存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

2013,12,10元春レイディオショー

2013-12-10 22:03:32 | 佐野元春
火曜の夜11時は元春レイディオショー
今晩は。
みなさん寛いでますか?元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、素敵なクリスマスソングを何曲か用意しています。
番組後半では僕がプロデュースした雪村いづみさんとのコラボレーション「トーキョー・シック」セッションを紹介します。DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。

1 This Christmas:Donny Hathaway

リクエストを頂いています。どうも有難う。元春レイディオショー、ベスト・ミュージックをお届けしています。

2 Mis Deseos / Feliz Navidad (Duet With Thalia):Michael Bublé

この後は僕の新しい曲です。クリスマスの歌を書いてみました。

3 みんなの願いかなう日まで:佐野元春

気に入って頂けると嬉しいです。
さて、今年も年末がやってきてしまいました。みなさんはどのように過ごされていますか?
あわただしい方も多いとは思いますが、
元春レイディオショー この時間は是非力を抜いてゆっくり音楽を楽しんでください。

この時期ラジオでよく流れてくるのはクリスマス・ソングですね。
このクリスマス・ソング実に沢山の曲があります。数あるクリスマス・ソングの中で何曲か自分のお気に入りの曲がありますが、この曲はそのうちの一つ
「Have Yourself a Merry Little Christmas」
クリスマス・ソングとしては定番中の定番。いわゆるクリスマス・スタンダードと呼ばれている曲の一つです。
オリジナルは40年代
映画「若草の頃」この映画の挿入歌として使われたのが最初です。歌手はジュディー・ガーランド。
ただこの曲はオリジナルの歌詞がちょっと暗いということがあって、
歌手のジュディー・ガーランドが一部、歌詞を書きなおしました。更にその後フランク・シナトラが、このジュディー・ガーランド・ヴァージョンを元に歌詞を変えてカバーしています。という訳で「Have Yourself a Merry Little Christmas」この曲にはジュディー・ガーランドとフランク・シナトラの2つの歌詞があるということです。
作詞ラルフ・ブレイン 作曲ヒュー・マーティン
歌の中ではこんなことが歌われています。

ささやかながらこのクリスマスの日 心に灯をともして 心配事は忘れよう。
あの懐かしい日々。幸せに満ちていたあの頃。
運命が許す限り ささやかなこのクリスマス これからもずっと一緒に過そう。
Have Yourself a Merry Little Christmas
今夜はマイケル・ジャクソンのファミリー、ジャクソン5のカバーで聴いてみたいと思います。

4 Have Yourself a Merry Little Christmas:Jackson 5

5 クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて-:佐野元春

2曲聴いて頂きました。
さて話題は変わって昨年来から自分のレーベルで、ある女性歌手の曲をプロデュースしてきました。
雪村いづみさんです。 
音楽ファンの方であれば勿論知っていると思います。、美空ひばり、江利チエミと並んで昭和時代を代表する女性シンガーの一人。現在も活躍なさっていて、今年でデビュー60周年を迎えました。
番組では昨年、その雪村いづみさんをゲストに迎えて色々と楽しいお話を伺いました。
今僕の手元にはその時の録音があるんですが、今夜は当時の録音をちょっと振り返ってみたいと思います。
個人的に僕も好きな雪村さんの50年代のレコード「シークレット・ラブ」という曲があるんですけれども、オリジナルはドリス・デイ、1954年にNO,1ヒットとなった曲です。その曲についてこんな会話がありました。
ちょっと聴いてみたいと思います。
「録音を再生」

「1954年を振り返っているんですけどね。「ザッツ・アモーレ」以外にいづみさんの歌唱が素晴らしいなって思ったのがこの曲ですね「シークレット・ラブ」
Y:良い曲よねー。私あの映画も大好き
S:「カラミティ・ジェーン」(ミュージカル映画)、ドリス・デイ(主演俳優)が歌った曲をカバーしたものでしょう。ちょっと聴いてみましょう。
Y:うふふふ、聞かせて頂ける?

