行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

2018 カターレ富山 選手インプレッション その3

2018-03-08 21:59:35 | カターレ富山
#19 柳下 大樹
ディフェンスのみならずCFもこなすユーティリティー。ただ、レギュラーであった平出に代わって出場した試合などでは、正直言って、その座を脅かすほどの力は発揮できていなかった印象であったかと。
怪我人が相次いだことで出場機会が巡ってきたものの、自信もケガで終盤戦を棒に振るなど、移籍1年目は不本意なシーズンとなってしまいました。
ただ、忘れえぬ活躍が第15節・ホーム北九州戦。ドロー決着が濃厚であった試合終了間際、決勝ゴールを決めてヒーローに。昨季、県総が最も沸いた瞬間でした。
捲土重来を期す今季。また、ホームを沸かせる活躍、そして勝利をファン・サポーターに届けてほしいです。

#20 進藤 誠司
永井と並び4シーズン目、チーム最古参の苔口に次ぐ古株にして生え抜き選手。加入したのがついこの間のように思えますが、いかにチーム選手が入れ替わったかを思い知らされます。
同じく2015年に加入した中西や馬渡、萱沼らが他クラブでのプレーを選択して富山を離れたなかにあって、今シーズンもカターレでプレーすることに。
デビューイヤーに2得点を挙げるなど気を吐いたものの、近年は出場機会そのものが減少。活躍という意味では芳しくありません。
それでも、カターレでプレーし続ける道を選んだ。
先の練習試合ではサイドを任され、持ち前の運動量を武器にタフにプレーしていました。その活躍をリーグ戦でも活かし、飛躍を遂げてレベルアップするシーズンにしてほしい。そう願います。

#21 太田 岳志 (東京ヴェルディより期限付き移籍)
10周年を迎えるカターレにあって、なにげにGKは入れ替わりの多いポジションであったと思います。前年とまったく同じメンバーでというケースが、2009年と2016年の2シーズンしかありません。
そんななか、7年の長きにわたって所属し続けた飯田が引退。代わる選手の獲得が急務でしたが、期限付き移籍というかたちでの加入となりました。
現時点でのファーストチョイスは昨季フル出場の永井で間違いないでしょうが、それでも、控えに甘んじることを良しとはしないはず。控えでも、出場なしで構わないくらいならば、そのままヴェルディに残る選択肢もあったことでしょうし。期限付き移籍を決断して環境を変えたのは、あくなき向上心あってのことかと。
ライバルでもあり、仲間でもある―――チームのなかでも、その要素が色濃いGK。新加入でも、いや新加入だからこそ、遠慮呵責なしに3人で高めあっていってほしいです。

#22 椎名 伸志
過去に幾度も大怪我に見舞われながらも、そのたびに立ち上がってきた不屈の男。
ある時はトップ下、ある時はウイング、またある時はボランチと、「チームの中でもトップクラスのサッカーセンスを有している選手」との見立ては、きっと間違っていないです。
そんな彼が魅せたのが、天皇杯での神戸戦。開始早々に失点してしまうというショッキングな事態にも動じることなく、直後に同点ゴールを決めてみせるという強心臓っぷりを発揮したのでした。
胸のすくようなアグレッシブなプレーを、今シーズンも見たいです。

#23 西 晃佑 (背番号変更 28→23)
カターレユース出身の地元の星が、背番号を改めてプロ2シーズン目に挑みます。
ルーキーイヤーであった昨季は、あるいは慣れるだけでもあっという間にすぎていったのでは?と。昨年の経験を踏まえて臨むこととなる今シーズンは、だからこその奮起が求められます。
苔口、遠藤ら実績充分の選手たちに割って入って出場機会を得なければならないこと。それを、いかに成し遂げていくか。
ユースの後輩たちの道しるべであり、トップ昇格の「その先」を示さねばならない立場。その自覚を忘れることなく、精進を続けてほしいです。

#24 前嶋 洋太 (横浜FCより期限付き移籍)
育成型期限付き移籍での加入となる若手で、武者修行の場としてカターレでプレーすることを選びました。
キックオフパーティーのときに、本人と話した時のこと。「初の移籍ですけれど、富山に来てみてどうですか?・・・って、数日しかたっていないけれど」と、たずねてみました。
我ながら、あんまりうまくない問いであったかな?との反省もしていたところ、「いや、楽しいですよ?」とキッパリ。
自分としては、「まだ右も左もわからなくて」というような反応を予想していたかもしれません。それを、落ち着いた雰囲気でハキハキと。
「こやつ・・・やりおるワイ」というのが率直な感想。弱冠二十歳とは思えないたたずまいに、大物のにおいを感じ取ったのでした。
今シーズン、そんな予感が間違っていなかったことを、大活躍でもって証明してほしい。そう思います。

#28 谷奥 健四郎 (松本山雅FCより完全移籍)
10シーズンを1人がつけて今シーズンやっと2人目という背番号17とは対照的に、毎年のように入れ替わっている背番号28。実に10人目の選手として今シーズンを戦います。
昨季の不安定さが失速に繋がったディフェンスラインのテコ入れに獲得。空中戦に自信を持つというプレーぶりが試合で見られるときが、今から楽しみです。
過去に期限付き移籍をしていた沼津ではJ3昇格を経験。今シーズンは対戦相手として「恩返し」を果たしつつ、その経験を今度はJ2昇格というかたちでフィードバックできたら、と。
新加入ながら副キャプテンのひとりに抜擢。監督の信頼も厚いようで。キャプテンの今瀬ともども、チームをしっかりと盛り立てていってほしいです。

#31 服部 一輝
昨シーズン、久々の大卒ルーキーGKとして加入。永井がフル出場であったことで出場機会は得られなかったものの、それでも第2GKとして多くの試合に臨んだ経験というものは、プロならではのものであったことかと。
今度は培ってきた経験をさらに推し進めて、公式戦出場へと繋げていくターン。フェアで公正な競争の果てに「使わないのではもったいない」と判断せざるを得ない信頼を勝ち取らねば。
昨シーズンオフ、いち早く契約更新を発表。カターレ富山でひとかどの選手に、という思いの強さからでしょう。その思いを力に変え、プロデビューのその日に備えてほしいと思います。

#39 佐藤 和樹 (水戸ホーリーホックより完全移籍)
昨季途中に育成型期限付き移籍で加入すると、すぐさま試合に出場。アグレッシブなプレーぶり、プレースキックのキッカーとしても存在感を発揮しました。
中でも圧巻だったのは第32節の長野戦。直接FKのチャンスで、その左足から目の覚めるような強烈なシュートを叩き込んだのでした。
ただ、その試合もそうでしたが、せっかくの活躍もなかなか勝利に結びつかなかったという悔しい思いも。それが、期限付き移籍を完全移籍へと切り替えるきっかけとなったのかもしれません。
昨季の無念を晴らすべく、今シーズンへの意気込みは強いことかと。その思いを勝利に、ひいてはJ3優勝へと繋げるべく、邁進してほしいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする