２－１で勝利！！
やっと連敗を阻止し、安間体制となって初勝利を挙げました。
長かった。本当に長かった。
この日も前半から先制点を許す苦しい展開。それでも、萎えることも諦めることもなく勝利を信じてプレーし続けた結果が、逆転勝利という形となって表れました。
久しぶりの勝利に沸き立つ選手たちの表情といったら！
ここまでさんざん辛酸をなめてきたからこその、１勝の重み。
この勝利が自信に、力になることを切に願います。そして、まだ６試合あるシーズンのこれからにつながっていくことを望みます。
ベテラン、若手を問わずに横一線で競わせ、フォーメーション変更も含め、新しいことにもどんどん挑戦していく姿勢を示している安間新監督。そのチャレンジ精神というものが顕著に出た試合となりました。
これまで２試合で採用されてきた４－３－２－１ではなく、３－３－３－１という奇策に打って出た今節。個人的に詳しくは分からないのですが、現代サッカーにおいてはレアなフォーメーションとのこと。
裏に抜けるスピードを活かすべく、苔口がワントップ。ボールを集めるトップ下に黒部、両サイドに朝日とヒデ。中盤は江添、谷田、船津。DFが足助、堤、濵野。そしてGKは前節に引き続き、内藤。
私見ではあるのですが、ちょっと意外に思ったのがDFでした。不動の右SBである西野の出場停止の影響というものは当然考慮に入れるところではありました。練習試合などを見る限り、吉井が入るものだとばかり思っていたので・・・。（ちなみに、吉井は肺炎を患って帯同できなかったようで）それでなければ足助が右に回って、左は洋平か？と思っていたら、その枠を埋めたのは、このところスタメンを外れていたキャプテン・濵野でした。楚輪さんのときにはほとんどが４バックだったこともあるにせよ、自分の中でDF３枚の中でこの３にんという組み合わせが想像できなかっただけに、違和感とまでは言わないものの、ちょっと気になったのでした。
底辺に甘んじているチーム同士の対決は、だからこそと言うべきか、どちらも「絶対に勝つ！」という意識が色濃く出た試合となりました。
序盤、主導権を握ったのは北九州のほうでした。３－３－３－１というフォーメーションをとるに当たっては、守備時にどうしてもサイドへの負担が大きくなるのですが、セオリー通りにそこを突いてくる感じで。
池元 友樹、ウェリントン、レオナルドといった攻撃陣に攻め込まれ、特にレオナルドには強烈なミドルシュートを浴びせられてヒヤリとする場面も。
ここまでリーグ最少得点という北九州が絶対に勝たねばならないという試合に臨むにあたり、先制点をいかにして奪うかということを強く意識していた、ということなのでしょう。
そして、前半２５分。
ゴール正面というイヤな位置でFKを与えてしまい、それをDF関 光博に決められ先制されてしまいました。
GK内藤の経験の浅さということもあったかもしれませんが、それでも、先のW杯で話題をさらったジャブラニの無回転シュートというものにそうそう対応できるものではなかった、ということだったかと。
零封で勝つ、どんなに悪くてもスコアレスドローとしなければならなかったところに、先制点を奪われるという・・・。
カターレも負けじと攻めるものの、決定的な場面を相手GK水原 大樹の好セーブに阻まれ、得点できず。そのまま、０－１で前半を終えました。
後半にあたり、まずは同点にすることが求められました。
先制した北九州ですが、その勢いのまま一気呵成に来るというよりは、その１点を大事にしたい、というような雰囲気に見えました。そのあたりは、あるいは勝ちなれていないチームだからこそ、という面もあったのかもしれませんが。カターレにとっては失点のショックに追い打ちをかけられないというふうに考えれば、ある意味僥倖だったかもしれません。だとすれば、まだまだ付け入る隙はある。
ただ、先制に凹むことなく攻めるとして、やはり問題となるのがフィニッシュの精度。そこをなんとかしなければ。
勝利のためには２点必要。
後半、主導権はカターレのほうにありました。前半の終盤に続き、後半になっても北九州には守備意識のほうが高かったようなので、そこを何とか崩さねば、といったところ。
加えて、３－３－３－１というフォーメーションをとるには、運動量が必須。もし試合終盤でダレてしまうことがあれば、得点できるものもできなくなってしまう。そのためには、まずは早い段階で追いつくことが肝要なのでした。
そんななかで迎えた後半１４分。
前線に上がったヒデからのスルーパスを受けた朝日が落ち着いて蹴り込み、同点ゴール！！
