【J特】再現されてしまったロスタイム負け。黒部の通算５０ゴールを飾れず 柏レイソル戦

１－２で敗戦。
まさか、とは思いながらも、それでも決して信じたくなかった、今季８度目となる逆転負け。しかも、よりにもよって、前回対戦と同じように、最後の最後で敗れてしまうという・・・。
圧倒的力を誇る首位・柏を相手に、敢然と立ち向かいました。決して臆することなく、むしろ優位にさえ試合を進め、黒部の通算５０ゴールで先制さえしました。守備陣にしても奮闘し、特に雄二の頑張りがなければ、あと何点獲られていたことか。
しかし、それでも勝てなかった。最後には、チームとしての実力の差が現れてしまった格好です。「そのあたりが現在の順位の差」とのことですが・・・それでも、あまりに辛い敗戦。

試合後、選手たちが挨拶に来たときのこと。
噂に違わずものすごく近かった日立台のスタンドとピッチの距離。その距離をはさんで、かねてより用意していたゲーフラを掲げました。

状況としては、まったくもっておめでたくなどないなか・・・それでも、あえて掲げました。
本来ならば、喜色満面の笑顔で祝福していたはずのところ・・・おそらく、厳しい顔をしていたと思います。
すると、黒部と目が合いました。笑顔のない表情とともに「あえて掲げた」というメッセージが伝わったのでしょう。彼は、こくんと頷きました。
伝わったのならば・・・それを、勝利というかたちで返してくれ。
願うのはただ、それだけです。