行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

救いのない惨敗。無様としか言いようのない内容で自滅  愛媛FC戦

2014-08-01 00:38:55 | カターレ富山
1-3で敗戦。
今季唯一の平日ナイトゲームとして開催された今節。「あるいは2000人を超えれば良い方か?」なんて思っていたところ、3700人あまりの観衆が詰めかけた県総。市町村サンクスデーとして滑川から駆けつけた方々を始め、最下位として苦しい状況であることを踏まえてもなお、勝利を信じて応援に駆けつけたファン・サポーター。
しかし。
そんな期待が報われることはありませんでした。最悪と言っていいほどの体たらくによって。

試合開始直後の動きを見るに、しっかりと自分たちのペースで試合を作り上げようという意志が見て取れました。相手への寄せ、ボールに食らいついていく姿勢など、明らかに前節よりも良い動き。「お、これは今日こそ期待できそうか?」なんて評価をしようとした・・・そんな矢先でした。
9分、相手のカウンター攻撃に遅れをとって、信じられないくらいにあっさりと失点。
監督の言うところの「いつも通りにやっていれば、なかった失点」。中には、その時点でうつむいてしまった選手も。その直後にはポスト直撃で難を逃れるという危ないシーンもあり、「また今節も駄目なのか」という気配が漂うことに。
攻撃面でも、相も変わらずに決定力不足。前節の湘南戦に比べたならば、明らかに与しやすい相手であることが見て取れるにも関わらず。
0-1で折り返し、後半戦。
思えばここ3年近くまったく逆転勝利がないものの、その最後の逆転勝利がホーム愛媛戦でした。ならば、同じホーム愛媛戦でその嫌なジンクスを打ち払わねば!そう、後半開始10分以内に追いつくくらいの試合展開となれば、逆転の目だってきっと・・・。
そう、思っていたのに。
後半開始早々に得点を挙げたのは、愛媛のほうでした。
開始からわずか3分、田中のクリアミスを拾われ、決めた堀米 勇輝にして「はいっちゃった」というくらいに、あってはならない失点。
さらに。気落ちしていたところに追い打ちをかけるように、2分後、ショートコーナーからの流れで前回対戦でもしてやられた西田 剛に決められてしまい、試合の趨勢を決定づける3点目。あのときも、追加点となる2点目からわずか3分後に決められる、というタイミングでしたが・・・あれから3ヶ月半ほど経ちますが、まるで成長できていないことを示すこととなってしまいました。
そんな失点直後・・・愛媛の選手たちに、ある意味とまどいが見て取れました。「あれ、こんなにあっさりと決まっていいの?」というような。
はっきり言って、愛媛に失礼なレベル。負け犬の遠吠えを百も承知で言いますが、愛媛が強かったから3失点もしたんじゃない。カターレが話にならないくらいに弱すぎただけ。
その後、期待していた苔口が1点を返す今季5ゴール目を挙げたものの、焼け石に水。反撃への意志が結果に結びつくことはありませんでした。

それにしても。
決定力不足も深刻ではありますが、それ以前に・・・なぜ、馬鹿の一つ覚えのような攻撃に終始するのか?なぜ、攻撃にバリエーション、幅を持たせないのか?
せっかくペナルティーエリア付近にまで攻め入っても、サイドから切れ込む → 中央へクロス というワンパターン。
それも、前節湘南戦の先制点としてやられてしまったようなキレイなかたちではなく、往々にして苦し紛れというか。
なぜ、場合によっては遠目からミドルを狙っていく、ということをしないのか?まるでミドル禁止令でもでているのか?というありさま。
枠内に飛ばしていれば、あるいはGK守備範囲でもDFに当たってコースが変わることでゴール、ということもあるだろうに。DFが思わずハンド、PKを獲得ということもあるだろうに。
相手だって、いろいろな選択肢があるからこそ迷う。
それが、初めからミドルは無いとわかりきっていたならば、守備陣がどれだけラクなことか。ラストパスにさえ気を配っていればいい、ということであれば、プロ選手にとってそうそう難しい守備でもあるまいよ、と。
本当にミドルの可能性を排除というなら、逆にワンパターンに特化すべきであろうに。
相手の反応よりも先んじて、想定通りのプランに沿って動き出すようなことが出来ていれば、また違うだろうに。
それもできず、仲間の動向をうかがいながら、むしろ後手に回っている気さえします。そんなに仲間が信用できないのか?と。
せっかくのカウンターのチャンスも、仲間の動向を意識できていないから動き出しが遅い。結果、良い位置にボールを供給できず、クオリティの低いパスに。さすがにそれでは余裕を持ったシュートにいけるはずもなく、むしろ自分たちで決定機で決める確率を下げているような気さえします。
相手だってプロ、そんなグダグダに易々とゴールを割らせてはくれないでしょうよ。

前回対戦でメンタルの弱さを露呈してしまい、4失点。その屈辱をバネにリベンジを果たさねばならない試合であったのに。
結果、なにひとつ成長していないというガッカリぶりをさらすだけに終わってしまいました。
これからもこんな体たらくが続くとでも?
今節も讃岐が敗れたため21位との差は開かなかったものの、20位・東京Vとの勝ち点差は実に14。また、降格が現実的なものとなってきてしまいました。

もちろん、諦めるなんてことはしませんし、応援することやめたりはしません。
けれど。
だったら、その思いにプレーで、結果で応えてくれよ、と。
こんな無様な試合を、いつまでも繰り返してくれるなと。
次節まで、中3日。
反省があるのならば。このままではいけないと思うならば。
やれることを、全力を持ってやらねばなりません。
そして、勝利という目に見える成果を出すこと。
それ以外は、要りません。
迷っている暇があったら、やれ。
それ以外に、ありません。