3-1で勝利!!
長かった。およそ2か月ぶりとなる勝利。感慨もひとしおです。
勝因はやはり、悪い意味での「いつも通り」となりかけた試合にあって、それを打ち破る強さを見せたことに他ならないのではないかと。
勝てない期間にも良い試合はありました。勝ってもおかしくない試合はありました。けれど、そこで勝てず、それがいつしか「いつも通り」となってしまっていました。
しかし、それを打破したのが今節。
やってやれないことなんてない。勝てないことなんてない。
いつも言っていることですが、あらためて。「勝つことでしか自身は身につかない」
負けて得るものもありましょうが、やはり、勝って得るものの大きさには及ぶまい、ということ。この勝利を契機に、更なる飛躍を!
久しぶりに日曜開催となったホーム戦。ただ、上空はどんよりとした厚い雲。
今季、ホーム戦での敗戦は全て雨の降った試合であったことを思えば、なんとかやり過ごしたいところでしたが・・・まるで、試合開始時間を狙ったかのように降ってきました。
「いつも通り」であれば、これは完全に負けフラグ。それでなくとも8戦して1勝も挙げていない札幌が相手であるというのに。
しかし、そのあたりは逆転の発想で。むしろ、連続勝ちなし脱却というミッションの成就にあたっては、これくらい跳ね除けることができないでどうするか!くらいに。
期待していた西川がメンバー外となってしまっていたのは残念でしたが、黒部が今季初スタメン。舩津を前に上げて、最終ラインにはこれまた久しぶりのスタメンとなる足助が入りました。
濡れたピッチの影響を考慮しながら、試合序盤は両チームとも探り探りの展開。それでも、きちんと動けて自分たちのスタイルにブレがないことが見て取れたのは好印象でした。
そのなかにあって、舩津がロングシュートを試みてみたりと、攻撃に対しての意識が高いことが感じられたのが大きかったように思います。なにせ、前回対戦時には1試合でたったのシュート3本。得点どころか攻撃の形すらまともに作れていなかったのだから。同じ轍は踏まないという意気込みが感じられました。
そんななか、先制は25分。
これぞ、ヨンドクの真骨頂!中盤の連携から前が空いたチャンスを見逃さず、30メートルくらいあろうかという距離からヨンドクミドルが炸裂!無回転シュートはバーをかすめてゴールに吸い込まれたのでした。こりゃ、スカパーのマッチデーJリーグでのベストゴール候補確実だな!という(実際、選ばれていました)見事なゴールに、沸き立つ県総。
10試合ぶりの勝利を目指すにあたり、欲しかった先制点を理想的な形で得ることが出来たのでした。
札幌も反撃しますが、ピンチの場面にあっても守田がスーパーセーブを連発!こりゃ、当たってる日だ!期待感もぐっと高まりました。
そのまま1-0で前半終了。ただ・・・懸念は、ありました。このままでは終わらないだろう、と。
リードしているとはいえ、相手を圧倒して寄せ付けずに、というわけではなかったのであって。それに、この連続勝ちなしの期間中にも、リードして折り返したことはありました。前節もそうでした。けれど・・・それが、勝利に結びついていなかったのだから。
おそらくは、1-0のままでは終わらない。追加点は必要不可欠だろう。ならば、いかにしてそれを実現させるか。
相手の気を削ぐ意味でも、なんとか後半開始10分以内くらいの早い段階で追加点を挙げることが出来れば、勝利の可能性も飛躍的に高まるだろう・・・そう、考えながら開始した後半だったのですが。
しかし。
案の定、と言っていいのか。後半開始から札幌にペースを握られていたなか、62分、セットプレーから守田がはじいたボールを押し込まれるかたちで決められてしまい、同点に。
前節も、追いつかれてしまったのが67分。「いつも通り」の展開。さらに、それを決めたのが4試合連続ゴールとなったFW内村佳宏。注意しなければならないとわかりきっていたはずの相手のエース格に決められてしまうというのもまた、「いつも通り」。
「いつも通り」であれば、もう勝てない。良くて引き分け、雨の日敗戦フラグによるならば逆転負け?それでなくとも未勝利の札幌が相手だというのに。
ただ。そこであきらめてしまっていたのでは、「いつも通り」の打破など成しえない。
「同点にされ、スタジアムには交代を期待する雰囲気が漂っていたが、ゲームに変化がなく、動いたら負ける試合だと感じていた。その後、動きが出てきたので交代を決断した。」という監督が、75分に敬介、三根の2枚同時代え。すると、満を持して敢行した交代策が的中することに。
交代直後の77分、持ち前のスピードを活かして相手陣内深くに切り込んだ敬介の上げたクロスに、ゴール前ニアサイドで待ち構えていた舩津が頭で合わせて勝ち越しゴール!!
