全体像が見えた
まあ、スポーツは観て楽しければいいんだけど
【内容抜粋メモ】
フィギュアスケートの複雑なルールを簡単に説明
リンクサイドに12人のジャッジがいて、選手の演技に点数をつけて優劣を競うスポーツ
●「技術判定員」3人が技を認定
(こんなグループに分かれているって今さら知った/驚
微妙な判定では「レビュー」(ビデオを見て)確認する
●「プログラム構成」
ショート、フリーともに跳ばなければいけないジャンプの種類、数、
さまざまな技の要素が決まっている
同じジャンプは2回まで、1つは単独、もう1つはコンビネーションジャンプにすること
同じジャンプを3回跳んだらゼロ点になってしまう、などなど
●技にはそれぞれ「基礎点」がある
例:
レイバックスピン 1.2~2.7点
3トゥーループ 4.3点
トリプルアクセル 8.5点
●5項目ある「演技構成点(芸術性)」を他の9人がジャッジ
●勝敗を左右する「出来栄え点(GEO)」
完成度によって「加点」される ミスると「減点」される
Q:上手さは何が基準?
刈屋:
選手によって全然違う
1回の滑りの伸び、重心の乗り方などは、プロから観れば一目瞭然
八木沼:
スポンサーの広告を見ると、それぞれのスピードの速さ加減が分かると思う
9人のジャッジのバラつきはそれほどない
国際試合、国内試合だけのジャッジに分かれていて、級がある
オリンピック専門のジャッジもいる
技術+芸術性をほぼ半々にして点数を出して優劣を競う(ん?この辺分からなかった
●フィギュアスケートの時代を大きく変えた羽生結弦
人形が下の人の手作業でクルクル回転 4回転してちょい回り過ぎてたww
技術+芸術性、どちらもスゴイと世界が認めている
ソチオリンピックからずっと世界ランキング1位をキープ
●男子は4回転ジャンプの時代 難度によって基礎点が違う
●羽生結弦は次々と世界記録を更新
羽生結弦の2015年の平均は9.8点台だった
世界のトップ選手は9点台でやっと世界のトップと認められる
この記録はまだ誰にも破られていない
それまでは総合300点を超える選手はいなかった
その後も4ループ、4ルッツを体得し、さらに進化し続けている
●羽生結弦を追うライバルたち
羽生結弦が一気にレヴェルを引き上げたために、他の選手も成長してきた
4回転ジャンプを5種類跳ぶネイサン・チェン(アメリカ)
高い芸術性が評価されるハビエル・フェルナンデス(スペイン)
(この顔写真はどーなの?w
世界ランキング2位 羽生を追う日本人男子、宇野昌磨
上位5人とも300点を超える時代になった
●技か美か?!
昔は1回転の時代から始まった/驚
今は、理論上は5回転も可能だろうと言われている
Q:道具や環境などが進化したため?
A:
スケート靴は、20年前からそれほど変わっていないが
ブレード(刃)や衣装は、ジャンプをより跳ぶために軽量化されている
●4回転のリスク 怪我が増える
今は、ヒトの体の限界に挑戦している時代
熾烈なトップ争いも要因
4回転をただ跳べばいい時代は終わり、出来栄え点が勝敗を分ける
八木沼:
ミスをせず、完成度を上げること
基礎点+GOEのプラス3をいかにもらえるか
●プルシェンコvsライサチェック
バンクーバーオリンピックの1つ前、ソルトレイクオリンピックで
アレクセイ選手が4回転を跳び、プルシェンコ選手も跳んで「4回転時代」に突入したと言われる
バンクーバーオリンピックから4回転の確実性、プログラム全体の評価が求められるようになった
<ソルトレイクオリンピックで金メダリストが2人!>
ペアで金メダルが2個になり、結果的にロシアが1位、カナダは2位になった
その時、カナダ選手はノーミスで、ロシア選手は1つミスがあり、これはおかしいと論争になった
「国際オリンピック委員会」は、最終的に2人に金メダルを渡した
その後、「採点方法の見直し」が何度もあり、今に至っている
Q:ジャッジも人間だから好き嫌いもあるのでは?
