■急増する備蓄食品ロス@あさイチ
“東日本大震災後、巨大災害の被害想定が見直され、自治体や企業は備えを強化してきました。
避難者や帰宅困難者のために備蓄食品を増やしてきた一方で、賞味期限が5年というものが多いため、
ここ数年で処分されてしまう食品が急増しています。
こうした現状や、備蓄食品を給食で活用する取り組みを取材しました。”
ゲスト:把瑠都さん(タレント)、広瀬アリスさん(俳優)
リポーター:遠藤亮アナウンサー
食べ物を捨てる映像を見るとクラクラする
便利さ、新しさ、飽食などに慣れて、無意識に捨てられていく大量のモノたち
以前、派遣で行っていたネットショッピングの仕事でも、画像を撮った後の商品は
食品、日用雑貨など希望する人に配られたが、人気のない酢などは毎回
「捨ててきますね~」と無意識にドボドボと捨てられている裏事情を見て驚いた
「ご飯粒1粒でも残したら、農家の人たちに申し訳ない バチが当たる」
と今では大人も子どもも教えられないのだろうか?
「野菜が高い」と嘆きながら、少しでも形が悪い、色が悪いと大量に捨てられている野菜や果物
捨てられた食べ物のニオイに引き寄せられて集まる動物たちは「害獣」として大量に殺される
先日書いた『飢餓列島』のような、異常気象、人口増加、貧困格差が進み、
人害による災害が起きた時、私たちはこれまでの便利さ、余っては捨てていたモノを切望することだろう
そうなる前に意識を変えなくてはならない
【内容抜粋メモ】
●東京都の昨年度の廃棄は31万食

2018年に賞味期限を迎えた100万食のうち、2/3は避難訓練時に配ったり
希望する団体に無償で配ったが、残りの1/3の31万食は廃棄処分された
備蓄食品ロスは世界的問題になっている
●「災害用備蓄食品」を家畜のエサに

食品リサイクル工場(神奈川県相模原市)では
大量の備蓄食品ロスが処分されるのを防ぐため、家畜のエサに利用している
賞味期限前後の米、まだ飲める水も大量に持ちこまれる


食品リサイクル会社社長・高橋さん:
防災備蓄品は、賞味期限が切れても食べて問題ないものですし
そのまま廃棄するのはもったいないということで
いろんなところからリサイクルのお問い合わせが年々増えています
個包装を1つずつ取るのは人手が必要なため、そのまま処分してしまう自治体も多い
(品質安全の名目で過剰包装している国だからねえ


●東京 町田市にある防災備蓄倉庫を取材
アルファ化米(初耳)、ビスケット、水が入っている

市内に71箇所あり、9万3000人×3日分蓄えられているが
今あるビスケットは、この3月で期限が切れる




アルファ化米は小分けになっていない 一気に50食分になってしまうため
避難訓練の際に配ったが、それでも9250食分を処分した



町田市 防災課担当課長・原さん:
捨てない工夫は今までしてきたつもりですが
業者が持って行って、家畜の飼料に使っていただいています
●東京 新宿区の生命保険会社を取材
備蓄倉庫には「五目ご飯」や水などが2万食分ある



1年に1度の避難訓練の際、部署ごとに配って持ち帰ってもらっている

男性社員:
乾パンは残念ながら食べたことないです
母親のほうに全部回しています
損害保険会社総務部 内藤さん:
評判の良くない(備蓄品)もありますので、そういったものは受け取っても迷惑顔されることもございます
●東京 足立区立 梅島小学校の取り組みを取材
「白がゆ」の賞味期限が2018.4のため学校給食に備蓄食品を使っている
「美味しい」と食べる子どもたち



