行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

リベンジならず。反撃及ばず敗れ、黒星スタート FC琉球戦

2018-03-13 22:58:40 | カターレ富山
3-4で敗戦。
新チームの真価が問われる開幕戦であり、不調の波に抗いきれず沈み続けた昨季との明確な違いを示さねばならない一戦でした。
0-1という最少差ながら、内容的には惨敗という敗戦を喫した昨季最終戦。そのときと同じアウェイ・琉球戦で、リベンジを果たさねばならなかったのですが・・・。
前半のうちに3失点、計4失点という、まれにみる大量失点。さすがにこれは、いただけない。結果、またしても琉球戦勝利ならず。鬼門とも言うべき対戦で、また勝てませんでした。
それでも。
これまでと変わらなかったならば、0-3のまま、あるいは返しても1点どまり程度で1-4くらいの敗戦ではなかったかという試合。
けれど、厳しすぎる状況の中でも最後まで懸命にプレーし、あきらめることなく挑み続け、3-4まで盛り返しました。
結果的に敗れて勝ち点0、と言ってしまえばそれまでですが、それでも。同じ最少差でも、昨季最終戦のそれとは異なり、勝利への意志を明確に示した敗戦でした。
反省点は厳粛に受け止めねばならないにせよ。この悔しさをバネにもっと飛躍できたならば、苦い敗戦も無駄にならない・・・いや、無駄になどしてはなりません。
とにもかくにも、開幕した2018シーズン。ショッキングな敗戦からのスタートですが、乗り越えて優勝へと邁進せねば。

気温20.9度と言いながら、それ以上に感じる暑さ。沖縄の強い日差しは富山のそれとはまったく違っていて。日焼け止めを塗りながら、「あれ?今って何月だっけ?」なんて思ったものです。
真新しい白、そして緑のユニフォームに身を包んだ選手たち。それを見て、いやがおうにも新シーズンを実感させられました。
スタメンのうち6人が新加入選手となって臨んだこの試合。序盤はややカターレが優勢に試合を進めました。
これまでの選手のなかでは、応援するスタンドから「どうした進藤?」なんて声の聞かれた進藤のプレーぶり。サイドを懸命に駆け上がる力強いその様は、これまでにない強い印象を見る者に与えたようで。
新加入選手のなかで目を引いたのが、ボランチに入った稲葉。競り合いになっても臆することなく挑み、簡単にボールを失わない粘り強いプレーが見て取れました。
ともすれば「とりあえずパス」なんてことになりがちであった場面でしっかり勝負できる選手の活躍は、やはり頼もしいです。
双方ともなかなか決定的なチャンスにまでは至らない展開が続いたものの、それでも不利とまでは言えない、優勢ですらあるような印象で見ていられました。

しかし。
歯車がかみ合わなくなったら、そういうものということなのでしょうか。
30分、36分、43分と、立て続けに3失点。
失点のしかたにもいろいろ種類がありますが、相手を褒めるしかないゴラッソであるとか、アンラッキーだっただけ、とかそういう類ではなく。明らかに、こちら側の問題でしてやられた失点であったかと。
中でも2失点目のミドルシュートは、こちらの詰めの甘さ、ラインの甘さを見透かされての・・・相手にとっては「してやったり」のゴール。それでなくとも攻撃的サッカーを志向する琉球にとってみれば、「相手が緩んだなら一気呵成に決めるのはあたりまえ」ということだった、ということでしょうか。
3点ビハインドでの折り返し。
敗戦が極めて濃厚、得失点差マイナス3、あるいはそれ以上での単独最下位待ったなしか?という状況に追いつめられることに。
仮にも優勝を目標に掲げるクラブに許される事態ではないことは明白。
「それでも」と言い続けねばなりませんでした。

とにもかくにも、点差を詰めないことには始まらない。
攻撃の活性化を図るべく、57分という比較的早い段階で攻撃カードとして遠藤に代わってエドを投入。ベンチからも反撃への意志を伝えることに。
すると、それが奏功して59分、古巣との対戦に燃える才藤がチーム今季初ゴールとなるヘッドを決めて1点を返すことに成功。
先の松本との練習試合でもゴールを決めて好調さが見て取れましたが、大事な試合でひとつ結果を残しました。
しかし。
その僅か2分後。反撃ムードに冷や水を浴びせるかのごとき追加点を決められてしまい、再びの3点差。相手にとっては地元出身の上門のこの日2点目という願ってもないゴールに大歓声。一方のカターレは・・・やはり、苦しさは隠しきれませんでした。