A:ある
羽生結弦のフリープログラム「SEIMEI」は「和」のテイストを入れていて
その内面性も高く評価されている 高橋大輔も同じく芸術性が高い
芸術的要素が入ると必ず好き嫌いは発生する
バンクーバーオリンピックの話に戻ると、ライサチェック選手はそれまで完璧な演技がなかなか出来なかった
それに比べて、プルシェンコ選手はつねに完璧 トリノオリンピックでも金メダルをとった
ジャッジは「プルシェンコ選手はスゴイ」という先入観があるが
ライサチェック選手は本番で最高の演技をした
プルシェンコ選手も良かったが、本来の彼ならもっと出来たのでは?と思ってしまい
点が抑えられた部分はあると思う
(滑走順もポイントだね
刈屋:
この時、高橋大輔選手と一緒に観ていて、「これはプルシェンコの連覇だね」と言っていたが
結果は、ライサチェック選手が金メダルをとった
同じく、高橋大輔選手が4回転を成功していたら金メダルとれたと思う 後から考えれば
八木沼:
その時の場の空気の流れもある
もっと言えば、ジャッジと選手は、同じホテルにずっと滞在しているので
ホテルでも部屋以外はいつも見られている
ホテルでどんな服装だとかまで大事だったりする 印象が変わる(!!
ジャッジの方は練習もすべて観ている
刈屋:
羽生選手は、2年前と同じプログラムを演るが
これまでの常識では、それは金メダルがとれない選択
なぜなら、最高だった自分を自分が越えなければならないから
でも、新たな4回転ジャンプを加えて臨んでいる
(解説者の話しっぷりが修造さん並みにヒートアップしてる
アナ:視聴者の意見で「羽生選手の怪我が心配」「今の状況を知りたい」という声が多く来ています
●団体戦を回避する選択はよい
八木沼:
足の状態を考えると温存したい気持ちもあると思う
団体戦と個人戦の間の1週間は貴重
刈屋:ソチでは、団体戦で活躍した選手は、シングルスでみんな崩れている
友添:いきなり本番は、本人にとって賭けだと思う
八木沼:
でも、彼はアクシデントがあるたびに、それをプラスに転じる力がある
今回もやってくれると思います
刈屋:それだけのプレッシャーを力にかえられる特殊な能力を持っています
八木沼:
プログラム構成を少しかえる可能性はあると思う
確実にプラス3をとれるような、総合的に点数のとれる構成にするのでは?
(どんどんハードル上がっていくねえ
<FAX・メールでは、技と美にまっぷたつに割れた>
友添:
美を競うスポーツはあまりない 新しいスポーツの形を示している
刈屋:
テレビだとなかなか伝わりにくいが、生で観ると全然違うことが分かる
友添:
臨場感がありますよね
羽生選手は、衣装・音楽など、物語を自分で作っているのが大きな特徴
●女子シングルスにも注目
八木沼:
まずシーズンオフに曲を決めて、振付を決めて、衣装・ヘアメイクを決めるという段取り
自分の個性に合ったものを、いかにうまく体現できるかが大事
男女ともにトータルバランス
自分で自分を上手くプロデュースできることが求められる
●世界のオリンピック離れをどうするか?
友添:
冬季オリンピックの中でもフィギュアスケートは花形と言われている
世界ではオリンピック離れが進んでいる
それを食い止める最後の切り札が羽生選手、フィギュアスケートと言われている(そこまで!
アナ:
今回も新しい種目が次々にスタートします
テレビで観て面白い種目が増える傾向にある
●オリンピックの「百貨店」化!?
「ビッグエア」
「マススタート」
友添:
16周するので、最初から全力を出さず、駆け引きが見どころ
同じ国の2人がペアになって、作戦を立てる 日本人が強い競技の1つです
●年々増え続ける種目
(増えすぎて、オリンピック離れが進んだとか?
