メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『はるか、ノスタルジィ』(1992)

2022-05-20 10:36:43 | 映画
原作:山中恒
監督・脚本:大林宣彦
音楽:久石譲


出演:
綾瀬慎介(佐藤弘):勝野洋
はるか/三好遥子(二役):石田ひかり
佐藤弘(慎介の青年時代):松田洋治
佐藤統策:川谷拓三
佐藤統策の妻:増田恵子
太田登:尾美としのり
紀宮あきら:ベンガル
紀宮の妻:根岸季衣
編集長・岡崎:岸部一徳
信乃:永島暎子
カメラマン:峰岸徹
娼家の女:赤座美代子
家庭教師:佐野史郎
公園の女学生:芝山智加 ほか


『転校生』『さびしんぼう』に続く、原作者・山中恒と大林宣彦監督コンビの第3作。”

大林宣彦監督作品でまだ観ていなかったから観てみた

偶然か、先日観た『空がこんなに青いわけがない』と出演者が結構かぶってる・・・/汗
U-NEXTには他のサブスクにもれたクセの強い作品しかないのか?と警戒
大林監督も結構アナーキーな作品撮るし

私の好きな永島暎子さんが出ているのも嬉しい
友情出演で石田ゆり子さんほか、ここにも岩松了さんが出てる

これまた重い話
2時間以上はとても長く感じる
YouTube動画だとあっという間なのに

過去と現在を行き来するような
『時をかける少女』っぽい感じもある


【内容抜粋メモ】

“人生には、忘れてはならないことがある
 それを記憶し、苦しみ続けることだけが、贖罪になる、
 そういうこともある

 これは、その遠い記憶に呼び戻されるように
 三十年の時を越えて、古里へ帰って来た
 ひとりの男の不思議な心の物語である”


中央にヒトが光りながら周ってる
千手観音みたいな姿がひかりさんに変わる


199×年
転んで泥だらけになった綾瀬慎介を助けるはるか
宮沢賢治みたいなマントを着た青年とすれ違う

クリーニングの店員・太田登(尾美)はハルカの家庭教師
ショパンが好きな変わり者

綾瀬は小説家 『恋は~』シリーズは大人気

舞台は小樽か 『時をかける少女』みたいに坂道が多いな
ここに来たのは親友が亡くなったから

紀宮あきらの葬儀
妻が話してる間、部屋の中まで雨が降ってる
強風で顔の上の白い布が飛ぶ

出版社の担当編集長・岡崎:
挿絵はほとんど紀宮だから、紀宮が死んだら綾瀬も死んだようなものだ

3人は学生時代からの友人 学生時代まで同じキャストってw
紀宮:真ん中に立つと先に死ぬんだ



翌日、クリーニングで待っていたハルカ
綾瀬と海猫屋でお茶デート
これは実在のお店? とっても雰囲気がステキ

小説の一節をどれもそらんじて話すハルカ
綾瀬の喋り方も朗読みたい

ここでも黒いマントを着た青年を見る

長い髪をかきあげる仕草が時代を感じさせるな
ひかりさんの声がハスキー
ヒザ丈の吊りズボンもカワイイ

もし小説に出てくるならどんな名前をつけるかと聞かれて「三好遥子」と話す
小樽の道案内を手伝うハルカ


カメラのことを「キャメラ」ってゆってる

バーにゆり子さんがいる 可愛い姉妹だなあ

雪を降らせる撮影に巻き込まれる



素晴らしい眺めの丘
田舎に疎開していた頃の話
父と一緒にここに来たことを思い出す











父も小説家 佐藤統策

綾瀬:
人間のもっともすぐれた才能は忘れるという才能だ
ものを作り出すことでは神さまに敵わない

若い勝野洋さん色気ある 水曜夜とかのミステリー番組みたい
やけにいい声だし

いてもいなくても同じ太田を運転手にして出かける
バンには「魂の洗濯」て書いてある
助手席に3人て



タカシマミサキ
トンネルを抜けると海に突き出た、ここも素晴らしい景色







綾瀬:あの小説に出て来るような中年男なんて現実にはいないよ

ハルカ:
少女を舐めるんじゃない
現実がどんなものかも知っている
夢だと分かっていても憧れるのがどうしてダメなんですか?
大勢のファンの目を侮辱することになる
ニシンがとれなくなって小樽は寂しい町になりました

