行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第27節  ジュビロ磐田戦

2014-08-16 22:09:48 | カターレ富山
最下位脱出に向けては、負けは論外として同点止まりでも駄目だということを再認識させられた前節。
現状打破を果たすためには、勝つしかない。たとえそれが栄光の歴史を持つ強豪クラブが相手であっても。
その決意を胸に、初めて乗り込むこととなるヤマハスタジアム。3位・ジュビロ磐田と対戦します。こ

1-3と完敗してしまった前節をはじめとして、ここ5試合で1勝1分け3敗と苦戦が続く磐田。
先月の第21節を最後に試合から遠ざかっているエース・前田 遼一の不在の影響がもろに出てしまっている格好のようで。
13ゴールはここまでJ2得点ランク3位、先のW杯にこそ選出されなかったとはいえ、日本代表の点取り屋としてならした実力は、まさに桁違いであり、脅威以外のなにものでもない。
そんな前田が、今節からの復帰が濃厚とのこと。出られない期間のチームの不調に、忸怩たる思いを抱えてきたのではないかと。その鬱憤を晴らすべく、まずは最下位を蹴散らしつつホームのファン・サポーターに復活をアピールしたい狙いをもって待ち構えていることかと。
相手にとっては、当たり前に勝たねばならない相手に対し、勝つのは言うまでもないとして、あるいは前田にはハットトリックでも決めてくれ、ってなくらいの気持ちでいるのではないかと。リーグワースト得点の相手に零封は当たり前、1点差でワースト2位失点の相手に大量得点もまた当たり前、と。
それでなくとも、アウェイ戦は12連敗という絶対的な弱さの富山に負けるはずがないと。
言うまでもなく。
最下位だから、点が獲れないから、失点が多いから、アウェイで勝てないからといって、それが負けて当然ということにはならないのであって。
強豪相手?それがどうした。
すべての対戦相手が上位チームである以上、相手がどうこう言っている場合ではないのは当然のこと。どこであろうが、負けて良いわけがない。
むしろ、強豪だからこそ勝たねばならない。勝って、まだ諦めるわけにはいかないという証明を打ち立てなければならない。それは、当然のことなわけで。

前節の山形戦は、新加入の井澤と宮吉の活躍によって連敗ストップに成功。今度こそは、という期待を結果に結びつけねばなりません。
良かったのは、まだ改善の余地はあるにせよ、そんな新加入のメンバーもしっかりとカターレの現状を踏まえたその上で、勝利を目指す姿勢を打ち出せたことでしょうか。Jデビュー戦となった柴田にしてもそう。勝利という結果が伴わなかったとはいえ、それを目指すための方向性というものは、しっかり共有できていたということでしょう。
そして。
この1週間の間に、新たにふたりの選手がカターレに加わることが発表されました。
FC東京から期限付き移籍で、GK廣永 遼太郎。
FC東京においては権田、塩田という実力者の壁を崩せず、J1での出場経験は無し。それでも腐ることなく鍛錬を続け、ピッチ外では選手会長を務めるなど、フォアチームに徹する気持ちの強さを持った選手であるとか。かつて期限付き移籍で岡山に在籍し、J2の戦いというものを経験しています。U-18時代は井澤と同期、平出は後輩にあたることで、チームになじむとっかかりもあるようで。決意とともに移籍してきたからには、しっかりとカターレの力になってほしいです。
コンサドーレ札幌から、同じく期限付き移籍でDF前 貴之。
現在20歳ながら、高校時代から2種登録で出場しているユース上がり。将来を嘱望されながらも近年は怪我の影響で出場機会が減り、今季もわずか3試合の出場にとどまっていました。心機一転、新たな環境で再スタートを切るべく移籍を決意したようで。同じくコンサドーレU-18出身の三上、同郷の錬平というカターレにおける先輩のもと、しっかりと富山という環境に順応しつつ、その力を発揮してほしいです。
新加入の選手に過剰な期待をかけるのもどうなんだ?という気もします。けれど・・・言い換えれば、そんな期待をかけられるとわかって移籍してきたのだろう?ということで。
ただ出場機会を得たいというだけであれば、ほかのチームでもいいはず。あるいは、もっと良い条件のクラブもあったかも知れません。いい加減な気持ちで最下位のチームになど来られないでしょう。
チーム状態が苦しいこと。全然勝てていないこと。それを踏まえてもなお、カターレ富山というクラブでプレーしたいという意志の下、集った選手たち。
ならばこそ、やってもらうしかない。だからこそ、期待もします。

