■いつのまにか耳が老化・・・?@あさイチ
専門家ゲスト:小川郁さん(耳鼻科医 慶應義塾大学教授)、中川雅文さん(耳鼻科医 国際医療福祉大学教授)
ゲスト:荻野目洋子さん、浅利陽介さん
VTRゲスト:ヤマサキセイヤさん(キュウソネコカミ)、ヨコタシンノスケさん(キュウソネコカミ)
リポーター:佐藤俊吉アナウンサー
爆音系バンドの「ライヴ用耳栓」があるってことが一番驚いた
【ブログ内関連記事】
ある日突然!“低音難聴”に注意@あさイチ
●聴力低下と認知症の関係について
“これまで認知症の原因としては、喫煙や高血圧、糖尿病、うつなど、さまざまな要因が考えられてきました。
最新の研究で、45~65歳の難聴(著しい聴力低下)が最も認知症のリスクを高めるという結果が出ました。
難聴が認知症につながるメカニズムはいくつか考えられていますが、
1つは耳からの信号・刺激が脳に届かなくなり、脳の一部が萎縮するため。
また、聴力が低下することによって、会話がおっくうになり、
人づきあい・コミニュケーションが減るから、などと考えられています。”
専門家:
耳の老化は30代から
ここ数年の研究で、聴力の低下は、認知症のリスクを高めると分かりました
記憶を司る部分が萎縮するため
(これは何の機械? 脳ドック的な?
MRIみたいなのよりは密室感が少ないけど、写真だけ見ると怖い・・・
●耳の老化度がチェックできる言葉 「tskph」
私もやってみたけど、いくつか聞き取り間違えた 「高菜」→「さかな」とか
40~60代の50人に聞き取りテストをしてもらったところ、
「たかな(高菜)」「しちじ(7時)」「かとう(加藤)」「ぱっく(パック)」「はくしゅ(拍手)」などに聞き違いが多かった
例:「高菜」→「さかな」 「パック」→「バッグ」など
そこには、いずれも「tskph」の音が入っている
私もこれまで何度も聴力検査したけど、今は狭い部屋に入らなくてもいいの?!驚
●耳の老化の原因は「抜け毛」
“どうして年を取ると「tskph」の音が聞きづらくなるのか? それは、耳の中の「抜け毛」が関係しています。
抜け毛と言っても「耳毛」のことではなく、耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という
カタツムリのような器官に生えている小さな毛のこと。
耳に入ってきた音をこの毛が感知し、脳へ信号を伝達するしてくれているんですが、
この毛が抜けると音が聞こえづらくなってしまいます。
さらに、「蝸牛」の毛の抜け方にはパターンがあり、高音を担当する毛から抜けていってしまう傾向があります。
つまり、高い音から聞こえづらくなってしまうということ。「tskph」の音は言葉の中でも非常に高音の部類。
だから、「tskph」が聞こえなくなってくることが老化のサインになるんです。”
蝸牛の毛は約0.005mm ヒトの体ってスゴイ!!
ブツブツ部分が音の振動で振るえ→脳に神経細胞の信号が行き→音として認知される
正常な人の「蝸牛」の毛はきれいに揃っているが、老化や大きな音を長く聴くと抜けて荒れてくる
「蝸牛」の毛は、一度抜けたらもう二度と生えてこない
(ギターウルフとかヤバいんじゃない???
●高音が聞きづらい
高音を感じ取る毛が外に近いため、一番磨耗が早い→高音域が聴きづらい
●聴力を守るために 騒音を避ける 「80dB」以上は注意 時間も関係
これらで実験してみた
「掃除機」
(こんな掃除機見たことないんだけど???