友添:
夏は日程的にいっぱいいっぱいだが、冬季はスケジュール的に余裕がある
若者に人気の種目をどんどん入れることで、オリンピックの百貨店化が起きているのではないかと思う
いろんな商品を並べて、人気のあるものは残して、人気のないものは、次でかえる
実際、アメリカの賞金大会「X Games」からきている種目も多い
視聴率を取るには、サーカスみたいによりアクロバティックな要素を入れだしている
刈屋:
冬季オリンピックは、北の国に限られていて、自分からやりたい!というところから始まるスポーツが多い
スキーなどもそう 温かい国の人たちはあまり興味が湧かない
より若者にウケて、テレビ映えする競技を入れたり、ルールをかえたりしている
友添:
スノーモービルで回転するスポーツまであって、そこまでいくと
オリンピックって何だろう?て話になってくる
(すべて金絡みで商業化したってことね
八木沼:
元選手の立場から言うと、日本に100年先もフィギュアスケートが残ってほしいが
日本のリンクは今あまり状況が良くなくて、閉鎖されたりしている中で選手は一生懸命練習している
オリンピックを観て、若い人たちが「やってみたい!」「近くにリンクがあるから行ってみよう」
って思う「環境づくり」を地域密着型にしていくのも大事
(テニスも同じだな
●「コンパルソリー(規定)」時代
八木沼:
みんながすごい近くで見ている前で、いろんなターンを6つやり、その技術を競う
こういう所からフィギュアスケートは始まっている(驚
とっても地味だけれども、すごく難しい 私は好きでしたが、廃止されましたw
刈屋:
見ている人はよく分からない
技か美か、ジャッジも長年揺れ動きながら、今に至っている
友添:
スノーボードなどは、10代の選手がオリンピックに出られる(フィギュアスケートもね
勇気も必要だし、半分命がけでやっている
刈屋:
いきすぎたと思うと、ルールをまた変えていくという繰り返しです
八木沼:
来シーズンは、フィギュアスケートもまた大幅なルール変更があると思う
今回のオリンピックが「最高得点がどれだけ出るか」という最後の大会になるかもしれない
(また!? サイクルの速さに対応する選手も大変だ
それに最初から対応して育つ若い選手が有利になるのでは?
でも、技術レヴェルを上げすぎて、怪我が増えたら元も子もないものね
友添:
観戦する年齢によっても好き嫌いの嗜好が違うから
「IOC」は、全部の種目を抱えていきたいと思っている
刈屋:
フィギュアスケートは、スケーティングを観るスポーツとして観て欲しいですね
<今週のグラフィックレコーディング>
追。
●ロシア選手@ピョンチャンオリンピック
これまでは、ロシアと大きく国名が書かれたウエアは
「ロシア出身の選手」の文字が小さく入る地味なものに変えられた
プーチンのスピーチ
「みなさんを守れなかったことを申し訳なく思います」
(国絡みが疑われてるんじゃなくて?
そんな大統領の言葉を受けて、選手からは
「ロシアは私たちの心の中にある」と書かれたトレーナーを贈った
メドベージェワも出てくれるよね?
●羽生は個人戦のみ出場=4回転ルッツ回避へ―オーサー・コーチ
“ブライアン・オーサー・コーチは6日、本番会場で取材に応じ、
右足首負傷から復帰を目指す羽生が9日から始まる団体を回避し、16日からの個人戦に絞ることを明らかにした。
オーサー氏は「個人戦までに100%になる。練習もよくできており、楽観している。私も彼自身も信じている」と述べた。
負傷の原因となった4回転ルッツについては「試合で入れる準備ができていない」と話し、本番では回避する見通しを示した。
ループ、サルコー、トーループの4回転を含む他のジャンプは練習しているという。
団体を回避することについて、オーサー氏は「目標はあくまで男子連覇。
難しい決断だったが(復帰へ向け)追加の時間が必要だ」と話した。
羽生は1月上旬に氷上練習を再開した。
オーサー氏によると、プログラムの曲をかけて演技を通す練習もこなしており、
先週からはスタミナを戻すためのトレーニングをこなしているという。”
なにより、ムリせず、自分が納得できる形で楽しんできてほしい 応援してるよー!!
専門家:
友添 秀則さん(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
八木沼 純子さん(スポーツコメンテーター)
刈屋 富士雄(NHK 解説委員)
ゲスト:
木本 武宏さん(タレント)
千秋さん(タレント)
まさか「深読み」でゆづくんらを取り上げるとはねえ!
