今シーズンはここまで13時もしくは14時のキックオフであったところ、今節からナイトゲームへ。17時キックオフの試合、藤枝総合運動公園サッカー場にて藤枝MYFCと対戦します。
現在3位の藤枝との直接対決を制すことで順位が入れ替わる大事な一戦。
前節の敗戦で連続負けなしが途切れてしまいましたが、だからこその奮起が不可欠で。
方向性が間違っているわけではない、あとは勝ち切る強さをみせつけるのみ。
信念をもって、勝利をつかまねばなりません。
今シーズンは開幕から好調をキープし、ここまで6勝を挙げている藤枝。
今シーズンから加入しているデカモリシこと森島 康仁がここまで6ゴールと活躍し、チームを牽引。前節の八戸戦もゴールを挙げて勝利に貢献、チームも3得点を挙げて快勝。3試合連続勝ちなしだった嫌な流れを断ち切り、意気揚々とホームで連勝を目指し待ち構えています。
ディフェンス陣では、元カターレのベテラン・秋本 倫孝が気を吐く活躍ぶりを見せているようで。カターレ在籍当時を知る選手は、今や苔口ただひとりとなったものの、それでも。ファン・サポーターにとっても、やはり気になる存在であることは間違いありません。
前節、これまで相性最悪といっていい秋田に敗れてしまうかたちで、またしても苦杯をなめることとなってしまいましたが。
相性という意味では、今節の藤枝は、まさに対極的というか。
過去の対戦データでは、カターレが6勝2分け1敗と圧倒。もちろん、それぞれの年でメンバーも違うのだから、参考程度と言えばそうですが。
それでも・・・やはり、勝てなかった秋田戦のことを思えば。八つ当たりかもしれませんが、同じ思いを藤枝にしてもらおうじゃないかと。「今度こそ!」との思いを、跳ね返してやろうじゃないかと。
昨年の対戦は、ホーム戦では遠藤が恩返しゴールを決めてシーズン初勝利。一方、アウェイ戦ではスコアレスドローに終わり、安達体制では未勝利、無得点とも言えます。その対戦のあと、古巣に復帰するかたちで遠藤がカターレを離れ、藤枝に戻ることとなったのでした。
昨年7月以来、約11カ月ぶりとなる対戦。
手強さを増しているようですが、だからこそ。今度も勝利し、「やっぱり富山には勝てないのか」という意識を植え付けるような勝ち点3奪取を成し遂げねば。
前節は出場できなかった田中の復帰が見込まれる一方で、柳下が累積警告により出場不可。
前節の苦い敗戦からの奮起を期す上で、ディフェンスの向上は不可欠であるなか、いかに対処するかが問われます。
それでなくとも、森島を筆頭に攻めのかたちをしっかり作ることで勝利に繋げているという藤枝が相手。半端なことをしていては、いいようにやられてしまうだけでしょう。
期待したいのは、谷奥。
1点をめぐる攻防、勝敗を分けるのは僅差の、勝負のあやとでも言うべきものとなるのではないかと予想されますが、そのなかで。
いかに、相手のチャンスをつぶすか。いかに、いい形をつくらせないか。
ディフェンスの中核として、責任あるプレーが求められます。その期待に、ぜひとも無失点で応える活躍を!
そして、当然ながら得点がなければ勝利はありません。
そんななか、高橋、才藤らの奮起に期待。
別に、出来もしないことをやれと言っているのではないのです。秋田戦の才藤のゴールなど、気迫のこもった素晴らしいゴールでした。
そう、やれば出来るのです。
だったら、話は簡単なこと。
その気迫あふれるプレーをゴールに、そして勝利に繋げる。
あたりまえのことを、あたりまえにやりきる。
優勝を目指して躍進していかねばならないのなら、それは、当然のこととしてやり抜くべきこと。それを、勝利でもって証明してみせねばならないのです。
もう一度言います。
出来もしないことをやれと言っているのではない。出来ることを知るからこそ、やってくれと。
今シーズンここまで、ホームでは無敗の藤枝。当然、今節もまたその記録を更新する勝利を挙げんと待ち構えていることでしょう。
一方で、対照的に、ここまでアウェイでは無敗のカターレ。もちろん、記録更新を狙います。勝利によって。
お互いの意地がぶつかり合う、譲れない戦い。
ドローによって双方の記録更新、なんて玉虫色の決着など、どちらも望んではいないでしょう。
勝つか負けるか、白黒つけようじゃないかと。
もちろん、勝つのはカターレだ、と。藤枝に、「また富山に勝てなかった」と、順位入れ替えをもって思い知らせてやろうじゃないかと。
もちろん、簡単に勝てるような甘い相手ではないでしょう。
これまで勝てなかった秋田にまたも負けてしまった一方で、藤枝には勝利をプレゼントしてしまう、という展開も、無いとは言い切れません。
ここぞ!という試合を落として連勝はできなかったくせに、連敗となれば、いとも簡単にあっさりと、というのは・・・業腹ながら、いままでのカターレでは、よく見てきた光景でもあります。
けれども。
そんな、これまでの悪い意味でのカターレ観を、打ち破らねば。
「人生観を変える」というメッセージを残した安達監督。
ならば、勝利によって証明しなければ。
これまでのカターレ観を変える、優勝を目指すにふさわしい強さを見せる、そんな勝利を!
勝たれ!!!富山!!!!!