校歌を歌う 綾瀬も同じ高校
崖の上にもマントの青年が立っていて同じ校歌を歌っている


車の中でなぜかつけヒゲと丸メガネの扮装をしている太田
3人で寿司を食べに行く

またデジャヴを感じる綾瀬
太田:ジェラシーです
ドイツ語喋ってる? エキセントリックすぎ

すごい豪華な船盛が来た

ハルカは母に似てるか聞くと父親似
父は生まれる前に死んだ
昔、火事があって記録は何もない

ハルカ:忘れなきゃならないことと、はじめから知らないこととどっちが正しいんですか?

太田:『この世で一番悲しいのは真実を知ることだ』


春休みだからまた明日会う約束する

太田:彼女と喋るのはまるで音楽のようです

眠れないため慣れない睡眠薬を飲む


翌日、目覚めると午後 約束は9時
ロビーで待っているハルカはナプキンで鶴を折っている

ハルカ:小説を書いていたのかと思って待っていた

この大きなベレー帽をかぶるのは難しいぞ












木造の家並みを訪ねると、ここにもマントの青年がいる

綾瀬:
おふくろは売春婦だった
親父は自分の女房に売春をやらせていた

円形の建物は学校/驚

綾瀬:
学生時代を思い出せない
きっと家に帰りたくなかったんだろう




過去の回想
マントの青年は学生時代の綾瀬か

ガタガタ震えている父:母さんにお金もらってこい
川谷拓三さん、懐かしいな 弱いボクサーみたい

地図をたよりに夜中に家を出る
いろんな所に犬がいるな

女たちが客引きをしている
母が客といるのを窓越しに見てしまう
母役はけいちゃん



夜中、うっそうとした草むらを抜けると公園への近道

綾瀬:
あの青年(太田)はとてもいい人だ
少女という生き物は残酷なものだな
ここに座ってみてくれないか!
そうやって君は僕を待っていた


急に小説の世界?
歩いてくるのはマントの青年 ヒロシと話すハルカ

ヒロシ:君のために詩をひとつ書いた

昭和初期と現代がクロス
1世代だけでこうも雰囲気が違うってビックリ

ヨウコ:ショパンみたい でも悲しい
ヒロシ:君を好きだから
ヨウコ:私は嬉しい 私は本当の私でいることができるのですもの


ヒロシ:
この人はヨウコじゃない
思い出してもらうために出てきた
僕を思い出したのはハルカのお蔭だが
その気持ちはヨウコに向けられたものだ と警告して去る



家に送る綾瀬 また明日の約束をする
綾瀬:大人として扱っていいか?
ハルカ:まだダメ

キノミヤがハルカの写真を撮ったのを見せられて
どこかで見たことがあると思う綾瀬
ハルカは本当に生きてるのか?



翌朝
ヒロシと会うハルカ
綾瀬の過去を演じてやったと話す


ヒロシ:
文学なんて人を不幸にする
文学は他人の助けを借りて書けるものじゃないと父に殴られた

散歩に出て、あの丘に行った
アメリカの軍艦がびっしり並んでいた

君の名前を聞こうと思ったがやめておこう
それを知っても関係がない

ハルカはヨウコにとても似ている
実在するんだ

どこに行くにも徒歩なんだな



ロビーで待っている綾瀬
この頃はスマホもないものね







朝里川温泉に誘う
昭和初期みたいな喫茶店で話していると太田が来る
太田:僕はティーです

ハルカ:
私の母の名前は信乃
でもなんだか変なんです
作中人物にいつも憧れていた これは祟りですね
母さんにとって一番いけない子になるかもしれない
どのようにしてヨウコさんに会ったんですか?



毎日が夫婦ゲンカ
父を絞め殺して自分も死のうと思った








もみあっただけで父は死んだ?
自首すると言うと

母:
行くなら私を抱いてから行って
私はほんとの母親じゃない

父は死んでなかった
机を投げられて頭から血が出て自分で病院へ行く



家に帰れず、公園でヨウコに会った ひかりちゃんの二役
木に座って泣いていた
泣いている者同士で理解しあう

互いのことは何も聞かないという約束で
毎晩8時にこの公園で会う
約束を破ったら別れる

ヒロシ:僕らはどこにいるのか?