首藤アナがフィギュアスケート大好きなんだとか
でも、目的はやっぱり番宣だった
徳永アナが、複雑なフィギュアスケートのジャッジ、ルールの仕組みを
分かりやすくプレゼンしてくれて、やっと今ごろなんとなく全体像が見えた
まあ、スポーツは観て楽しければいいんだけど
【内容抜粋メモ】
フィギュアスケートの複雑なルールを簡単に説明
リンクサイドに12人のジャッジがいて、選手の演技に点数をつけて優劣を競うスポーツ
●「技術判定員」3人が技を認定
(こんなグループに分かれているって今さら知った/驚
微妙な判定では「レビュー」(ビデオを見て)確認する
●「プログラム構成」
ショート、フリーともに跳ばなければいけないジャンプの種類、数、
さまざまな技の要素が決まっている
同じジャンプは2回まで、1つは単独、もう1つはコンビネーションジャンプにすること
同じジャンプを3回跳んだらゼロ点になってしまう、などなど
●技にはそれぞれ「基礎点」がある
例:
レイバックスピン 1.2~2.7点
3トゥーループ 4.3点
トリプルアクセル 8.5点
●5項目ある「演技構成点(芸術性)」を他の9人がジャッジ
●勝敗を左右する「出来栄え点(GEO)」
完成度によって「加点」される ミスると「減点」される
Q:上手さは何が基準?
刈屋:
選手によって全然違う
1回の滑りの伸び、重心の乗り方などは、プロから観れば一目瞭然
八木沼:
スポンサーの広告を見ると、それぞれのスピードの速さ加減が分かると思う
9人のジャッジのバラつきはそれほどない
国際試合、国内試合だけのジャッジに分かれていて、級がある
オリンピック専門のジャッジもいる
技術+芸術性をほぼ半々にして点数を出して優劣を競う(ん?この辺分からなかった
●フィギュアスケートの時代を大きく変えた羽生結弦
人形が下の人の手作業でクルクル回転 4回転してちょい回り過ぎてたww
技術+芸術性、どちらもスゴイと世界が認めている
ソチオリンピックからずっと世界ランキング1位をキープ
●男子は4回転ジャンプの時代 難度によって基礎点が違う
●羽生結弦は次々と世界記録を更新
羽生結弦の2015年の平均は9.8点台だった
世界のトップ選手は9点台でやっと世界のトップと認められる
この記録はまだ誰にも破られていない
それまでは総合300点を超える選手はいなかった
その後も4ループ、4ルッツを体得し、さらに進化し続けている
●羽生結弦を追うライバルたち
羽生結弦が一気にレヴェルを引き上げたために、他の選手も成長してきた
4回転ジャンプを5種類跳ぶネイサン・チェン(アメリカ)
高い芸術性が評価されるハビエル・フェルナンデス(スペイン)
(この顔写真はどーなの?w
世界ランキング2位 羽生を追う日本人男子、宇野昌磨
上位5人とも300点を超える時代になった
●技か美か?!
昔は1回転の時代から始まった/驚
今は、理論上は5回転も可能だろうと言われている
Q:道具や環境などが進化したため?
A:
スケート靴は、20年前からそれほど変わっていないが
ブレード(刃)や衣装は、ジャンプをより跳ぶために軽量化されている
●4回転のリスク 怪我が増える
今は、ヒトの体の限界に挑戦している時代
熾烈なトップ争いも要因
4回転をただ跳べばいい時代は終わり、出来栄え点が勝敗を分ける
八木沼:
ミスをせず、完成度を上げること
基礎点+GOEのプラス3をいかにもらえるか
●プルシェンコvsライサチェック
バンクーバーオリンピックの1つ前、ソルトレイクオリンピックで
アレクセイ選手が4回転を跳び、プルシェンコ選手も跳んで「4回転時代」に突入したと言われる
バンクーバーオリンピックから4回転の確実性、プログラム全体の評価が求められるようになった
<ソルトレイクオリンピックで金メダリストが2人!>
ペアで金メダルが2個になり、結果的にロシアが1位、カナダは2位になった
その時、カナダ選手はノーミスで、ロシア選手は1つミスがあり、これはおかしいと論争になった
「国際オリンピック委員会」は、最終的に2人に金メダルを渡した
その後、「採点方法の見直し」が何度もあり、今に至っている
Q:ジャッジも人間だから好き嫌いもあるのでは?