安間体制となっての初ゴールでもある待望の同点弾に、沸き立つ選手たち！ただの１点以上の重みというものが、そこにありました。
しかし、まだ同点になっただけ。予断を許さない状況に変わりはありませんでした。同点でいいところを結果は負け、という試合がこれまで何度となくあっただけに。
やはり、なんとしても勝利のために勝ち越さねばなりませんでした。
後半にだんだんと運動量が落ちてきた北九州にさらなる攻勢をかけるべく、後半２３分にヒデからリョーガ、苔口から平野の同時替え、３４分には黒部からトミーへとフレッシュな選手を送り込みました。あとは、選手たちの頑張りを信じるのみ。
そして、試合も大詰めの後半３９分。CKのチャンスを得ました。
キッカーは平野。まさに、試合の行方を左右するような、「ここぞ！」という場面。
やはり、その高さを活かしてトミーに合わせるのか？いや、そう思わせて、別の誰か・・・そう、CKからのヘッドと言えば、濵野が－－－。
まさに、その瞬間。
マークを外し走り込んだ濵野がドンピシャのタイミングで合わせ、見事にゴール！！かのJリーグ昇格を決定づけたMIOびわこ草津戦を彷彿とさせるような劇的ゴールで、かかる期待を最高の形で結果に結びつけたのでした。
逆転に成功したけれど、だからこそここは落ち着け。ロスタイム被弾とかしてしまった日には、目も当てられない。
それでも、宮川 大輔による再三のロングスローや失点場面を彷彿とさせたFKのピンチをしのぎきり、ついに、その瞬間が。
試合終了のホイッスル。待ち続けた勝利を、ついにつかみ取ったのでした。
たかが１勝、されど１勝。
最下位の北九州が相手だったから？そんなことは関係ないでしょう。先制されてしまったことを含め、反省点も多い。それでも、勝てたこと、結果に結びつけられたことが、なにより大きかったかと。
この勝利はたまたまとか、運良くとかではない。試合後、江添がコメントしています。「このチームは楚輪さんの時からハードワークを徹底してきたから、今どんなシステムになってもハードに戦える」と。
まだ、試行錯誤の中。それでも、悔しい思いをしながらもずっと精進し続けた結果が、今回の勝利に結びついたということもまた、事実なのでしょう。
濵野のコメント「今、チームは原点に返って、よい雰囲気でプレーできている」という言葉を、次節以降も勝利という結果に結びつけてほしい。そう願います。
やっと連敗を阻止し、安間体制となって初勝利を挙げました。
長かった。本当に長かった。
この日も前半から先制点を許す苦しい展開。それでも、萎えることも諦めることもなく勝利を信じてプレーし続けた結果が、逆転勝利という形となって表れました。
久しぶりの勝利に沸き立つ選手たちの表情といったら！
ここまでさんざん辛酸をなめてきたからこその、１勝の重み。
この勝利が自信に、力になることを切に願います。そして、まだ６試合あるシーズンのこれからにつながっていくことを望みます。
ベテラン、若手を問わずに横一線で競わせ、フォーメーション変更も含め、新しいことにもどんどん挑戦していく姿勢を示している安間新監督。そのチャレンジ精神というものが顕著に出た試合となりました。
これまで２試合で採用されてきた４－３－２－１ではなく、３－３－３－１という奇策に打って出た今節。個人的に詳しくは分からないのですが、現代サッカーにおいてはレアなフォーメーションとのこと。
裏に抜けるスピードを活かすべく、苔口がワントップ。ボールを集めるトップ下に黒部、両サイドに朝日とヒデ。中盤は江添、谷田、船津。DFが足助、堤、濵野。そしてGKは前節に引き続き、内藤。
私見ではあるのですが、ちょっと意外に思ったのがDFでした。不動の右SBである西野の出場停止の影響というものは当然考慮に入れるところではありました。練習試合などを見る限り、吉井が入るものだとばかり思っていたので・・・。（ちなみに、吉井は肺炎を患って帯同できなかったようで）それでなければ足助が右に回って、左は洋平か？と思っていたら、その枠を埋めたのは、このところスタメンを外れていたキャプテン・濵野でした。楚輪さんのときにはほとんどが４バックだったこともあるにせよ、自分の中でDF３枚の中でこの３にんという組み合わせが想像できなかっただけに、違和感とまでは言わないものの、ちょっと気になったのでした。
底辺に甘んじているチーム同士の対決は、だからこそと言うべきか、どちらも「絶対に勝つ！」という意識が色濃く出た試合となりました。
序盤、主導権を握ったのは北九州のほうでした。３－３－３－１というフォーメーションをとるに当たっては、守備時にどうしてもサイドへの負担が大きくなるのですが、セオリー通りにそこを突いてくる感じで。