専門家:長時間使い続けなければ、耳への負担は心配しなくてもいいレヴェル
「ピアノ」
少し激しめの曲を弾いてもらったら最大で96デシベルだったが
間に静かな部分もあるため大丈夫
専門家:大切なのは、瞬間的な音量ではなく、全体としてどのくらいの音が続くか
「いびき」
相方にいびきがうるさいと言われたお笑い芸人が協力w
●ついつい上げてしまうヘッドフォン・イヤフォンの音量
専門家:
遺伝も関係するが、最近は大音量で音楽を聴く若者が増え、
「イヤフォン難聴」「ヘッドフォン難聴」がこの10年で増えている
10~20代に多い
WHOでは「世界に11億人いる」と発表した
15~24歳→40代の耳の状態
2017年 タバコと同じく「難聴問題」の活動が始まった
(電車も相当なんじゃない? 街中の宣伝も それで具合が悪くなるから企業も対策してほしい
<街の声>
男性:
周りが賑やかだと、つい音量も上げがち
かなり大きな音で聞いているのではないかと思う
女性:
雑踏の音をかき消すためについ音量を上げてしまう
上がる感じの音楽を聴いて、これから闘う!と思ってw
測ると約88デシベルで平均値
専門家:いったん悪くした耳は、今の技術では元に戻せません
取材で最も大きな音で聴いていた青年の音量は
アナ:大きすぎて周りの音が何も聞こえない!
この青年に協力してもらい、測ってみたら、グラフの数値を振り切った/驚
●耳を守るには 「60%の音量×60分」
専門家:
1日の許容量がある 60%のヴォリューム イヤフォンなら110~120デシベル
耳を休ませることも大事
たとえば音の大きい職場、造船所などでは土日は静かに過ごすように気をつけているという
イヤフォン
外部の音が入るため、つい音を大きくしてしまう
ヘッドフォン
密閉式、「ノイズキャンセル」はリスクが下がる
専門家:
70デシベル以下なら大丈夫
耳も慣れてしまう 夜のほうがテレビの音を大きくして、朝つけるとうるさく感じると思う
大きな音のライヴの2連日などに注意
「心地よい音」と感じていても、デシベルで考えると耳に負担をかけている
こんなスポンジタイプの安い耳栓、全然周りの音は遮断しないよ
●「ライブ用耳栓」(フィルターが入っていて、音色を大きく変えずに、音量だけ小さくする耳栓 半分くらいの音量になる
“音楽のライブ会場で、耳栓をする若い人たちが、今、増えています。
スピーカー前などの席があたってしまうと、騒音で耳が疲れすぎてしまうためです。
ただ、皆さんしているのは普通の耳栓ではなく、「ライブ用耳栓」と呼ばれるもの。
音色を大きく変えることなく、少し小さい音で音楽をきけるという工夫がされているものです。
番組で取材をしたロックバンドのライブでは、グッズ売り場でも耳栓が販売されていました。”
こんなのを着けて聴いていたのか/驚×∞
どうりで、耳をつんざくようなライヴハウスで平気にしてる人たちが多いと思った
でも、耳栓してまで爆音て・・・ロックなのか???
ライヴ客男性:
ライヴ後、耳栓なしだと耳がキーンってなってる
ロックじゃないって思うでしょ?
お客さまの耳を守るために、グッズで耳栓を勧めてくれているんですよ
(それも商売かい! 昔ながらの狭いライヴハウスで、タバコの煙モクモク、
トイレは汚い、床はビールでビショビショとか、もう古い気がするんだけど
ライヴ客女性:
ライヴに行った時、狭いライヴハウスで、目の前にスピーカーがあって
ライヴの後に耳がちょっと聞こえなくなった
一生ライヴに行けなくなるのは嫌だったので耳栓を使うようになった
(どちらの声もあるある
バンドメンバ:
もともと僕が耳栓をしてライヴをしていた(バンドもかい!