話は戻って、磐田戦。
浜松市出身の安間監督にとっては、ジュビロ磐田というチームの存在はやはり、とても大きなものでしょう。今回、Jクラブを率いる監督として臨む、初めてのヤマハスタジアムでの試合。思いもひとしおというところではないでしょうか。
新加入の井澤を含め、多数在籍する元甲府のメンバー。それ以外にも監督を慕ってカターレに来た選手たちは多くいます。
今こそが、監督を男にする絶好の機会でしょう。ならば、勝つしかないじゃないか。
やはり、勝つためには得点が必要不可欠。それは、依然として総得点がリーグワーストであろうが、相手が強豪であろうが関係ない。攻撃陣の奮起無くして勝利無しです。
宮吉の連続ゴールに期待したいのは言うに及ばず。
白崎の奮起に期待したいです。
前節、1-1のまま迎えた試合終盤。逆転のチャンスがありながら、それを活かしきれなかった。結果として敗戦という最悪の結果こそ免れたものの、勝たねばならない試合で勝てなかった、決めなければならない場面で決められなかったという悔しさは、大きかったはず。その悔しさを、力に変えてほしい。
今季ここまで、勝てなかったけれど、得点できなかったけれど・・・それでも、カターレ富山というクラブのために必死でプレーし続けてきたという、プライド。
新加入選手との融和も、もちろん大事。けれど、その反面・・・ここまで結果が出ないながらもチームを引っ張ってきたという自負をしっかりと持ち、それをプレーに表してほしい。そう思います。
それは、中島にしても同じこと。
U21代表トレーニングキャンプに参加してからの合流というかたちですが、ひとつ視点を変えたところで、あらためてカターレというクラブの今に向き合うきっかけとなったのではないかと。
やるべきことは、わかっている。ならば、あとはやるだけ。
求められるのは、勝利にほかなりません。強い意志を力に変え、敢然と挑みかかってほしいと思います。

前回対戦では、前半終了間際の隙を突かれるかたちで失点、そのまま0-1で敗れてしまいました。
それからというもの、そんな隙が改善できているかと言えば・・・開始2分で先制を許してしまった前節をはじめ、甘さがぬぐいきれないまま、と言わざるを得ないのも確か。
湘南戦もそうでしたが、前回対戦で思わぬ苦戦をしてしまったチームは、「今度こそは早々と得点してラクに試合を進めたい」との思いでいるのではと。
ならば・・・やらねばならないのは、甘さを捨てること。
強豪相手にも・・・いや、強豪だからこそ。一瞬たりとも隙を見せない、それでいて自分たちのペースは崩さない。そんな確固たる意志を十二分に示せるかが問われます。
もちろん、やるしかない。たとえ、J2レベルでは反則級の前田がいたとしても例外でなく。
むしろ、無得点が続いて相手がペースを乱してしまうくらいでないと。
そのために。まずは、最大集中。強豪だからこそ零封する。強い思いをプレーで示さねば。

相手の磐田サポーターにとっては、最下位を軽くひねって前田遼一復活祭!くらいの気持ちでしょうか。
そうやすやすと、やらせてたまるか。
窮鼠猫を噛む。
追い詰められた最下位の力を、なめるな!!
勝利への意志を、力に変えろ!!
勝って、今季アウェイ初勝利を!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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