A:ある
羽生結弦のフリープログラム「SEIMEI」は「和」のテイストを入れていて
その内面性も高く評価されている 高橋大輔も同じく芸術性が高い
芸術的要素が入ると必ず好き嫌いは発生する
バンクーバーオリンピックの話に戻ると、ライサチェック選手はそれまで完璧な演技がなかなか出来なかった
それに比べて、プルシェンコ選手はつねに完璧 トリノオリンピックでも金メダルをとった
ジャッジは「プルシェンコ選手はスゴイ」という先入観があるが
ライサチェック選手は本番で最高の演技をした
プルシェンコ選手も良かったが、本来の彼ならもっと出来たのでは?と思ってしまい
点が抑えられた部分はあると思う
(滑走順もポイントだね
刈屋:
この時、高橋大輔選手と一緒に観ていて、「これはプルシェンコの連覇だね」と言っていたが
結果は、ライサチェック選手が金メダルをとった
同じく、高橋大輔選手が4回転を成功していたら金メダルとれたと思う 後から考えれば
八木沼:
その時の場の空気の流れもある
もっと言えば、ジャッジと選手は、同じホテルにずっと滞在しているので
ホテルでも部屋以外はいつも見られている
ホテルでどんな服装だとかまで大事だったりする 印象が変わる(!!
ジャッジの方は練習もすべて観ている
刈屋:
羽生選手は、2年前と同じプログラムを演るが
これまでの常識では、それは金メダルがとれない選択
なぜなら、最高だった自分を自分が越えなければならないから
でも、新たな4回転ジャンプを加えて臨んでいる
(解説者の話しっぷりが修造さん並みにヒートアップしてる
アナ:視聴者の意見で「羽生選手の怪我が心配」「今の状況を知りたい」という声が多く来ています
●団体戦を回避する選択はよい
八木沼:
足の状態を考えると温存したい気持ちもあると思う
団体戦と個人戦の間の1週間は貴重
刈屋:ソチでは、団体戦で活躍した選手は、シングルスでみんな崩れている
友添:いきなり本番は、本人にとって賭けだと思う
八木沼:
でも、彼はアクシデントがあるたびに、それをプラスに転じる力がある
今回もやってくれると思います
刈屋:それだけのプレッシャーを力にかえられる特殊な能力を持っています
八木沼:
プログラム構成を少しかえる可能性はあると思う
確実にプラス3をとれるような、総合的に点数のとれる構成にするのでは?
(どんどんハードル上がっていくねえ
<FAX・メールでは、技と美にまっぷたつに割れた>
友添:
美を競うスポーツはあまりない 新しいスポーツの形を示している
刈屋:
テレビだとなかなか伝わりにくいが、生で観ると全然違うことが分かる
友添:
臨場感がありますよね
羽生選手は、衣装・音楽など、物語を自分で作っているのが大きな特徴
●女子シングルスにも注目
八木沼:
まずシーズンオフに曲を決めて、振付を決めて、衣装・ヘアメイクを決めるという段取り
自分の個性に合ったものを、いかにうまく体現できるかが大事
男女ともにトータルバランス
自分で自分を上手くプロデュースできることが求められる
●世界のオリンピック離れをどうするか?
友添:
冬季オリンピックの中でもフィギュアスケートは花形と言われている
世界ではオリンピック離れが進んでいる
それを食い止める最後の切り札が羽生選手、フィギュアスケートと言われている(そこまで!
アナ:
今回も新しい種目が次々にスタートします
テレビで観て面白い種目が増える傾向にある
●オリンピックの「百貨店」化!?
「ビッグエア」
「マススタート」
友添:
16周するので、最初から全力を出さず、駆け引きが見どころ
同じ国の2人がペアになって、作戦を立てる 日本人が強い競技の1つです
●年々増え続ける種目
(増えすぎて、オリンピック離れが進んだとか?