耳鳴りがして、夜眠りにくかったから
お客さんは逃げ場がないじゃないですか
フロアの中でここって(場所が)決まってしまったら
スピーカーの前でも1、2時間いないといけないから(拷問だよね
むしろ(耳栓を)つけているのが見えたら、「君、うまい楽しみ方してるね」
「長いこと楽しめるよ」と思う
耳が痛くなるからつけている 何が悪いの?みたいな空気でいい
●いろんな種類がある
ホルダー付き(本体だけだとなくしてしまう人が多いため
クリップ付き(MCの時に外したり つけ外しでなくしづらい
専門家:
私もいつもポケットに1、2種類持ち歩いている 新幹線、飛行機内でつけている
(逆に外の音をなくす方向にしてくれないかな
花粉症で、スギ・ヒノキをなくさないで、マスクやクスリで儲ける仕組みと同じに感じるが
音の大きさが気になり始めてから、もう大きな音のライヴは行きたくないと思っていたよ
でも、低音は体に来るから どのみちダメだ
専門家:
低音域は体にくる
高音域は耳でカットして、低音域は体で楽しむ(それもパニック発作出ます
●海外では一般的
【補聴器について】
●補聴器は慣れるまでに時間がかかる
買っても合わないと言って使わない人が多い
それぞれに合わせて調整すればいい
専門家:
その他にも、後ろから呼ばれても気づかないなどは老化 正面だと視覚情報があるため気づきやすい
聞きたい音を聞き分ける能力が落ちる
電話など「機械音」の情報は聞こえづらい傾向がある
また、興味のない音は聞こえづらい
急な音に対してヒトには「防御機能」がある
「耳小骨筋」が震動を抑制して、蝸牛に入らないようにする
注意
・鼻を強くかむと軽い中耳炎になる
・耳垢が鼓膜を圧迫していることもあるので、耳鼻科を受診すること
●補聴器の種類
「ポケット式補聴器」
「耳かけ式補聴器」
「耳穴式補聴器」
1cmほど 耳の型をとってつくる 外から見ても分からない
イヤリング感覚にデコったり、カバーなどもある
※バッテリーは500時間もつ 寿命は大体5~6年(短いなあ 高額なのに
値段は片耳3~50万 売れ筋は10万円
例:実際使っている80代男性を取材 趣味はウクレレで講師もしている
耳の不調で5年前、医師から補聴器の専門店を教えられてつくった
男性:(補聴器が)音をきれいに拾ってくれるから、今までより響きがスッキしている
●使い始めの3か月の注意点
1.できるだけ装着する
2.不快な音を毎週報告する
この男性の場合は、水道の水の音、トイレを流す音、
食器がカチャカチャと触れ合う音にすごく違和感を感じた
補聴器をしていると余計に気になる
●販売店に相談して「調整」してもらう
4キロヘルツ付近の音に敏感だと分かり、補聴器を調整してもらった
その後も3ヶ月ごとに販売店に通い、調整してもらっていて、5年使っているが調子がいい
男性:
「買ったらそれでいい」「買っても聞こえない」ではなくて
諦めないで、機械と付き合って、店の人と相談しながら
自分に合ったものにすれば、もっと世の中が明るくなる
もう少し楽しくなるんじゃないかな
●補聴器をつくるには、まず「補聴器相談医」のいる耳鼻科を受診
「認定補聴器専門店」「認定補聴器技能者」のいる店を選ぶ
専門家:
それぞれ感じ方などが違うため、まずは耳鼻咽喉科に行き、聴力に合わせて作る
メガネと違うのは、細胞の老化のため、補聴器を買ってすぐ快適というわけにはいかない
脳が徐々に補聴器に慣れてくる
資格を持つ技能者は、今、全国に4500人いる
学会のHPに詳しく載っている
処方箋のような「情報提供書」を出してもらい、販売店に行く
これをもらうと「医療費控除」の対象となる
補助金は障がい者認定でないと難しい
家族がネットで買ってプレゼントしてしまうケースがよくあるが
人によって耳の形、聞こえ方などが違うので、専門医に診てもらい販売店で買ってほしい
専門家:
日本ではネットでも買えてしまうところが課題
ネットで買ったものを販売店で調整してもらうことはできない
注意
「補聴器」と「集音器」は全く違う
「集音器」は音を増幅させるもの 逆に耳を傷める可能性がある
<FAX・質問>
Q:10代だが聞き間違えが多い
遺伝の可能性もある
高齢者でも聞こえがいい人はいる
Q:片方の聴力がない
そういう人も多い もう片方がちゃんと聞こえているなら認知症との関係はない
Q:耳鳴りがうるさい
耳鳴りの治療は難しい(随分昔に言われたけど、まだ解明されないのね
クスリで治すのは難しい
音は脳で認知している 耳鳴りも脳が慣れると気にならなくなる
耳鳴りに似た音を使って順応させる治療法が一般的(ええ?!
