0-2で敗戦。
この敗戦によってシーズン13敗目。そのなかにあって、ネガティブな負け方ではありませんでした。
もっとひどいやられ方なんて、いくらでもありました。相手以前に自分たちのサッカーが出来ずに自滅してしまった敗戦であったりとか。それらに比べたならば、やろうとしたサッカーを体現しながら力が及ばなかったという負け方であり、PK献上などは痛いミスではあったものの、悲観すべき内容ではなかったかと。
ただし。
やはり、負けは負け。勝負どころの時間帯に失点し、その後の反撃も及ばず、さらに試合終了間際にダメ押しをされて敗れたという結果は、真摯に受け止めねばなりません。
もともと力の差もあり、さらに相手に勢いもあった。けれど、それを覆さねばならなかったところ、成し遂げることができなかった。
勝った徳島は昇格争いへさらに自信を深め、敗れたカターレは残留争いから抜け出せず。
この差を受け止めつつも、諦めることがあってはなりません。
3連勝は、逃した。けれど、立ち止まっているわけにはいかないのだから。
移籍してきたばかりの白崎がスタメン出場し、カターレ富山デビューとなった今節。
さすがに、なかなかいきなりチームにフィットしてというわけにもいかないところだったでしょうが、それでも監督は「おまえのレベルに周りを引き上げるような要求をしていけ」という期待を込めての抜擢。さらに当の白崎もそれに応え、精力的な動き、ゴールを見据える姿勢を見せました。
試合のほうは、そんな白崎と前線でポスト役となる黒部へとボールを集めて攻めの形をつくろうという、しっかりとした意思のもと、攻撃のチャンスをうかがう展開。
とはいえ、さしもの好調の徳島。簡単にいい形は作らせてもらえません。ある程度ボールを持たれることは想定内。そこをいかに締めて防ぎ切り、逆襲につなげるかが問われました。
5バック気味にしっかりと相手攻撃陣を封じ、慌てないで虎視眈々と好機をうかがい続ける。気温28.3℃、湿度80%という厳しいコンディションのなかにあっても、痺れを切らさず確実に我慢し続ける姿勢が求められました。
その甲斐あって、0-0で折り返し。ここ3試合続けて前半のうちに先制していたことを思えば、その流れを受け継ぎたかったところではありますが・・・それでも、及第点。失点をせずに後半勝負、というプランは成し遂げられた、ということで。
しかし。
試合の流れが変わってしまったのが、58分。
要注意選手として警戒しなければならなかった大崎に対し、池端が足の裏を見せる形でのスライディング、イエローカードをくらってしまいました。
あるいはレッドで一発退場さえあり得たケース。ある意味、イエローで済んでラッキーとも言えなくもなかったのですが。
そのあと、嫌な流れを振り払うべく狙ったヨンドクのシュート、相手陣内深くから折り返した朝日のクロスに白崎が頭で合わせるなど、良い場面を作り出しながらも決めきれず。
すると、67分。
果敢にペナルティエリア内に切れ込んできた大崎に対し、腕をからめるような形になってしまった池端がファールを取られ、PKに。これを前回対戦に続いてエースである津田に決められてしまい、それまで必死にしのいできたはずの先制ゴールを嫌な形で奪われてしまうこととなってしまったのでした。
大崎と池端、奇しくも前節が出場停止であった選手同士。どちらにとっても前節出られなかったぶんを取り返す!という気合を入れて臨んだ試合であったのでしょうが・・・。くっきりと明暗が分かれてしまうかたちとなってしまったのでした。
また、先制を許してしまった時間帯も時間帯。またしても、60分台。これで4試合連続。
他の時間帯であっても失点していいなどということはないですが、それにしたところで、「またか」という思いはあったのではないかと。
4試合ぶりに先制され、それを追わなければならない展開。
当然のことながら、追いつき、さらには逆転せねば勝てません。73分に池端に代えて苔口、77分に國吉に代えて三根、81分には足助に代えて舘野を投入。前線の黒部と白崎に、さらに攻撃的な選手を加えるという明確な「逆転勝利を目指せ!」というメッセージ。
ただ・・・。
先制ゴールを挙げたことにより、チームが締まった徳島。勝つためには攻めるしかないカターレに対して、動じませんでした。
