行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】天皇杯2回戦  横浜FC戦

2010-09-04 23:59:29 | カターレ富山
第90回天皇杯。Jリーグ所属チームとして迎える2度目の大会は、前回の初戦と同様、ホームでの試合となります。
相手は、同じJ2の横浜FC。過去の対戦では4戦で無敗、3連勝中という相性の良い相手。今回も勝利をもぎとらねば。
リーグ戦とは違う、完全決着の一発勝負。
今季これまで、90分間集中力が維持できずに敗れた試合が多々あっただけに、こういう場でこそ力を発揮、さらには今後に繋がる糧としなければならないところです。
昨年の天皇杯初戦を振り返ると、同期の岡山とのホームゲームでした。90分、さらには延長戦でも勝負がつかず、ついにはPK戦の末にようやく勝利を掴み取ったのでした。
引き分けが無く、決着がつくまで続行、それでも決まらなければPK・・・分かってはいましたが、いざ実際にその状況に晒されると、想像以上に精神的にキツかったのをよく覚えています。

そして迎える、今年の天皇杯。
取らぬ狸の皮算用とか言いますが、それでも勝ち上がったときのことに目を向けるならば、3回戦は川崎Fとの対戦になる可能性が非常に高いです。そう、昨年も3回戦で対戦し、敗れた相手。
その雪辱戦を望むのであれば、まずはそのために、この2回戦を勝ち抜かないことには話になりません。

対戦する横浜FCは、現在リーグ10位。勝ち負けに波があるながらも、徐々に監督の「岸野イズム」が浸透しています。前回対戦時に得点を許してしまった大黒が移籍したとはいえ、夏の補強で昨年C大阪のカイオを補強してテコ入れしています。向こうにとっても、「いまだ勝ちのない相手から初勝利を挙げ、神奈川ダービーに臨む」という明確なモチベーションをもって挑んでくる試合。それを、返り討ちにしてやらねば。

そして、カターレ。
前週も、ホームで逆転負け。変わるためには、なにかきっかけが必要です。
そのきっかけには、引き分けのないこの試合は、うってつけかも知れません。勝つしかない試合で、勝ちきること。その力を発揮しきれるかどうか。内容は良かったけど負けた、なんて結果は要りません。勝利という結果しか要りません。そのなかで、勝てるかどうか。
負けたら終わりという1発勝負のプレッシャーを、ホームゲームで勝たねばならないというプレッシャーを乗り越えた先にチームの成長があることを信じて。

天皇杯の醍醐味といえば、格下のチームが格上のチームを破るジャイアントキリング。
去年、今年と、Jリーグ所属チームとしては、まだ下部カテゴリから挑戦を受ける立場には立っていません。
その一方で、格上の相手に挑みかかる戦いというものは、リーグ戦においても常に意識しなければならないカターレ。ひとつ、ここは「結果を意識し、なおかつ勝ちきる」という課題をいまいちど見つめ直し、かみ合っていない歯車を合わせる契機として、勝ちに行ってほしいと思います。

3回戦で、川崎Fとの再戦を。しかし、この2回戦を勝たないことには話にならないところです。
地に足をつけた、納得の勝利・・・見たいのは、それだけ。
リーグ戦のマイナス要素は、持ち込むな!逆に、勝利によって得る自信はリーグ戦でも繋げ!
勝利の先にあるものを見据え、勝たれ!!富山!!!!!!