行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第26節  モンテディオ山形戦

2014-08-09 19:48:36 | カターレ富山
勝ち点差6。最下位脱出・降格回避に向けて、もはや一刻の猶予もありません。
モンテディオ山形をホームに迎える今節。過去の対戦ではいちども勝ったことがない相手ではありますが、そんなことを気にしている暇があったら勝つことだけを考えろ、という状況。いつもどおりに負けていたのでは、その状況は悪化こそすれ改善などしないのだから。
勝つ以外に道はないことを、勝ち点差6によって再確認させられたのならば、改善のためには、是が非でも勝つ。
思いだけでなく、結果でそれを示し、ホームのファン・サポーターにまだ大丈夫であるということをしっかりとアピールしなければなりません。

前節、今シーズンを象徴するかのような情けない敗戦を喫したカターレ。最大の危機的状況のなか、大きなニュースが舞い込んできました。
京都サンガF.C.から、FW宮吉 拓実選手が期限付き移籍加入。
京都のU15、U18を経てトップチームに16歳でデビュー、2011年には天皇杯準優勝に大きく貢献、2012年は11ゴールを挙げるなど活躍。各年代代表にも選出されている、まさに京都の至宝。怪我の影響や監督の起用法もあったのでしょうが、今季は4試合の出場にとどまっていましたが、その持てるポテンシャルというものは、間違いなく本物。
そんな彼が、自身の成長を期して初の移籍を決意、カターレ富山の一員となることに。
これはもう、期待しないほうがムリというものでしょう。カターレ富山に関わるすべての人が思っているはずです。「この窮地を救う救世主になってくれ!」と。
今節・山形戦でさっそくカターレデビューが果たされる見通し。注目せざるを得ないところです。

山形との前回対戦は5月3日の第11節。その前の第10節でようやくシーズン初勝利を挙げ、その勢いを駆って連勝するべく臨んだ試合でしたが・・・。
結果、試合終了間際の失点で敗れるというガッカリな敗戦。ガッカリといえば、その前回対戦に当たる去年の天皇杯でも都合3度のリードを守りきれずに延長、PK戦の末に敗れるという悔しい敗戦を喫しています。
今度という今度こそ、山形戦初勝利を期さねばならない今節。
やはり、警戒しなければならないのは富山出身の中島 裕希でしょう。昨年のホーム戦でも2失点を喫したほか、仙台所属だった2009年以来、まさに天敵と言える存在です。地元凱旋ゴールを今年も許す、なんてことは絶対に阻止で。
そして、凱旋と言えば。今年山形に移籍していった舩津が県総に帰ってくるのは必見でしょう。
山形でも期待を持って迎えられながらも、骨折で長期離脱。前節の大分戦で久々の復帰を果たし、富山に乗り込んできます。これまで出場できなかった鬱憤を晴らすような意気込みで来ることでしょうが、ならばこそ、そこに立ちはだかってみせねば。歓迎は歓迎、勝負は勝負。勝ちを譲るわけにはいきません。

期待したいのは、なんといっても宮吉でしょう。
確かに、加入早々にいきなり活躍してくれと言っても難しい面もあるかもしれません。けれど。宮吉とて、現在のカターレの状況は理解した上で移籍してきたはず。勝つ以外にもうどうしようもない状況に追い込まれていることも知って移籍してきたはず。そして・・・カターレでやらねばならないことも理解して移籍してきたはず。
ならば、それを早速見せてもらおうじゃないかと。挨拶代わりの移籍後初ゴール、大いに期待します。
そして、もうひとつ。白崎と中島の奮起にも期待したいです。
思い出してほしい。期限付き移籍でカターレにやってきたのは、なんのためだったのかを。
いつもどおり無得点で終わってしまうためではないだろう?いつもどおり負けてしまうためではないだろう?
同じように自身の成長を期して移籍してきた宮吉の姿に、もういちど初心を思い出してほしい。そして、その思いをプレーにぶつけ、結果を残してほしい。
カターレを勝たせるというその目的に、しっかりとした答えをだしてほしいと思います。

勝ち点差を埋めるためには、勝つしかない。
絶体絶命の今だからこそ、その意味を噛みしめてほしい。
勝たねば、変わらない。
変わるために、勝て!!!
ホームのファン・サポーターの願いに、祈りの応えろ!!!
必勝を期して臨め!!!
勝たれ!!!富山!!!!!