行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

強豪撃破への思いも空振り。反撃及ばず、アウェイ戦連敗を止められず  ジュビロ磐田戦

2014-08-19 02:30:41 | カターレ富山
2-3で敗戦。
これでアウェイ戦13連敗。勝てなかったまでも、それでも勝ち点1を挙げた前節。その勢いを活かして今度こそは勝利を挙げねばならない試合でしたが・・・。
実力に勝る相手に対して必死に食らいつき、前半は0-0で折り返したものの・・・また、いつものように後半開始早々に失点。
そして、これまたいつもどおり、夏移籍で加入した結果を残してアピールしたい選手・チンガにやられて0-2。
さらにはジュビロのファン・サポーターの期待を一身に集める怪我から復帰の前田 遼一に期待通りの働きをされ、0-3。
まったくもっていつもどおり、宮吉・井澤というテコ入れも無かったかのように元通りにあっさり負けてしまうのか?
ただ、今節はそこから意地を見せました。途中出場の敬介と苔口がゴールを決め、1点差。
しかし。追いつき、逆転するにはやはり、時間も足りず力の差も大きかった、ということで。
磐田にとってみれば、「とてもほめられた内容ではないにしろ、最低限勝ったので良し」というところかもしれませんが・・・。カターレの側は、違います。
これがシーズン開幕直後くらいであれば、同じ内容であったら「強豪相手によくやった」「負けはしたけれど、価値ある負けだ」などと言っていられたかもしれませんが。
今は、状況が違います。シーズンの2/3が経過、しかも、ほかのどのクラブよりも勝利が絶対条件として求められているというのに。

1点差ではありますが、惜しい試合とは言えませんでした。
実力差があることは、最初からわかっていたこと。それでもなお、そんな差をひっくり返して勝たねばならなかった試合。
地元凱旋に燃えていたはずの池端が、前半のうちから想定外の交代を余儀なくされてしまうというアクシデントもありました。前半の終わり頃には一方的にピンチを迎えてしまったこともありました。
けれど。
せっかくそこをしのいだのに、例のごとく後半開始早々にやられるパターン。なぜ、これまでの教訓が活かせないのか。
教訓が活かせないと言えば、攻撃に関してもそう。
完全なワンサイドゲームで自陣でしかプレーできなかった、というほどには一方的な試合ではありませんでした。チャンスもあり、それを決めていれば同じ展開にはならなかったのに、という。
わけても、やはりやり玉に挙がってしまうのが白崎の空振りでしょうか。宮吉の突破からゴール正面で絶好の決定機。しかし、それを決められず。
前節、試合終盤でのチャンスをものに出来ず、逆転勝利を逃してしまった白崎。今節はキャプテンマークを巻いて、名誉回復に意気込んでいたはず。
にもかかわらず、文字通り空振り。
もちろん、そのプレーだけを非難するではありませんが・・・やはり、メンタルの弱さが浮き彫りとなってしまったこともまた、事実。磐田の前田が復帰戦で期待に見事に応えてゴールを挙げて見せた姿を見せられてしまっただけに、余計にそれが引き立ってしまったというか。
成功のイメージが弱く、迷いを抱えたままのプレーで結局は決定機を決められず、また落ち込むという悪循環。
現在のチーム状況で成功をイメージしろ、と言っても難しいかも知れません。
けれど、それでもやるしかない。
およそ一流のFWなんてものは、チャンスを感じた瞬間に得点を挙げるところまでイメージできているものではないかと。
つまり、成功する結果からの逆算。そこに「うまくいかなかったらどうしよう」というような迷いなどはない。ゴールすることが決まってしまっているのだから、その課程は問題ではないのであって。それでもなお決められないというのであれば、それは相手選手の力がはたらいた、ということであって、自分のプレーそのものとは関係のないこと。
そんなふうに、割りきって考えられたなら。
その意味で言えば・・・パス回しなんかも、そう。
パスを回すのはなぜかと言えば、ゴールを挙げるという結果に結びつけるため。なのに、今のカターレでは過程と結果が上手く結びつかず、パスのためのパスをしているように見えて仕方がない。
結果から逆算ということでさらに言えば・・・失点したからといって、それが即負けにつながるわけではないのに、1点獲られたら2点、2点獲られたら3点獲り返すのが勝利へつながる、というあたりまえのことが、あたりまえにできていない。今節も含め、嫌と言うほど先制点を許して逆転を狙わねばならないシチュエーションに置かれているというのに、それが一向に逆転勝利に結びつかないという現実。
今節、実に27試合目にして今季2度目という複数得点を挙げましたが・・・意地悪な言い方をすれば、「失点しなければエンジンがかからないのか!」というような。

何度も言いますが、もはや、勝つ以外に道は無い。
勝ってすら状況が好転するとは限らないのに、負けてしまっては絶対に良化することは無いのだから。
また一歩、無条件降格に近づいてしまった現実。
もはや、強豪だろうがなんだろうが、頑張った、善戦したでは済まされないのです。
難しかろうが、それでも。

勝利への意志を結果に結びつけられない限り現状打破は果たせない。

やれるかどうか、ではなく、やるしかないのです。
コメント (2)
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