練習していたかたちとのことですが、それにしても角度のないところから絶妙なタイミングでよくぞ決めたなぁ、と。
「いつも通り」であれば、まず決まっていなかったであろう追加点。一気に、その打破へ向けての機運が高まったのでした。
ただ、油断は禁物。あくまで勝つ権利を手にしただけ。わずかに1点リードという状況では、安心などできませんでした。
そんななか、3枚目の交代カードには舘野が起用されました。昨年の天皇杯2回戦以来の公式戦出場にして、Jデビューとなった地元出身。すると、積極果敢に攻め上がり、強烈なシュート!はじかれこそしましたが、その姿勢には気負いなどなく、勝利のために貢献しようという気概が見て取れたのでした。
それがチームに更なる勢いをもたらし、連続CKで札幌を攻め立てることに。
そして、その流れからの86分。
CKに頭で合わせ、気迫でねじ込んだ三根がプロ初ゴール!自身、得意ではなかったというヘディングでのゴール。それも、日々の鍛錬のたまものであったとのこと。不断の努力が実を結び、試合の行方を決定づける貴重な3点目を挙げたのでした。
そして。4分あったアディショナルタイムも途切れぬ集中力で守りきり、試合終了のホイッスル。
ついに、10試合ぶりの勝利を手にしたのでした。
「いつも通り」のままであれば、勝てなかった試合だったでしょう。実際、そういう展開でした。
しかし、そこで折れることなく、勝利を求め続けた。
だからこそ成し遂げた、「いつも通り」の打破。
もちろん、連続勝ちなしがストップすればそれでいい、というわけではありません。カターレだけでなく下位の北九州や群馬も勝利したことによって、まだまだ混戦から抜け出たわけではないのだから。
それでも。
頑張りが結果に結びついたというこの成果をもとに、反攻を開始せねば。
そして、勝てない状態ではなく勝つことこそを「いつも通り」としていくために。
これは、終わりではなく始まり。
カターレの戦いは続きます。
長かった。およそ2か月ぶりとなる勝利。感慨もひとしおです。
勝因はやはり、悪い意味での「いつも通り」となりかけた試合にあって、それを打ち破る強さを見せたことに他ならないのではないかと。
勝てない期間にも良い試合はありました。勝ってもおかしくない試合はありました。けれど、そこで勝てず、それがいつしか「いつも通り」となってしまっていました。
しかし、それを打破したのが今節。
やってやれないことなんてない。勝てないことなんてない。
いつも言っていることですが、あらためて。「勝つことでしか自身は身につかない」
負けて得るものもありましょうが、やはり、勝って得るものの大きさには及ぶまい、ということ。この勝利を契機に、更なる飛躍を!
久しぶりに日曜開催となったホーム戦。ただ、上空はどんよりとした厚い雲。
今季、ホーム戦での敗戦は全て雨の降った試合であったことを思えば、なんとかやり過ごしたいところでしたが・・・まるで、試合開始時間を狙ったかのように降ってきました。
「いつも通り」であれば、これは完全に負けフラグ。それでなくとも8戦して1勝も挙げていない札幌が相手であるというのに。
しかし、そのあたりは逆転の発想で。むしろ、連続勝ちなし脱却というミッションの成就にあたっては、これくらい跳ね除けることができないでどうするか!くらいに。
期待していた西川がメンバー外となってしまっていたのは残念でしたが、黒部が今季初スタメン。舩津を前に上げて、最終ラインにはこれまた久しぶりのスタメンとなる足助が入りました。
濡れたピッチの影響を考慮しながら、試合序盤は両チームとも探り探りの展開。それでも、きちんと動けて自分たちのスタイルにブレがないことが見て取れたのは好印象でした。
そのなかにあって、舩津がロングシュートを試みてみたりと、攻撃に対しての意識が高いことが感じられたのが大きかったように思います。なにせ、前回対戦時には1試合でたったのシュート3本。得点どころか攻撃の形すらまともに作れていなかったのだから。同じ轍は踏まないという意気込みが感じられました。
そんななか、先制は25分。
これぞ、ヨンドクの真骨頂!中盤の連携から前が空いたチャンスを見逃さず、30メートルくらいあろうかという距離からヨンドクミドルが炸裂!無回転シュートはバーをかすめてゴールに吸い込まれたのでした。こりゃ、スカパーのマッチデーJリーグでのベストゴール候補確実だな!という(実際、選ばれていました)見事なゴールに、沸き立つ県総。