ヨウコ:
心の中の世界 汚れたものなど何もない
あなたといる時だけ私でいることができる

好きな気持ちを伝えたくて詩を書いて、2人で読み合った
「君の2つの黒き目が・・・」



またヒロシが現れる

ハルカ:
あなたたち2人がそう思いたいなら私、ヨウコになります
私もヨウコと会ってみたい
私たち3人そろって共犯者なのよね



約束を破って帰るヨウコのあとを尾ける
あら、超カワイイ柴さんが笑ってる!

塾のような家に入る
家庭教師の佐野さんと笑い合ってる
2人はヒロシの存在に気づく

それきりヨウコは公園に来なくなる
塾にも来ない



母:
もう父さんと2人でやっていけるよね
私もよその町で新しい生活始めようと思って
もうウンザリ

父に知らせようと雨の夜中に探し回る
馴染みの飲み屋には来ていない

この町並み全部セットってスゴイな
あ、またあの柴さんがいるv


泥酔して店から追い出されている父
絡んだ女性の1人がヨウコ 店で働いてるのか?
首を振って、店に入る

父:
死んじまえばよかったんだ!
1人惨めに生き残って、くだらん小説なんか書いて

実母を殺したと話す



朝方家に着くと巡査は父が溺死したと言う
どこまで落ち込む話なんだ・・・

自殺だろうと考えて、遺骨を抱いて小樽を出て東京の親戚を訪ねて
もう二度と家に帰らないと誓う



小樽を離れる前の夜、また公園の東屋に来ると
見知らぬ女学生が来て、あの詩を読む
女学生:私と一緒に来てください 朝里川温泉の旅館で待っています

ハルカ:最初に会った時から私、ヨウコだったんだ



ようやく温泉に向かう 場所かえるだけで長いな!

ヨウコ:
あなたが小樽を離れると聞いて
最後に一度だけヨウコとしてお会いしたかった

この時代のワンピースもステキ
既成でなくオーダーメイド?

ヒロシ:
ヨウコを娼婦と信じようとした
そこの娘だったとは考えられなかったか?
苦しみ抜くのがヨウコへの愛
あんたは逃げた
たったの75日 僕は一生懸命生きた
あんたが信じたらこのまま消えるが
信じないなら一生つきまとうしかない



ハルカに帰るよううながす

綾瀬:今度は自分自身のことを考えてみようと思う

明日の朝9時にまた約束する

ハルカ:
昔一度だけここに来たことがある
天井の模様が亡くなったおばあちゃまにそっくりで覚えてる

木の木目が顔に見えることってあるよね


ヒロシ:
今の時代に残るならハルカと僕の青春をやり直してみたかった
人生に“もう一度”はない

ハルカ:あなたはまだやり直せる



詩を読む母シノ:
とうとう知ってしまったのね
あの頃のヨウコそっくりになってきた

ハルカ:
おばあちゃまの葬式で朝里川に行った
ヨウコさんとヒロシさんを会わせてのは母さんだったのね

自殺しようとしていたヨウコを助けたのは家庭教師
ヨウコは彼と結婚してハルカが生まれた

ある夜火事が起きて、ハルカだけが奇跡的に助かったのをシノが育てた
シノは結婚したことがない

ヨウコが大切にしていた髪飾りを渡す
この辺は『愛情物語』ぽい

ハルカ:私をぶって
ほんとにぶってスッキリしたってよく分からないな

消防車のサイレンで目が覚める
近所で火事が見える



翌日
タクシーを使う代わりにクリーニングを出す
ハルカ:転ぶんじゃないよって言わなくなった
ヒロシ:もう大人になって転ばなくなったから

お茶をこぼした白いジャケットを出す



ヨウコの髪飾りをつけて綾瀬に会う

ハルカ:
私はハルカです そしてヒロシさんを愛しています
もう逃げないでください

真っ白い下着姿 脚が健康美
障子越しのシルエット
胸に火傷の跡がある



1人で小樽を去る綾瀬
丘でヒロシに会う







愛人と一緒に女房を殺す小説は事実だった?
ヒロシ:親父はあの女を本当に愛していたということかい?

