行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第28節  ロアッソ熊本戦

2014-08-23 23:39:14 | カターレ富山
敗戦した天皇杯3回戦から中3日。いよいよもってリーグ戦に集中しなければならない状況の中、ホームにロアッソ熊本を迎える今節。
公式戦2連敗という流れを止め、かつ、約2ヶ月ぶりの勝利を挙げるために。まずは今節の勝利から、最下位脱出を成し遂げていくために。勝つしかない、勝たないことにはなにも始まらない。不退転の覚悟で臨まねばならない試合となります。
2連続アウェイ戦で2連敗、しかもこれまでの課題を克服できないパターンが浮き彫りとなったやられかた。さらに、熊本にとって、いかにアウェイ戦とはいえ1週間のインターバル。その意味で、主力の白崎、中島らが中3日であるカターレのほうがコンディション面で一方的に不利とも言えます。
状況は芳しくない。けれど、それでも。
天皇杯敗戦を、ひとつの区切りとして。
やらねばならないことがはっきりした。残りのリーグ戦に最大集中しなければならない、と。そして、同じ敗れたといえ、セレッソ戦の敗戦はリーグ戦とは別物。「これまでどおりではいけない」ということを、再確認するきっかけとなったならば、天皇杯敗退も決して無駄にはならないはず。
そのためにも、勝つしかない。勝って、最下位に甘んじる現状を変えていくしかない。
今節の試合終了後には花火の打ち上げが予定されているとか。言うまでもなく、勝利の祝砲とせねばなりません。

天皇杯3回戦の対戦が無かった熊本にとっては1週間ぶりの公式戦。前節は監督交代以降無敗の千葉を相手に0-0のスコアレスドロー。勝てなかったまでも手応えを掴んだ試合を経て、最下位の富山を相手に確実に勝ち点3を持ち帰るべく乗り込んでくることでしょう。
前回対戦は第16節。気温の高さと相手の積極的なプレスに苦しみ、0-2で敗れました。その前の試合・アウェイ讃岐戦で裏天王山を逆転負けで落としてしまった翌週であったことも、精神的ダメージとして残っていたのか?というところですが・・・。
先制点から僅か5分後に追加点、そこから反撃叶わず零封負けと、勝負弱さがガッツリと出てしまった敗戦でもありました。
精神的ダメージから来る弱さという意味合いにおいては、遺憾ながら、そのころから劇的な改善は成されていません。はからずも、セレッソ戦でも前半終了間際のラストプレーで失点というかたちで示してしまったばかり。
しかし。
だからといって、今節もまた負けるわけにはいかないのです。後半戦開始以降勝利のないままという現状をどこかで打破しなければ、最下位脱出は成し遂げられないのだから。
ガッカリさせられる試合なんて、もううんざり。
天皇杯敗退によって、やらねばならないことが一本化されたからこそ。
今一度、何をしなければならないのかを、本当に考え、実行しなければ。
つまりは、勝つこと。勝って、ファン・サポーターの期待に応えること。そして、勝利をきっかけに次なる勝利へと繋げ、結果に反映させていくこと。
ただ、思うだけでなく。
しっかりと成し遂げること。「次」ではなく「今」やらねばならないのです。

期待したいのは、宮吉。2週間ぶりのホーム戦で、またゴールを挙げることによってファン・サポーターを沸かせてほしいと思います。
得点無くして勝利無し。今季カターレが勝てない要因のもっとも大きなものが得点力不足であることは、リーグ最下位の総得点からも火を見るよりも明らか。
なぜそうなっているかの原因についてはいろいろありましょうが、そのなかのひとつとして、判断力、発想力の乏しさが挙げられると思います。
シュートに行くべき場面でためらってしまうだとか、速攻のチャンスなのに上がるメンバーが足りず、結局自分たちで好機を逃してしまうだとか。
チームの約束事というのも、たしかに大事でしょう。各々が勝手な判断でプレーしてしまっていては、連携もなにも無いでしょうから。
けれど。
それに凝り固まっているがためにチャンスを活かせないようでは、本末転倒としか言いようがありません。
ゴールを挙げるという結果からの逆算でプレーしなければならない。そのために、ときには約束を破ってでも状況を打破しなければならない場面だって、絶対にあるのであって。
今季初勝利を挙げた松本戦での、ガオの初ゴールだってそうだったでしょう。まさか、DFが3人も抜いてシュートまでするなんて、思っていなかったはず。
2勝目の決勝ゴールとなった長崎戦での朝日のゴールもそう。前のプレーで決まらなかった遠目からのシュートを、定番パターンにとらわれず繰り返したことがゴールにつながったかたち。
約束違反をすることで連携が乱れることは避けるべき。しかし、それと柔軟な発想を捨てることとは、決してイコールではない。それを忘れてはいけません。
その意味で、良い意味でまだカターレ色の弱い宮吉に、自身の判断から突破口をみつけてほしい、そしてゴールに繋げてほしいという期待を込めたいと思います。
過度な期待とは思いません。京都時代から積み上げてきた実績は、伊達ではないはず。
今、すべきことはなにか?
チームのために自分を殺して、結果として活躍できずに終わってしまうことか?そうじゃないでしょう。
自分を出すことでチームから否応なく認めさせる―――それくらいの気概があっても良いかと。
なんのために最下位のクラブに来たんだ?ということを、忘れないでほしいところです。活躍し、勝利という結果を出すことを求められることは、わかりきっているはず。
ならば、それに応えなければウソでしょう。
今節で、今季2得点目、あるいはそれ以上。最下位脱出、そしてリーグ残留への救世主となってほしい―――その願いに、結果で応えてほしいです。

夏休み企画として、中学生以下を対象に「あなたの絵がカターレ富山最終戦のチケットに!」という企画が実施中です。みんなが思い描く「夢のスタジアム」がテーマだとか。
今現在・・・はっきり言って、カターレはその場を、ファン・サポーターにとっての夢の空間を提供できていません。
そのチケットが日の目を見る最終戦には降格が決定してお通夜状態、なんてシャレにならないどころの話ではないのであって。

やるべきことを、やれ。
つまりは、勝ってファン・サポーターにとっての夢のスタジアムを、体現して見せろ。

そのためには、負けている場合ではないのです。
勝つしかないなら、そうするだけのこと。
希望を捨てない姿勢を、しっかりと、勝利によって示さねばならない。それを忘れず、全力で試合に臨まねば。
だから、勝つ!!
勝って、カターレの力を、夢を叶える力を証明する!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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