そのあたりはやはり、6連勝を含む7戦負けなしという勝ち慣れた徳島と、2連勝の4戦負けなしとはいえ勝ち慣れていないカターレとの差が、はっきりと出てしまったところだったのでしょうか。
遮二無二ゴールに迫ろうとするカターレをいなしつつ、集中力の欠けることのない徳島。運動量も最後まで落ちませんでした。
試合も最終盤、4分あったアディショナルタイムのなかでも最後まで諦めずに同点、さらには逆転を目指したカターレではありましたが・・・逆に、前がかりとなった隙を突かれる形でMF柴崎 晃誠にダメ押し点を決められてしまい、万事休す。
3連勝を逃し、徳島にチーム最多8戦連続負けなしを与えてしまったのでした。
今節は徳島にとっても難しい試合であったのではないかと思います。贔屓目を抜きにしても。
そこで勝ち切った徳島と、敗れてしまったカターレとの差。
勝ち慣れているチームと勝ち慣れていないチームとの差は、やはり大きかった。
その差が昇格争いをしているチームと残留争いをしているチームとの差でもあったのでしょうが・・・。
これを、善戦で終わらせてはいけません。上位相手によくやった、と満足してはいけません。
カターレにしたところで、手も足も出ずに一方的にやられていたわけでもなければ、チャンスを全く作れなかったわけでもありません。
ただ、そのチャンスを活かせなかった。
決定力不足と言い切ってしまうのは簡単ですが・・・その改善は、なかなかに容易ではありません。
けれど、やるしかない。
善戦止まりで満足していては、きっと何も変わらない。
選手の間からもプレーオフ進出を目指したい、という声も聞かれたりもしますが・・・それを、口先だけの言葉にしてはならないと思います。
それを絵に描いた餅にしない、ということはすなわち、こういった試合で勝つということ。
悔しさを、忘れないでほしいです。反骨心を、力に変えてほしいです。
次節まで、中2日しかありません。
いや、逆に考えれば、モチベーションを切らさずに臨めるということ。
3連勝は逃してしまったけれど、そこで途切れてしまうのではなく、今度はホーム戦連勝を目指して。
屈することなく立ち向かってほしいと思います。
この敗戦によってシーズン13敗目。そのなかにあって、ネガティブな負け方ではありませんでした。
もっとひどいやられ方なんて、いくらでもありました。相手以前に自分たちのサッカーが出来ずに自滅してしまった敗戦であったりとか。それらに比べたならば、やろうとしたサッカーを体現しながら力が及ばなかったという負け方であり、PK献上などは痛いミスではあったものの、悲観すべき内容ではなかったかと。
ただし。
やはり、負けは負け。勝負どころの時間帯に失点し、その後の反撃も及ばず、さらに試合終了間際にダメ押しをされて敗れたという結果は、真摯に受け止めねばなりません。
もともと力の差もあり、さらに相手に勢いもあった。けれど、それを覆さねばならなかったところ、成し遂げることができなかった。
勝った徳島は昇格争いへさらに自信を深め、敗れたカターレは残留争いから抜け出せず。
この差を受け止めつつも、諦めることがあってはなりません。
3連勝は、逃した。けれど、立ち止まっているわけにはいかないのだから。
移籍してきたばかりの白崎がスタメン出場し、カターレ富山デビューとなった今節。
さすがに、なかなかいきなりチームにフィットしてというわけにもいかないところだったでしょうが、それでも監督は「おまえのレベルに周りを引き上げるような要求をしていけ」という期待を込めての抜擢。さらに当の白崎もそれに応え、精力的な動き、ゴールを見据える姿勢を見せました。
試合のほうは、そんな白崎と前線でポスト役となる黒部へとボールを集めて攻めの形をつくろうという、しっかりとした意思のもと、攻撃のチャンスをうかがう展開。
とはいえ、さしもの好調の徳島。簡単にいい形は作らせてもらえません。ある程度ボールを持たれることは想定内。そこをいかに締めて防ぎ切り、逆襲につなげるかが問われました。
5バック気味にしっかりと相手攻撃陣を封じ、慌てないで虎視眈々と好機をうかがい続ける。気温28.3℃、湿度80%という厳しいコンディションのなかにあっても、痺れを切らさず確実に我慢し続ける姿勢が求められました。