6 シークレット・ラブ:雪村いづみ

S:来年はいづみさんがレコードデビューして60周年だって知ってました?
Y:知らなかった(笑)本当?
S:(笑)はい。
Y:私60周年なの?来年の?
S:はい。そうです。
Y:4月30日が?
S:はい。
Y:60周年。おー

以上録音」

雪村さん良い感じですね。雪村さん今年でデビュー60周年。それを記念して僕のレーベルから雪村さんとのコラボレーションをまとめた「トーキョー・シック」が出ます。番組後半はそのアルバムを特集します。

グリーンピープル
エコチャンネル
緑豊かな地域社会を2002年から活動している
緑環境ネットワーク


雪村さんは今年でデビュー60周年を迎えました。
ちょっとしたご縁があって、雪村いづみとは去年来から僕のレーベルを通じてレコーディングやライヴに活動をご一緒してきました。中でも僕がプロデュースしたセッション「トーキョー・シック」このレコーディングセッションがとても楽しかったですね。東京アバコ・スタジオ。レコーディングは2012年4月。編曲と指揮は僕の指名で前田憲男さんに担当してもらいました。バンドにはトランペット数原晋、トロンボーン中川英二郎、バリトン・サックス原田忠幸、そしてギター中牟礼貞則ほか、国内でもトップクラスのミュージシャンたちが集まってくれました。では、早速この「トーキョー・シック」セッションから2曲聴いてください。僕と雪村さんのデュエットで「トーキョー・シック」。そしてスウィング・バップ・ヴァージョンで「こんな素敵な日には」。2曲聴いて下さい。

7 トーキョー・シック:佐野元春 & 雪村いづみ

8 こんな素敵な日には :佐野元春

雪村いづみさんとのセッションで「トーキョー・シック」そして、同じ日のセッションでスウィング・バップ・ヴァージョンで「こんな素敵な日には」を聴いて頂きました。

twitterの紹介

「トーキョー・シック」という曲 この曲は僕の両親が若かった頃、そして雪村いづみさんが登場した時代昭和20年代から30年代にかけてですね。多分日本の戦後の復興期にかけて人々を元気づけたのはこんな曲ではないか。そんなことを思って書いてみました。前田憲男さんの編曲そしてバンドの演奏ですね。このデジタル、打ち込みの時代に
敢えて生演奏で勝負してみましたけれど、とても勢いがあって素晴らしいレコードになったと思います。「トーキョー・シック」この曲は既にシングル曲としてダウンローディングで発表していますが、実はこのセッションではもう1曲僕が書き下ろして雪村さんとデュエットした曲があります。曲のタイトルは
「もう憎しみは無ない」
絶対に雪村さんに歌って欲しかった曲と思って書きました。この曲、雪村さんも大変気に入って下さって、とても素晴らしい歌声で歌って下さいました。スタジオでとても感激したことを覚えています。では早速その曲「もう憎しみはない」聴いてください。

9 もう憎しみはない:佐野元春 & 雪村いづみ

10 バイバイ・ハンディラブ:佐野元春

昨年4月に行った雪村いづみと行った「トーキョー・シック」セッションから2曲聴いてもらいました。
今年でデビュー60周年を迎えた雪村さん。それを記念して僕のレーベルから雪村さんとのコラボレーションをまとめた「トーキョー・シック」いうアルバムが出ます。今夜はそのアルバムからの曲を聴いて頂いてます。このアルバムとは別にもう一つ雪村さんのデビュー60周年を記念したベストアルバムが出ます。これまた別のレーベルで進めている企画なんですが、このベストアルバムの監修も僕がやってます。50年代からはじまって現在まで全部で46曲。シンガーとしての雪村さんの魅力をひとつにまとめてみました。音楽だけではなくこれまで出演した映画、テレビでの歌唱シーンですね、そうした貴重な映像も収録しているので、是非機会があったら手に取ってみてください。ではここでもう一度「トーキョー・シック」セッションレコードから昨年5月東京で行われたライヴ。雪村いづみ&佐野元春「トーキョー・シック」この曲のライヴ・セッションの模様を聴いていただきたいと思います。バッキングは僕のバンド、ホーボーキングバンドです。ライヴ「トーキョー・シック」雪村いづみ&佐野元春。今夜はこの曲を聴いてお別れです

11 トーキョー・シック (at Billboard Live Tokyo):佐野元春 & 雪村いづみ

DJ佐野元春 ではまた来年 御機嫌よう

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