補聴器や、「サウンドジェネレーター」(耳鳴りと同じ音が出る)で脳のトレーニングをする
(ヤダよそんなのわざわざ聞くの 自分の耳鳴りだけで十分うるさいのに
Q:中耳炎で老化は早まる?
鼓膜の動きが悪くなる
内耳まで音が届かない
Q:ゴロゴロという音がする
心室性中耳炎の可能性がある 水を抜けば改善する
Q:耳かきはどれくらいの頻度で?
耳の皮膚は薄く、すぐ下は骨で傷つきやすい いろんな神経がある
とくに決まりはないが、耳垢は「自浄作用」で取れていくものなので
あまり奥まで刺激しないほうがいい
難聴=耳が遠い
「骨伝導タイプのイヤフォン」
大きな音だと同じ 適切な音量で聞くこと
親子でも人それぞれ違うので、本人のを作ったほうがいい
抗がん剤の種類によっては耳を傷めるものもあるので担当医に相談する
頭髪と耳の毛はまったく違う
これも関係ない
大きな音を長時間は× メリハリをつけ、耳の休息時間をつくる
なんでもあるなあ、アプリ!
●お近くの「補聴器相談医」を探せるページ
「日本耳鼻咽喉科学会」
“その後、補聴器販売店に行きます。「認定補聴器専門店」もしくは「認定補聴器技能者」がいるお店がおすすめです。
一定以上の技術や知識を持った人が調整をしてくれるためです。”
●お近くの「認定補聴器技能者」を探せるページ
「日本補聴器技能者協会」
専門家ゲスト:小川郁さん(耳鼻科医 慶應義塾大学教授)、中川雅文さん(耳鼻科医 国際医療福祉大学教授)
ゲスト:荻野目洋子さん、浅利陽介さん
VTRゲスト:ヤマサキセイヤさん(キュウソネコカミ)、ヨコタシンノスケさん(キュウソネコカミ)
リポーター:佐藤俊吉アナウンサー
爆音系バンドの「ライヴ用耳栓」があるってことが一番驚いた
【ブログ内関連記事】
ある日突然!“低音難聴”に注意@あさイチ
●聴力低下と認知症の関係について
“これまで認知症の原因としては、喫煙や高血圧、糖尿病、うつなど、さまざまな要因が考えられてきました。
最新の研究で、45~65歳の難聴(著しい聴力低下)が最も認知症のリスクを高めるという結果が出ました。
難聴が認知症につながるメカニズムはいくつか考えられていますが、
1つは耳からの信号・刺激が脳に届かなくなり、脳の一部が萎縮するため。
また、聴力が低下することによって、会話がおっくうになり、
人づきあい・コミニュケーションが減るから、などと考えられています。”
専門家:
耳の老化は30代から
ここ数年の研究で、聴力の低下は、認知症のリスクを高めると分かりました
記憶を司る部分が萎縮するため
(これは何の機械? 脳ドック的な?
