『きょうの猫村さん』の作者さん
・『きょうの猫村さん』公式サイト
・マンガ感想メモリスト1
・ミニドラマ『きょうの猫村さん』 全24話
今回初めて知った作品
同じ絵なのに、ほのぼのした猫村さんとは全く違うテイストのストーリー
キャリアを諦めて主婦に徹している完璧主義の母親
会社のアルバイトのコと浮気しているモテモテのイケメン父親
2人はニセ仲良し?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/fc/7119613cb248b005bae9915037c6fe30.jpg)
りくは、そんな母の本当にして欲しいことが分かっているらしく
「手間のかかる母親だ」と内心つぶやいている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/78/ee73248da4c8e3327bb6ecc0b2324d8c.jpg)
ストーリーは勿論、ほしのさんの鉛筆で描いたシンプルな絵とセリフ書きの字が
なにより魅力的で何度も見返してしまう
よく見ると、タイトルも手書きっぽい!
コマ割りなども全部手描きで
最小限の線なのに、どんどん惹き込まれる
1コマ1コマがとても余裕をもって描かれていて贅沢な長編
【内容抜粋メモ】
親の前では泣かないのに
他人の前ではいつでも泣ける特技?があり
その姿を見ると、みんな心配して心打たれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/93/ff999f2f23401dfe0c32c6d0548f5d88.jpg)
アルバイトさんが父の誕生日に
ペットショップで小鳥をせがんで飼わせる
小さい頃から「動物にはバイキンがあって危険」と言われて育ったためか
なにも懐かない
これだけだと毒親とも判断つかないけど
小動物を虐めるのは危ない傾向
アルバイトさんを家に呼んだ時も
母親のなにかしらの感情を汲んで
小鳥を絞めて怖がられる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/65/ffb3f851aeb4bafbba41188420ca03be.jpg)
母親は少し夫婦2人の時間が欲しい
仕事復帰のための勉強をしたいからと
りくを大阪の叔母の家に強制的に預ける
母同様に関西弁が大嫌いなりく
叔母、叔父、いとこら大勢の親戚に囲まれて
毎日、漫才みたいな会話の生活
絶対馴染むものかと誓って
学校でも前の制服のまま、友だちも作らないと決めるが
人情の街、大阪のエネルギーはそれを超えるものがあるw
ここの担任の神田先生だけは、りくのウソ泣きを見破る
周りは優しい人ばかりなことに気づかない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/28/8321c14afe4e8d62a3fe3fc58bc1f345.jpg)
りくが好きなクラスの男の子がしきりに髪をかき上げる仕草も
心理描写が細かくて鋭い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e9/a6b56d5a751cf86b4c5f5ac467fc8490.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/77/29089ed94a9fa3abdff05ea19f432660.jpg)
ママが急に資格の勉強を始めたのは
夫の浮気を知ってて、自立してりくを引き取るためか?とも想像してみた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/68/2d17fc3f876ddaded4987e1d0e688e45.jpg)
■下巻
時坊の病気が悪化するんじゃないかって心配になったけど
猫村さんの作者さんだから、そんな悲惨な終わり方じゃないという信頼があった
手術をして、最初は伝染らないか不安になったりしていたりくも
いつの間にか心配して、母親が迎えに来ると言っても遅らせる
ウソ泣きしようとしても出来なくなった自分に気づく
子どもらしい時坊の影響で
りくの中にずっと抑えていた“子どもらしさ”がようやく表に出てきた感じ
りく:
もうすぐ帰れる
でも、今度はどこに行くのかな