池元 友樹、ウェリントン、レオナルドといった攻撃陣に攻め込まれ、特にレオナルドには強烈なミドルシュートを浴びせられてヒヤリとする場面も。
ここまでリーグ最少得点という北九州が絶対に勝たねばならないという試合に臨むにあたり、先制点をいかにして奪うかということを強く意識していた、ということなのでしょう。
そして、前半２５分。
ゴール正面というイヤな位置でFKを与えてしまい、それをDF関 光博に決められ先制されてしまいました。
GK内藤の経験の浅さということもあったかもしれませんが、それでも、先のW杯で話題をさらったジャブラニの無回転シュートというものにそうそう対応できるものではなかった、ということだったかと。
零封で勝つ、どんなに悪くてもスコアレスドローとしなければならなかったところに、先制点を奪われるという・・・。
カターレも負けじと攻めるものの、決定的な場面を相手GK水原 大樹の好セーブに阻まれ、得点できず。そのまま、０－１で前半を終えました。
後半にあたり、まずは同点にすることが求められました。
先制した北九州ですが、その勢いのまま一気呵成に来るというよりは、その１点を大事にしたい、というような雰囲気に見えました。そのあたりは、あるいは勝ちなれていないチームだからこそ、という面もあったのかもしれませんが。カターレにとっては失点のショックに追い打ちをかけられないというふうに考えれば、ある意味僥倖だったかもしれません。だとすれば、まだまだ付け入る隙はある。
ただ、先制に凹むことなく攻めるとして、やはり問題となるのがフィニッシュの精度。そこをなんとかしなければ。
勝利のためには２点必要。
後半、主導権はカターレのほうにありました。前半の終盤に続き、後半になっても北九州には守備意識のほうが高かったようなので、そこを何とか崩さねば、といったところ。
加えて、３－３－３－１というフォーメーションをとるには、運動量が必須。もし試合終盤でダレてしまうことがあれば、得点できるものもできなくなってしまう。そのためには、まずは早い段階で追いつくことが肝要なのでした。
そんななかで迎えた後半１４分。
前線に上がったヒデからのスルーパスを受けた朝日が落ち着いて蹴り込み、同点ゴール！！
安間体制となっての初ゴールでもある待望の同点弾に、沸き立つ選手たち！ただの１点以上の重みというものが、そこにありました。
しかし、まだ同点になっただけ。予断を許さない状況に変わりはありませんでした。同点でいいところを結果は負け、という試合がこれまで何度となくあっただけに。
やはり、なんとしても勝利のために勝ち越さねばなりませんでした。
後半にだんだんと運動量が落ちてきた北九州にさらなる攻勢をかけるべく、後半２３分にヒデからリョーガ、苔口から平野の同時替え、３４分には黒部からトミーへとフレッシュな選手を送り込みました。あとは、選手たちの頑張りを信じるのみ。
そして、試合も大詰めの後半３９分。CKのチャンスを得ました。
キッカーは平野。まさに、試合の行方を左右するような、「ここぞ！」という場面。
やはり、その高さを活かしてトミーに合わせるのか？いや、そう思わせて、別の誰か・・・そう、CKからのヘッドと言えば、濵野が－－－。
まさに、その瞬間。
マークを外し走り込んだ濵野がドンピシャのタイミングで合わせ、見事にゴール！！かのJリーグ昇格を決定づけたMIOびわこ草津戦を彷彿とさせるような劇的ゴールで、かかる期待を最高の形で結果に結びつけたのでした。
逆転に成功したけれど、だからこそここは落ち着け。ロスタイム被弾とかしてしまった日には、目も当てられない。
それでも、宮川 大輔による再三のロングスローや失点場面を彷彿とさせたFKのピンチをしのぎきり、ついに、その瞬間が。
試合終了のホイッスル。待ち続けた勝利を、ついにつかみ取ったのでした。
たかが１勝、されど１勝。
最下位の北九州が相手だったから？そんなことは関係ないでしょう。先制されてしまったことを含め、反省点も多い。それでも、勝てたこと、結果に結びつけられたことが、なにより大きかったかと。
この勝利はたまたまとか、運良くとかではない。試合後、江添がコメントしています。「このチームは楚輪さんの時からハードワークを徹底してきたから、今どんなシステムになってもハードに戦える」と。
まだ、試行錯誤の中。それでも、悔しい思いをしながらもずっと精進し続けた結果が、今回の勝利に結びついたということもまた、事実なのでしょう。
濵野のコメント「今、チームは原点に返って、よい雰囲気でプレーできている」という言葉を、次節以降も勝利という結果に結びつけてほしい。そう願います。