MRIみたいなのよりは密室感が少ないけど、写真だけ見ると怖い・・・
●耳の老化度がチェックできる言葉 「tskph」
私もやってみたけど、いくつか聞き取り間違えた 「高菜」→「さかな」とか
40~60代の50人に聞き取りテストをしてもらったところ、
「たかな(高菜)」「しちじ(7時)」「かとう(加藤)」「ぱっく(パック)」「はくしゅ(拍手)」などに聞き違いが多かった
例:「高菜」→「さかな」 「パック」→「バッグ」など
そこには、いずれも「tskph」の音が入っている
私もこれまで何度も聴力検査したけど、今は狭い部屋に入らなくてもいいの?!驚
●耳の老化の原因は「抜け毛」
“どうして年を取ると「tskph」の音が聞きづらくなるのか? それは、耳の中の「抜け毛」が関係しています。
抜け毛と言っても「耳毛」のことではなく、耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という
カタツムリのような器官に生えている小さな毛のこと。
耳に入ってきた音をこの毛が感知し、脳へ信号を伝達するしてくれているんですが、
この毛が抜けると音が聞こえづらくなってしまいます。
さらに、「蝸牛」の毛の抜け方にはパターンがあり、高音を担当する毛から抜けていってしまう傾向があります。
つまり、高い音から聞こえづらくなってしまうということ。「tskph」の音は言葉の中でも非常に高音の部類。
だから、「tskph」が聞こえなくなってくることが老化のサインになるんです。”
蝸牛の毛は約0.005mm ヒトの体ってスゴイ!!
ブツブツ部分が音の振動で振るえ→脳に神経細胞の信号が行き→音として認知される
正常な人の「蝸牛」の毛はきれいに揃っているが、老化や大きな音を長く聴くと抜けて荒れてくる
「蝸牛」の毛は、一度抜けたらもう二度と生えてこない
(ギターウルフとかヤバいんじゃない???
●高音が聞きづらい
高音を感じ取る毛が外に近いため、一番磨耗が早い→高音域が聴きづらい
●聴力を守るために 騒音を避ける 「80dB」以上は注意 時間も関係
これらで実験してみた
「掃除機」
(こんな掃除機見たことないんだけど???
専門家:長時間使い続けなければ、耳への負担は心配しなくてもいいレヴェル
「ピアノ」
少し激しめの曲を弾いてもらったら最大で96デシベルだったが
間に静かな部分もあるため大丈夫
専門家:大切なのは、瞬間的な音量ではなく、全体としてどのくらいの音が続くか
「いびき」
相方にいびきがうるさいと言われたお笑い芸人が協力w
●ついつい上げてしまうヘッドフォン・イヤフォンの音量
専門家:
遺伝も関係するが、最近は大音量で音楽を聴く若者が増え、
「イヤフォン難聴」「ヘッドフォン難聴」がこの10年で増えている
10~20代に多い
WHOでは「世界に11億人いる」と発表した
15~24歳→40代の耳の状態
2017年 タバコと同じく「難聴問題」の活動が始まった
(電車も相当なんじゃない? 街中の宣伝も それで具合が悪くなるから企業も対策してほしい
<街の声>
男性:
周りが賑やかだと、つい音量も上げがち
かなり大きな音で聞いているのではないかと思う
女性:
雑踏の音をかき消すためについ音量を上げてしまう
上がる感じの音楽を聴いて、これから闘う!と思ってw
測ると約88デシベルで平均値
専門家:いったん悪くした耳は、今の技術では元に戻せません
取材で最も大きな音で聴いていた青年の音量は
アナ:大きすぎて周りの音が何も聞こえない!
この青年に協力してもらい、測ってみたら、グラフの数値を振り切った/驚
●耳を守るには 「60%の音量×60分」
専門家:
1日の許容量がある 60%のヴォリューム イヤフォンなら110~120デシベル
耳を休ませることも大事
たとえば音の大きい職場、造船所などでは土日は静かに過ごすように気をつけているという
イヤフォン
外部の音が入るため、つい音を大きくしてしまう
ヘッドフォン
密閉式、「ノイズキャンセル」はリスクが下がる
専門家:
70デシベル以下なら大丈夫
耳も慣れてしまう 夜のほうがテレビの音を大きくして、朝つけるとうるさく感じると思う
大きな音のライヴの2連日などに注意
「心地よい音」と感じていても、デシベルで考えると耳に負担をかけている
こんなスポンジタイプの安い耳栓、全然周りの音は遮断しないよ
●「ライブ用耳栓」(フィルターが入っていて、音色を大きく変えずに、音量だけ小さくする耳栓 半分くらいの音量になる
“音楽のライブ会場で、耳栓をする若い人たちが、今、増えています。
スピーカー前などの席があたってしまうと、騒音で耳が疲れすぎてしまうためです。
ただ、皆さんしているのは普通の耳栓ではなく、「ライブ用耳栓」と呼ばれるもの。
音色を大きく変えることなく、少し小さい音で音楽をきけるという工夫がされているものです。
番組で取材をしたロックバンドのライブでは、グッズ売り場でも耳栓が販売されていました。”
こんなのを着けて聴いていたのか/驚×∞
どうりで、耳をつんざくようなライヴハウスで平気にしてる人たちが多いと思った
でも、耳栓してまで爆音て・・・ロックなのか???