友添:
夏は日程的にいっぱいいっぱいだが、冬季はスケジュール的に余裕がある
若者に人気の種目をどんどん入れることで、オリンピックの百貨店化が起きているのではないかと思う
いろんな商品を並べて、人気のあるものは残して、人気のないものは、次でかえる
実際、アメリカの賞金大会「X Games」からきている種目も多い
視聴率を取るには、サーカスみたいによりアクロバティックな要素を入れだしている
刈屋:
冬季オリンピックは、北の国に限られていて、自分からやりたい!というところから始まるスポーツが多い
スキーなどもそう 温かい国の人たちはあまり興味が湧かない
より若者にウケて、テレビ映えする競技を入れたり、ルールをかえたりしている
友添:
スノーモービルで回転するスポーツまであって、そこまでいくと
オリンピックって何だろう?て話になってくる
(すべて金絡みで商業化したってことね
八木沼:
元選手の立場から言うと、日本に100年先もフィギュアスケートが残ってほしいが
日本のリンクは今あまり状況が良くなくて、閉鎖されたりしている中で選手は一生懸命練習している
オリンピックを観て、若い人たちが「やってみたい!」「近くにリンクがあるから行ってみよう」
って思う「環境づくり」を地域密着型にしていくのも大事
(テニスも同じだな
●「コンパルソリー(規定)」時代
八木沼:
みんながすごい近くで見ている前で、いろんなターンを6つやり、その技術を競う
こういう所からフィギュアスケートは始まっている(驚
とっても地味だけれども、すごく難しい 私は好きでしたが、廃止されましたw
刈屋:
見ている人はよく分からない
技か美か、ジャッジも長年揺れ動きながら、今に至っている
友添:
スノーボードなどは、10代の選手がオリンピックに出られる(フィギュアスケートもね
勇気も必要だし、半分命がけでやっている
刈屋:
いきすぎたと思うと、ルールをまた変えていくという繰り返しです
八木沼:
来シーズンは、フィギュアスケートもまた大幅なルール変更があると思う
今回のオリンピックが「最高得点がどれだけ出るか」という最後の大会になるかもしれない
(また!? サイクルの速さに対応する選手も大変だ
それに最初から対応して育つ若い選手が有利になるのでは?
でも、技術レヴェルを上げすぎて、怪我が増えたら元も子もないものね
友添:
観戦する年齢によっても好き嫌いの嗜好が違うから
「IOC」は、全部の種目を抱えていきたいと思っている
刈屋:
フィギュアスケートは、スケーティングを観るスポーツとして観て欲しいですね
<今週のグラフィックレコーディング>
追。
●ロシア選手@ピョンチャンオリンピック
これまでは、ロシアと大きく国名が書かれたウエアは
「ロシア出身の選手」の文字が小さく入る地味なものに変えられた
プーチンのスピーチ
「みなさんを守れなかったことを申し訳なく思います」
(国絡みが疑われてるんじゃなくて?
そんな大統領の言葉を受けて、選手からは
「ロシアは私たちの心の中にある」と書かれたトレーナーを贈った
メドベージェワも出てくれるよね?
●羽生は個人戦のみ出場=4回転ルッツ回避へ―オーサー・コーチ
“ブライアン・オーサー・コーチは6日、本番会場で取材に応じ、
右足首負傷から復帰を目指す羽生が9日から始まる団体を回避し、16日からの個人戦に絞ることを明らかにした。
オーサー氏は「個人戦までに100%になる。練習もよくできており、楽観している。私も彼自身も信じている」と述べた。
負傷の原因となった4回転ルッツについては「試合で入れる準備ができていない」と話し、本番では回避する見通しを示した。
ループ、サルコー、トーループの4回転を含む他のジャンプは練習しているという。
団体を回避することについて、オーサー氏は「目標はあくまで男子連覇。
難しい決断だったが(復帰へ向け)追加の時間が必要だ」と話した。
羽生は1月上旬に氷上練習を再開した。
オーサー氏によると、プログラムの曲をかけて演技を通す練習もこなしており、
先週からはスタミナを戻すためのトレーニングをこなしているという。”
なにより、ムリせず、自分が納得できる形で楽しんできてほしい 応援してるよー!!