その甲斐あって、0-0で折り返し。ここ3試合続けて前半のうちに先制していたことを思えば、その流れを受け継ぎたかったところではありますが・・・それでも、及第点。失点をせずに後半勝負、というプランは成し遂げられた、ということで。
しかし。
試合の流れが変わってしまったのが、58分。
要注意選手として警戒しなければならなかった大崎に対し、池端が足の裏を見せる形でのスライディング、イエローカードをくらってしまいました。
あるいはレッドで一発退場さえあり得たケース。ある意味、イエローで済んでラッキーとも言えなくもなかったのですが。
そのあと、嫌な流れを振り払うべく狙ったヨンドクのシュート、相手陣内深くから折り返した朝日のクロスに白崎が頭で合わせるなど、良い場面を作り出しながらも決めきれず。
すると、67分。
果敢にペナルティエリア内に切れ込んできた大崎に対し、腕をからめるような形になってしまった池端がファールを取られ、PKに。これを前回対戦に続いてエースである津田に決められてしまい、それまで必死にしのいできたはずの先制ゴールを嫌な形で奪われてしまうこととなってしまったのでした。
大崎と池端、奇しくも前節が出場停止であった選手同士。どちらにとっても前節出られなかったぶんを取り返す!という気合を入れて臨んだ試合であったのでしょうが・・・。くっきりと明暗が分かれてしまうかたちとなってしまったのでした。
また、先制を許してしまった時間帯も時間帯。またしても、60分台。これで4試合連続。
他の時間帯であっても失点していいなどということはないですが、それにしたところで、「またか」という思いはあったのではないかと。
4試合ぶりに先制され、それを追わなければならない展開。
当然のことながら、追いつき、さらには逆転せねば勝てません。73分に池端に代えて苔口、77分に國吉に代えて三根、81分には足助に代えて舘野を投入。前線の黒部と白崎に、さらに攻撃的な選手を加えるという明確な「逆転勝利を目指せ!」というメッセージ。
ただ・・・。
先制ゴールを挙げたことにより、チームが締まった徳島。勝つためには攻めるしかないカターレに対して、動じませんでした。
そのあたりはやはり、6連勝を含む7戦負けなしという勝ち慣れた徳島と、2連勝の4戦負けなしとはいえ勝ち慣れていないカターレとの差が、はっきりと出てしまったところだったのでしょうか。
遮二無二ゴールに迫ろうとするカターレをいなしつつ、集中力の欠けることのない徳島。運動量も最後まで落ちませんでした。
試合も最終盤、4分あったアディショナルタイムのなかでも最後まで諦めずに同点、さらには逆転を目指したカターレではありましたが・・・逆に、前がかりとなった隙を突かれる形でMF柴崎 晃誠にダメ押し点を決められてしまい、万事休す。
3連勝を逃し、徳島にチーム最多8戦連続負けなしを与えてしまったのでした。
今節は徳島にとっても難しい試合であったのではないかと思います。贔屓目を抜きにしても。
そこで勝ち切った徳島と、敗れてしまったカターレとの差。
勝ち慣れているチームと勝ち慣れていないチームとの差は、やはり大きかった。
その差が昇格争いをしているチームと残留争いをしているチームとの差でもあったのでしょうが・・・。
これを、善戦で終わらせてはいけません。上位相手によくやった、と満足してはいけません。
カターレにしたところで、手も足も出ずに一方的にやられていたわけでもなければ、チャンスを全く作れなかったわけでもありません。
ただ、そのチャンスを活かせなかった。
決定力不足と言い切ってしまうのは簡単ですが・・・その改善は、なかなかに容易ではありません。
けれど、やるしかない。
善戦止まりで満足していては、きっと何も変わらない。
選手の間からもプレーオフ進出を目指したい、という声も聞かれたりもしますが・・・それを、口先だけの言葉にしてはならないと思います。
それを絵に描いた餅にしない、ということはすなわち、こういった試合で勝つということ。
悔しさを、忘れないでほしいです。反骨心を、力に変えてほしいです。
次節まで、中2日しかありません。
いや、逆に考えれば、モチベーションを切らさずに臨めるということ。
3連勝は逃してしまったけれど、そこで途切れてしまうのではなく、今度はホーム戦連勝を目指して。
屈することなく立ち向かってほしいと思います。