ライヴ客男性:
ライヴ後、耳栓なしだと耳がキーンってなってる
ロックじゃないって思うでしょ?
お客さまの耳を守るために、グッズで耳栓を勧めてくれているんですよ
(それも商売かい! 昔ながらの狭いライヴハウスで、タバコの煙モクモク、
トイレは汚い、床はビールでビショビショとか、もう古い気がするんだけど
ライヴ客女性:
ライヴに行った時、狭いライヴハウスで、目の前にスピーカーがあって
ライヴの後に耳がちょっと聞こえなくなった
一生ライヴに行けなくなるのは嫌だったので耳栓を使うようになった
(どちらの声もあるある
バンドメンバ:
もともと僕が耳栓をしてライヴをしていた(バンドもかい!
耳鳴りがして、夜眠りにくかったから
お客さんは逃げ場がないじゃないですか
フロアの中でここって(場所が)決まってしまったら
スピーカーの前でも1、2時間いないといけないから(拷問だよね
むしろ(耳栓を)つけているのが見えたら、「君、うまい楽しみ方してるね」
「長いこと楽しめるよ」と思う
耳が痛くなるからつけている 何が悪いの?みたいな空気でいい
●いろんな種類がある
ホルダー付き(本体だけだとなくしてしまう人が多いため
クリップ付き(MCの時に外したり つけ外しでなくしづらい
専門家:
私もいつもポケットに1、2種類持ち歩いている 新幹線、飛行機内でつけている
(逆に外の音をなくす方向にしてくれないかな
花粉症で、スギ・ヒノキをなくさないで、マスクやクスリで儲ける仕組みと同じに感じるが
音の大きさが気になり始めてから、もう大きな音のライヴは行きたくないと思っていたよ
でも、低音は体に来るから どのみちダメだ
専門家:
低音域は体にくる
高音域は耳でカットして、低音域は体で楽しむ(それもパニック発作出ます
●海外では一般的
【補聴器について】
●補聴器は慣れるまでに時間がかかる
買っても合わないと言って使わない人が多い
それぞれに合わせて調整すればいい
専門家:
その他にも、後ろから呼ばれても気づかないなどは老化 正面だと視覚情報があるため気づきやすい
聞きたい音を聞き分ける能力が落ちる
電話など「機械音」の情報は聞こえづらい傾向がある
また、興味のない音は聞こえづらい
急な音に対してヒトには「防御機能」がある
「耳小骨筋」が震動を抑制して、蝸牛に入らないようにする
注意
・鼻を強くかむと軽い中耳炎になる
・耳垢が鼓膜を圧迫していることもあるので、耳鼻科を受診すること
●補聴器の種類
「ポケット式補聴器」
「耳かけ式補聴器」
「耳穴式補聴器」
1cmほど 耳の型をとってつくる 外から見ても分からない
イヤリング感覚にデコったり、カバーなどもある
※バッテリーは500時間もつ 寿命は大体5~6年(短いなあ 高額なのに
値段は片耳3~50万 売れ筋は10万円
例:実際使っている80代男性を取材 趣味はウクレレで講師もしている
耳の不調で5年前、医師から補聴器の専門店を教えられてつくった
男性:(補聴器が)音をきれいに拾ってくれるから、今までより響きがスッキしている
●使い始めの3か月の注意点
1.できるだけ装着する
2.不快な音を毎週報告する
この男性の場合は、水道の水の音、トイレを流す音、
食器がカチャカチャと触れ合う音にすごく違和感を感じた
補聴器をしていると余計に気になる
●販売店に相談して「調整」してもらう