綾瀬:
あの戦争で多くが亡くなった
今度こそヒロシの悲しみに光を当ててやろう
ハルカが求めたのはヒロシだった
そろそろ行くよ 汽車の時間だ

ヒロシの姿が消える


ハルカ:
今日のことは決して忘れません
いつか女の子が生まれたら、遥かな子と名付ける ヨウコ



海から舞いのぼる小樽の雪



白髪になった綾瀬がまた丘に来るとヨウコが待っている
お土産に『はるか、ノスタルジィ』の本を渡す


ヒロシ:
太田と結婚し平和に暮らしているのだろう
ハルカは今でもショパンが好きだろうか



ものすごいロマンチックに描いているけれども
冷静に考えると、中年男性の思い描く夢物語では?

ひかりちゃんみたいなカワイイ子と知り合って
仲良くなって、昔の船乗りみたいに放っておいても
いつまでも自分を想っていてくれるなんて
小説でもあまりないストーリー



はるか、ノスタルジィ ロケ地ガイド

海猫屋さんは閉店してしまったか・・・残念

小樽は1回行ったことがある

北海道(1995.5.28-30)小樽水族館、支笏湖、札幌


コメント

ヨーロッパの緊急通報112を体験するゲーム ほか@実況コーマさん

2022-05-20 10:36:42 | ゲーム
『Outer Wilds』で知ったコーマさんの実況を漁ってますv


実況 市民からの様々な通報を受けて緊急車両を派遣する緊迫のシミュレーションゲーム【112 Operator】
ヨーロッパでは緊急通報は112なのか
以前遊んだ「911」の続編らしい











最初は割り当てられた地区の通報をとって対応
事故、ガス爆発、スリなどなど、結構リアルな電話の声で
あらゆる事件が次から次へと起きて忙しい

イタズラ電話もあるし、事件によってパトカー、救急車など
送る車両、ルートも即座に考えなきゃならず
ヒトの命に関わるから責任重大/汗

最後に答え合わせ的な結果が出て
判断が正しかったか、その後どうなったかが分かる





地域が選べるようになり、なぜか鹿児島県喜界町に設定
小さな島でもどんどんいろんな事件が起きて
なぜか全部英語なのがフシギ

コーマさん:ここの喜界島、バイオレンスなんだけどw





ヤバい新種の動物を生み出すカオスな動物園経営シミュレーション【Let's Build a Zoo】



以前、結構リアルな動物園をつくったゲームも観たけど
今回は、遺伝子操作?して、好きな動物を合体できる!?

超リアルな動物園シミュレーションゲーム【Planet Zoo】@実況コーマさん

まだデモ版だから限られた部分だけ公開実況
小動物を買ってきて、1つの柵に全部入れていく






合体生物は「ウサギヘビ」しかつくれなかったw






自転車こいで宇宙を進むゲームが病みつきになる【Human-powered spacecraft】



マウスをひたすらクリックするだけの“クリッカーゲーム”てジャンルがあるらしい
操作と画面はシンプルながら、それなりのストーリー性があって
ちゃんと起承転結していた小作

今から数世紀後
紛争→人口爆発→新たなフロンティアへ出発した一家

冬眠から覚まされ、まだボーっとしてる主人公の男w
もう1つのポッドには恋人が入っているが眠ったまま




ペダルをこぐ人力で発電して酸素やエネルギー、食料をつくりながら進む
「ハイパータコ」の群れに電力を奪われたり、火事が起きたり




ロボットに裏切られ、バグだと謝り、なんとか惑星に到着
「シュレーディンガーの猫」(とネズミ)も一緒v








【テラビット】冒険してる感が半端ないゼルダBotWテイストのサンドボックスRPG




これまたゼルダのブレワイを模したゲーム
たくさんの人が似たゲームをつくってることからも
元ネタがどれだけ影響力があるかが分かるな

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド@ゲーム実況コーマさん(1)

壁を登り、翼で飛び、塔の上で操作するとマップが見れて
城?の将軍風なボスと戦って瞬殺されてたw













フィールドにいる敵はカワイイ顔のハチやユニコーンなど
ファンシーなのに戦うと強いギャップがすごいw








コメント