10試合ぶりの勝利を目指すにあたり、欲しかった先制点を理想的な形で得ることが出来たのでした。
札幌も反撃しますが、ピンチの場面にあっても守田がスーパーセーブを連発!こりゃ、当たってる日だ!期待感もぐっと高まりました。
そのまま1-0で前半終了。ただ・・・懸念は、ありました。このままでは終わらないだろう、と。
リードしているとはいえ、相手を圧倒して寄せ付けずに、というわけではなかったのであって。それに、この連続勝ちなしの期間中にも、リードして折り返したことはありました。前節もそうでした。けれど・・・それが、勝利に結びついていなかったのだから。
おそらくは、1-0のままでは終わらない。追加点は必要不可欠だろう。ならば、いかにしてそれを実現させるか。
相手の気を削ぐ意味でも、なんとか後半開始10分以内くらいの早い段階で追加点を挙げることが出来れば、勝利の可能性も飛躍的に高まるだろう・・・そう、考えながら開始した後半だったのですが。
しかし。
案の定、と言っていいのか。後半開始から札幌にペースを握られていたなか、62分、セットプレーから守田がはじいたボールを押し込まれるかたちで決められてしまい、同点に。
前節も、追いつかれてしまったのが67分。「いつも通り」の展開。さらに、それを決めたのが4試合連続ゴールとなったFW内村佳宏。注意しなければならないとわかりきっていたはずの相手のエース格に決められてしまうというのもまた、「いつも通り」。
「いつも通り」であれば、もう勝てない。良くて引き分け、雨の日敗戦フラグによるならば逆転負け?それでなくとも未勝利の札幌が相手だというのに。
ただ。そこであきらめてしまっていたのでは、「いつも通り」の打破など成しえない。
「同点にされ、スタジアムには交代を期待する雰囲気が漂っていたが、ゲームに変化がなく、動いたら負ける試合だと感じていた。その後、動きが出てきたので交代を決断した。」という監督が、75分に敬介、三根の2枚同時代え。すると、満を持して敢行した交代策が的中することに。
交代直後の77分、持ち前のスピードを活かして相手陣内深くに切り込んだ敬介の上げたクロスに、ゴール前ニアサイドで待ち構えていた舩津が頭で合わせて勝ち越しゴール!!
練習していたかたちとのことですが、それにしても角度のないところから絶妙なタイミングでよくぞ決めたなぁ、と。
「いつも通り」であれば、まず決まっていなかったであろう追加点。一気に、その打破へ向けての機運が高まったのでした。
ただ、油断は禁物。あくまで勝つ権利を手にしただけ。わずかに1点リードという状況では、安心などできませんでした。
そんななか、3枚目の交代カードには舘野が起用されました。昨年の天皇杯2回戦以来の公式戦出場にして、Jデビューとなった地元出身。すると、積極果敢に攻め上がり、強烈なシュート!はじかれこそしましたが、その姿勢には気負いなどなく、勝利のために貢献しようという気概が見て取れたのでした。
それがチームに更なる勢いをもたらし、連続CKで札幌を攻め立てることに。
そして、その流れからの86分。
CKに頭で合わせ、気迫でねじ込んだ三根がプロ初ゴール!自身、得意ではなかったというヘディングでのゴール。それも、日々の鍛錬のたまものであったとのこと。不断の努力が実を結び、試合の行方を決定づける貴重な3点目を挙げたのでした。
そして。4分あったアディショナルタイムも途切れぬ集中力で守りきり、試合終了のホイッスル。
ついに、10試合ぶりの勝利を手にしたのでした。
「いつも通り」のままであれば、勝てなかった試合だったでしょう。実際、そういう展開でした。
しかし、そこで折れることなく、勝利を求め続けた。
だからこそ成し遂げた、「いつも通り」の打破。
もちろん、連続勝ちなしがストップすればそれでいい、というわけではありません。カターレだけでなく下位の北九州や群馬も勝利したことによって、まだまだ混戦から抜け出たわけではないのだから。
それでも。
頑張りが結果に結びついたというこの成果をもとに、反攻を開始せねば。
そして、勝てない状態ではなく勝つことこそを「いつも通り」としていくために。
これは、終わりではなく始まり。
カターレの戦いは続きます。