4キロヘルツ付近の音に敏感だと分かり、補聴器を調整してもらった
その後も3ヶ月ごとに販売店に通い、調整してもらっていて、5年使っているが調子がいい
男性:
「買ったらそれでいい」「買っても聞こえない」ではなくて
諦めないで、機械と付き合って、店の人と相談しながら
自分に合ったものにすれば、もっと世の中が明るくなる
もう少し楽しくなるんじゃないかな
●補聴器をつくるには、まず「補聴器相談医」のいる耳鼻科を受診
「認定補聴器専門店」「認定補聴器技能者」のいる店を選ぶ
専門家:
それぞれ感じ方などが違うため、まずは耳鼻咽喉科に行き、聴力に合わせて作る
メガネと違うのは、細胞の老化のため、補聴器を買ってすぐ快適というわけにはいかない
脳が徐々に補聴器に慣れてくる
資格を持つ技能者は、今、全国に4500人いる
学会のHPに詳しく載っている
処方箋のような「情報提供書」を出してもらい、販売店に行く
これをもらうと「医療費控除」の対象となる
補助金は障がい者認定でないと難しい
家族がネットで買ってプレゼントしてしまうケースがよくあるが
人によって耳の形、聞こえ方などが違うので、専門医に診てもらい販売店で買ってほしい
専門家:
日本ではネットでも買えてしまうところが課題
ネットで買ったものを販売店で調整してもらうことはできない
注意
「補聴器」と「集音器」は全く違う
「集音器」は音を増幅させるもの 逆に耳を傷める可能性がある
<FAX・質問>
Q:10代だが聞き間違えが多い
遺伝の可能性もある
高齢者でも聞こえがいい人はいる
Q:片方の聴力がない
そういう人も多い もう片方がちゃんと聞こえているなら認知症との関係はない
Q:耳鳴りがうるさい
耳鳴りの治療は難しい(随分昔に言われたけど、まだ解明されないのね
クスリで治すのは難しい
音は脳で認知している 耳鳴りも脳が慣れると気にならなくなる
耳鳴りに似た音を使って順応させる治療法が一般的(ええ?!
補聴器や、「サウンドジェネレーター」(耳鳴りと同じ音が出る)で脳のトレーニングをする
(ヤダよそんなのわざわざ聞くの 自分の耳鳴りだけで十分うるさいのに
Q:中耳炎で老化は早まる?
鼓膜の動きが悪くなる
内耳まで音が届かない
Q:ゴロゴロという音がする
心室性中耳炎の可能性がある 水を抜けば改善する
Q:耳かきはどれくらいの頻度で?
耳の皮膚は薄く、すぐ下は骨で傷つきやすい いろんな神経がある
とくに決まりはないが、耳垢は「自浄作用」で取れていくものなので
あまり奥まで刺激しないほうがいい
難聴=耳が遠い
「骨伝導タイプのイヤフォン」
大きな音だと同じ 適切な音量で聞くこと
親子でも人それぞれ違うので、本人のを作ったほうがいい
抗がん剤の種類によっては耳を傷めるものもあるので担当医に相談する
頭髪と耳の毛はまったく違う
これも関係ない
大きな音を長時間は× メリハリをつけ、耳の休息時間をつくる
なんでもあるなあ、アプリ!
●お近くの「補聴器相談医」を探せるページ
「日本耳鼻咽喉科学会」
“その後、補聴器販売店に行きます。「認定補聴器専門店」もしくは「認定補聴器技能者」がいるお店がおすすめです。
一定以上の技術や知識を持った人が調整をしてくれるためです。”
●お近くの「認定補聴器技能者」を探せるページ
「日本補聴器技能者協会」