栄養教諭・宮鍋さん:
おかゆや乾パンなどは子どもたちが苦手な食材のため
お母さんたちの話を聞くと、もらってもそのまま捨ててしまう
食品をムダなく食べる心を育てるのにとてもいい取り組みだと考えているので
引き続き活用していきたい
(誰かにあげることもしないのか 人間関係のつながりが薄いからか?
●防災食品をおいしく食べるためのレシピが掲載された東京都のサイト
東京都防災HP 備蓄食品レシピ
このあらゆるモノの分配バランスの不均衡がなくなれば
一瞬でこの世から飢餓、紛争などもなくなるのになあ
生活が窮困している家庭に配るとか?
動物園の飼料に使うとか?
なにかアイデアはあるはず
“東日本大震災後、巨大災害の被害想定が見直され、自治体や企業は備えを強化してきました。
避難者や帰宅困難者のために備蓄食品を増やしてきた一方で、賞味期限が5年というものが多いため、
ここ数年で処分されてしまう食品が急増しています。
こうした現状や、備蓄食品を給食で活用する取り組みを取材しました。”
ゲスト:把瑠都さん(タレント)、広瀬アリスさん(俳優)
リポーター:遠藤亮アナウンサー
食べ物を捨てる映像を見るとクラクラする
便利さ、新しさ、飽食などに慣れて、無意識に捨てられていく大量のモノたち
以前、派遣で行っていたネットショッピングの仕事でも、画像を撮った後の商品は
食品、日用雑貨など希望する人に配られたが、人気のない酢などは毎回
「捨ててきますね~」と無意識にドボドボと捨てられている裏事情を見て驚いた
「ご飯粒1粒でも残したら、農家の人たちに申し訳ない バチが当たる」
と今では大人も子どもも教えられないのだろうか?
「野菜が高い」と嘆きながら、少しでも形が悪い、色が悪いと大量に捨てられている野菜や果物
捨てられた食べ物のニオイに引き寄せられて集まる動物たちは「害獣」として大量に殺される
先日書いた『飢餓列島』のような、異常気象、人口増加、貧困格差が進み、
人害による災害が起きた時、私たちはこれまでの便利さ、余っては捨てていたモノを切望することだろう
そうなる前に意識を変えなくてはならない
【内容抜粋メモ】
●東京都の昨年度の廃棄は31万食

2018年に賞味期限を迎えた100万食のうち、2/3は避難訓練時に配ったり
希望する団体に無償で配ったが、残りの1/3の31万食は廃棄処分された
備蓄食品ロスは世界的問題になっている
●「災害用備蓄食品」を家畜のエサに

食品リサイクル工場(神奈川県相模原市)では
大量の備蓄食品ロスが処分されるのを防ぐため、家畜のエサに利用している
賞味期限前後の米、まだ飲める水も大量に持ちこまれる


食品リサイクル会社社長・高橋さん:
防災備蓄品は、賞味期限が切れても食べて問題ないものですし
そのまま廃棄するのはもったいないということで
いろんなところからリサイクルのお問い合わせが年々増えています
個包装を1つずつ取るのは人手が必要なため、そのまま処分してしまう自治体も多い
(品質安全の名目で過剰包装している国だからねえ


●東京 町田市にある防災備蓄倉庫を取材
アルファ化米(初耳)、ビスケット、水が入っている

市内に71箇所あり、9万3000人×3日分蓄えられているが
今あるビスケットは、この3月で期限が切れる




アルファ化米は小分けになっていない 一気に50食分になってしまうため
避難訓練の際に配ったが、それでも9250食分を処分した



町田市 防災課担当課長・原さん:
捨てない工夫は今までしてきたつもりですが
業者が持って行って、家畜の飼料に使っていただいています
●東京 新宿区の生命保険会社を取材
備蓄倉庫には「五目ご飯」や水などが2万食分ある



1年に1度の避難訓練の際、部署ごとに配って持ち帰ってもらっている

男性社員:
乾パンは残念ながら食べたことないです
母親のほうに全部回しています

損害保険会社総務部 内藤さん:
評判の良くない(備蓄品)もありますので、そういったものは受け取っても迷惑顔されることもございます
●東京 足立区立 梅島小学校の取り組みを取材
「白がゆ」の賞味期限が2018.4のため学校給食に備蓄食品を使っている
「美味しい」と食べる子どもたち



栄養教諭・宮鍋さん:
おかゆや乾パンなどは子どもたちが苦手な食材のため
お母さんたちの話を聞くと、もらってもそのまま捨ててしまう
食品をムダなく食べる心を育てるのにとてもいい取り組みだと考えているので
引き続き活用していきたい
(誰かにあげることもしないのか 人間関係のつながりが薄いからか?
●防災食品をおいしく食べるためのレシピが掲載された東京都のサイト
東京都防災HP 備蓄食品レシピ
このあらゆるモノの分配バランスの不均衡がなくなれば
一瞬でこの世から飢餓、紛争などもなくなるのになあ
生活が窮困している家庭に配るとか?
動物園の飼料に使うとか?
なにかアイデアはあるはず