これまでのカターレであれば、残り時間は消化試合であったかと。5失点目を喫しないことで精いっぱい、反撃などとても、という状況。
けれども。
そうは、ならなかった。
エドの移籍後初出場に次ぎ、これまた初出場、若手の前嶋を投入。その2人が左サイドを活性化させると、前嶋の積極的な仕掛けからPKを獲得することに成功したのでした。
単純にこれまでの実績からだけで判断しての起用であったなら、あるいは、陽次やイッキの出番という状況であったのかもしれません。ケガによってその2人を欠いた状態のカターレですが、だからといって、単に繰り上げで出場することになっただけ、などということではなかったようで。
エドにしても前嶋にしても、それぞれが持ち味をしっかりと出して果敢にプレー、それがチームの大きなプラスとなったというのは、とても喜ばしいことです。
そのPKのチャンスですが、正直なところ、不安もありました。9年前のJ初参戦となった開幕戦でPKを失敗、スコアレスドローで初戦勝利ならず、といったことがあったり。
伝統的にPKの機会そのものが極めて少ないチームにあって、失敗確率も結構な高さ。そんな事実が厳然としてあります。
1週前の松本との練習試合で、そのときのキッカーは遠藤でしたが、やはり失敗していて。それを意識せずにはいられませんでした。
けれども、だからといって失敗を受け入れて良い状況などでは、決してない。なにがなんでも決めねばならない。
そんななか、キッカーは才藤。
人一倍この試合に賭ける意気込みを見せていた彼のキックが決まり、2点目を挙げることに成功したのでした。

喜ぶ間もなく次の1点を獲るべく攻め込まねばならないカターレにあって、苔口が接触プレーで痛んで担架に運ばれて退場というアクシデントが。
最後の交代カードとして起用されたのは、またも移籍後初出場、谷奥でした。
本来はDFの選手ですが、FWとしての起用。その高さでもって勝負し、得点してこい!というメッセージは明確でした。
その起用が、ズバリ的中。
前嶋から差波に繋がったボールを中央に上げると、まさに高さを活かしたヘッドが炸裂!見事に決まり、1点差へと詰め寄ったのでした。
なおも攻め続けねばならないカターレ。苦しい時間帯にあって、必死のプレーが続きました。
5分あったアディショナルタイムまであきらめることなく食らいついていったのすが・・・。
無念のタイムアップ。

懸命の追い上げも実らず、初戦黒星。開幕戦に限って言えば2010年以来の敗戦となりました。
またしても、勝てなかった琉球戦。リベンジは今回も果たすことが出来ませんでした。
シーズン前のキャンプ期間において、J1クラブをはじめとした強いクラブとのトレーニングマッチを積極的に行い、地元で充実した仕上がりを手に出来ていた琉球。それに比べて、本来のスケジュールを積雪の影響で急遽変更せねばならなかったりと、全体練習ひとつとっても難儀していたカターレ。仕上がりに差はあったようにも思います。
けれど、それを言い訳にしてなどいられないのが、それを踏まえてなお勝たねばならなかったのが、カターレであって。
そこで、4点もの大量失点で敗れてしまったという事実は、重く受け止めねばなりません。守備に問題を抱えているとしたなら、この先対戦するクラブも、そんな弱点を見逃すはずなど無いのだから。
それでも。
転ぶにしても、前のめりでした。
同じ敗れるにしても、前半のままの3点差・無得点で負けたのであったら、その意味は全く違っていたことでしょう。
負けてしまったことは事実。けれども、意地は見せられた。反省は必要にしても、悲観することはない。それだけのプレーをやってのけた。
確かに敗れたことは悔しいですが、それでも、去年の最終戦のように反撃の糸口も見いだせないままに負けたわけではない。その事実は揺るぎません。
ならばこそ。
苦い敗戦をバネに、飛躍せねば。
琉球との再戦は、シーズン最終戦。そのときまでに反省を糧とした強いカターレであらねばなりません。
初戦で躓いてしまったけれど、だからこそその後の躍進があった―――そう言えるように。
そして、そのときこそは、リベンジを果たせるように。

始まった新シーズン。勝利はお預けとなりましたが、悲観してなどいられません。
ホーム開幕戦に向けて、地元のファン・サポーターに勝利を届けるべく、一心不乱に精進せねばなりません。