あそこに帰っても、またあそこじゃないどこかへ
行かないといけない気がする
今度は自分で決めなきゃいけないのかな
でも大人になっても結局ずーっと探し続ける気がする
死ぬまで
叔父:りくちゃんはたんぱくいうか、あんまり表に感情を出してけえへんなあ
叔母:
同じ分だけ考えてても表にぱぁ~と感情を出せんのと
出せへんのとあるんやろね
叔父:感情を溜め込むつらさも大したもんやと思うで
いつも冗談ばかり言ってる叔母夫婦も
真剣にりくのことも見てくれているのが分かる
可愛がっている鳥に対して「食うてまうで」とか
ブラックジョークがきついところあるけど/苦笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/51/7eac489e804cac4af12d271d8191c4ef.jpg)
母親はりくの中学の制服を着て
元カレに会うことで自分の存在価値を確かめる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ef/3344c1755d63ee2cb96630971011d97d.jpg)
元カレ:
君はいつも自分を必要としている人を引き寄せて
その後、思いっきり突き放す
相手が傷ついてるのを見て安心してる
相手の傷が深いほど、自分が必要とされてると思ってる
そんなこと続けてたら、君自身の傷は深まるだけだし
本当に君が必要としている人は遠ざかっていくばかりだよ
夫は妻にずっと片想いしていることに気づく
りくの誕生日ケーキの話を本人に秘密だからって話しちゃう時ちゃんも可愛い
クマのチョコレートも自分が食べたくて仕方ない様子がバレバレだしw
その後、時坊に熊のチョコレートは渡せたのかなあ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/2a/9b38ffd0787ebb6a819355412482f498.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/45/90ddd6de190b89cc7185cfcacda0a201.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/88/880b93d937f365420b5fc29f5ae950dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/02/67b9ca576b549ea1e8660d38c5200337.jpg)
この涙は時男くんが元気になったうれし涙?
一番いい場面で終わっていて潔い
よく読んだら、猫村さんに出てくる奥さまの10代の頃にも似てるかも
プライドが高くて、どこか天然で
完璧なようでいて、トンチンカンなところが憎めない
10代の多感な情緒、親子の精神的な自立についての話でもあるし
今のこの時期にこの作品と出会ったのも
なにか深い縁があるのかもと考えさせられた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/57/29b057f157a718150296995aec93aa4f.jpg)
・『きょうの猫村さん』公式サイト
・マンガ感想メモリスト1
・ミニドラマ『きょうの猫村さん』 全24話
今回初めて知った作品
同じ絵なのに、ほのぼのした猫村さんとは全く違うテイストのストーリー
キャリアを諦めて主婦に徹している完璧主義の母親
会社のアルバイトのコと浮気しているモテモテのイケメン父親
2人はニセ仲良し?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/fc/7119613cb248b005bae9915037c6fe30.jpg)
りくは、そんな母の本当にして欲しいことが分かっているらしく
「手間のかかる母親だ」と内心つぶやいている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/78/ee73248da4c8e3327bb6ecc0b2324d8c.jpg)
ストーリーは勿論、ほしのさんの鉛筆で描いたシンプルな絵とセリフ書きの字が
なにより魅力的で何度も見返してしまう
よく見ると、タイトルも手書きっぽい!
コマ割りなども全部手描きで
最小限の線なのに、どんどん惹き込まれる
1コマ1コマがとても余裕をもって描かれていて贅沢な長編
【内容抜粋メモ】
親の前では泣かないのに
他人の前ではいつでも泣ける特技?があり
その姿を見ると、みんな心配して心打たれる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/93/ff999f2f23401dfe0c32c6d0548f5d88.jpg)
アルバイトさんが父の誕生日に
ペットショップで小鳥をせがんで飼わせる
小さい頃から「動物にはバイキンがあって危険」と言われて育ったためか
なにも懐かない
これだけだと毒親とも判断つかないけど
小動物を虐めるのは危ない傾向
アルバイトさんを家に呼んだ時も
母親のなにかしらの感情を汲んで
小鳥を絞めて怖がられる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/65/ffb3f851aeb4bafbba41188420ca03be.jpg)
母親は少し夫婦2人の時間が欲しい
仕事復帰のための勉強をしたいからと
りくを大阪の叔母の家に強制的に預ける
母同様に関西弁が大嫌いなりく
叔母、叔父、いとこら大勢の親戚に囲まれて
毎日、漫才みたいな会話の生活
絶対馴染むものかと誓って
学校でも前の制服のまま、友だちも作らないと決めるが
人情の街、大阪のエネルギーはそれを超えるものがあるw
ここの担任の神田先生だけは、りくのウソ泣きを見破る
周りは優しい人ばかりなことに気づかない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/28/8321c14afe4e8d62a3fe3fc58bc1f345.jpg)
りくが好きなクラスの男の子がしきりに髪をかき上げる仕草も
心理描写が細かくて鋭い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e9/a6b56d5a751cf86b4c5f5ac467fc8490.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/77/29089ed94a9fa3abdff05ea19f432660.jpg)
ママが急に資格の勉強を始めたのは
夫の浮気を知ってて、自立してりくを引き取るためか?とも想像してみた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/68/2d17fc3f876ddaded4987e1d0e688e45.jpg)
■下巻
時坊の病気が悪化するんじゃないかって心配になったけど
猫村さんの作者さんだから、そんな悲惨な終わり方じゃないという信頼があった
手術をして、最初は伝染らないか不安になったりしていたりくも
いつの間にか心配して、母親が迎えに来ると言っても遅らせる
ウソ泣きしようとしても出来なくなった自分に気づく
子どもらしい時坊の影響で
りくの中にずっと抑えていた“子どもらしさ”がようやく表に出てきた感じ
りく:
もうすぐ帰れる
でも、今度はどこに行くのかな
あそこに帰っても、またあそこじゃないどこかへ
行かないといけない気がする
今度は自分で決めなきゃいけないのかな
でも大人になっても結局ずーっと探し続ける気がする
死ぬまで
叔父:りくちゃんはたんぱくいうか、あんまり表に感情を出してけえへんなあ
叔母:
同じ分だけ考えてても表にぱぁ~と感情を出せんのと
出せへんのとあるんやろね
叔父:感情を溜め込むつらさも大したもんやと思うで
いつも冗談ばかり言ってる叔母夫婦も
真剣にりくのことも見てくれているのが分かる
可愛がっている鳥に対して「食うてまうで」とか
ブラックジョークがきついところあるけど/苦笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/51/7eac489e804cac4af12d271d8191c4ef.jpg)
母親はりくの中学の制服を着て
元カレに会うことで自分の存在価値を確かめる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ef/3344c1755d63ee2cb96630971011d97d.jpg)
元カレ:
君はいつも自分を必要としている人を引き寄せて
その後、思いっきり突き放す
相手が傷ついてるのを見て安心してる
相手の傷が深いほど、自分が必要とされてると思ってる
そんなこと続けてたら、君自身の傷は深まるだけだし
本当に君が必要としている人は遠ざかっていくばかりだよ
夫は妻にずっと片想いしていることに気づく
りくの誕生日ケーキの話を本人に秘密だからって話しちゃう時ちゃんも可愛い
クマのチョコレートも自分が食べたくて仕方ない様子がバレバレだしw
その後、時坊に熊のチョコレートは渡せたのかなあ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/2a/9b38ffd0787ebb6a819355412482f498.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/45/90ddd6de190b89cc7185cfcacda0a201.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/88/880b93d937f365420b5fc29f5ae950dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/02/67b9ca576b549ea1e8660d38c5200337.jpg)
この涙は時男くんが元気になったうれし涙?
一番いい場面で終わっていて潔い
よく読んだら、猫村さんに出てくる奥さまの10代の頃にも似てるかも
プライドが高くて、どこか天然で
完璧なようでいて、トンチンカンなところが憎めない
10代の多感な情緒、親子の精神的な自立についての話でもあるし
今のこの時期にこの作品と出会ったのも
なにか深い縁があるのかもと考えさせられた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/57/29b057f157a718150296995aec93aa4f.jpg)