行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第12節 藤枝MYFC戦

2019-06-14 22:04:46 | 日記
今シーズンはここまで13時もしくは14時のキックオフであったところ、今節からナイトゲームへ。17時キックオフの試合、藤枝総合運動公園サッカー場にて藤枝MYFCと対戦します。
現在3位の藤枝との直接対決を制すことで順位が入れ替わる大事な一戦。
前節の敗戦で連続負けなしが途切れてしまいましたが、だからこその奮起が不可欠で。
方向性が間違っているわけではない、あとは勝ち切る強さをみせつけるのみ。
信念をもって、勝利をつかまねばなりません。

今シーズンは開幕から好調をキープし、ここまで6勝を挙げている藤枝。
今シーズンから加入しているデカモリシこと森島 康仁がここまで6ゴールと活躍し、チームを牽引。前節の八戸戦もゴールを挙げて勝利に貢献、チームも3得点を挙げて快勝。3試合連続勝ちなしだった嫌な流れを断ち切り、意気揚々とホームで連勝を目指し待ち構えています。
ディフェンス陣では、元カターレのベテラン・秋本 倫孝が気を吐く活躍ぶりを見せているようで。カターレ在籍当時を知る選手は、今や苔口ただひとりとなったものの、それでも。ファン・サポーターにとっても、やはり気になる存在であることは間違いありません。

前節、これまで相性最悪といっていい秋田に敗れてしまうかたちで、またしても苦杯をなめることとなってしまいましたが。
相性という意味では、今節の藤枝は、まさに対極的というか。
過去の対戦データでは、カターレが6勝2分け1敗と圧倒。もちろん、それぞれの年でメンバーも違うのだから、参考程度と言えばそうですが。
それでも・・・やはり、勝てなかった秋田戦のことを思えば。八つ当たりかもしれませんが、同じ思いを藤枝にしてもらおうじゃないかと。「今度こそ!」との思いを、跳ね返してやろうじゃないかと。
昨年の対戦は、ホーム戦では遠藤が恩返しゴールを決めてシーズン初勝利。一方、アウェイ戦ではスコアレスドローに終わり、安達体制では未勝利、無得点とも言えます。その対戦のあと、古巣に復帰するかたちで遠藤がカターレを離れ、藤枝に戻ることとなったのでした。
昨年7月以来、約11カ月ぶりとなる対戦。
手強さを増しているようですが、だからこそ。今度も勝利し、「やっぱり富山には勝てないのか」という意識を植え付けるような勝ち点3奪取を成し遂げねば。

前節は出場できなかった田中の復帰が見込まれる一方で、柳下が累積警告により出場不可。
前節の苦い敗戦からの奮起を期す上で、ディフェンスの向上は不可欠であるなか、いかに対処するかが問われます。
それでなくとも、森島を筆頭に攻めのかたちをしっかり作ることで勝利に繋げているという藤枝が相手。半端なことをしていては、いいようにやられてしまうだけでしょう。
期待したいのは、谷奥。
1点をめぐる攻防、勝敗を分けるのは僅差の、勝負のあやとでも言うべきものとなるのではないかと予想されますが、そのなかで。
いかに、相手のチャンスをつぶすか。いかに、いい形をつくらせないか。
ディフェンスの中核として、責任あるプレーが求められます。その期待に、ぜひとも無失点で応える活躍を!
そして、当然ながら得点がなければ勝利はありません。
そんななか、高橋、才藤らの奮起に期待。
別に、出来もしないことをやれと言っているのではないのです。秋田戦の才藤のゴールなど、気迫のこもった素晴らしいゴールでした。
そう、やれば出来るのです。
だったら、話は簡単なこと。
その気迫あふれるプレーをゴールに、そして勝利に繋げる。
あたりまえのことを、あたりまえにやりきる。
優勝を目指して躍進していかねばならないのなら、それは、当然のこととしてやり抜くべきこと。それを、勝利でもって証明してみせねばならないのです。
もう一度言います。
出来もしないことをやれと言っているのではない。出来ることを知るからこそ、やってくれと。

今シーズンここまで、ホームでは無敗の藤枝。当然、今節もまたその記録を更新する勝利を挙げんと待ち構えていることでしょう。
一方で、対照的に、ここまでアウェイでは無敗のカターレ。もちろん、記録更新を狙います。勝利によって。
お互いの意地がぶつかり合う、譲れない戦い。
ドローによって双方の記録更新、なんて玉虫色の決着など、どちらも望んではいないでしょう。
勝つか負けるか、白黒つけようじゃないかと。
もちろん、勝つのはカターレだ、と。藤枝に、「また富山に勝てなかった」と、順位入れ替えをもって思い知らせてやろうじゃないかと。

もちろん、簡単に勝てるような甘い相手ではないでしょう。
これまで勝てなかった秋田にまたも負けてしまった一方で、藤枝には勝利をプレゼントしてしまう、という展開も、無いとは言い切れません。
ここぞ!という試合を落として連勝はできなかったくせに、連敗となれば、いとも簡単にあっさりと、というのは・・・業腹ながら、いままでのカターレでは、よく見てきた光景でもあります。
けれども。
そんな、これまでの悪い意味でのカターレ観を、打ち破らねば。
「人生観を変える」というメッセージを残した安達監督。
ならば、勝利によって証明しなければ。

これまでのカターレ観を変える、優勝を目指すにふさわしい強さを見せる、そんな勝利を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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甘さが露呈し、またも苦手克服ならず ブラウブリッツ秋田戦

2019-06-11 04:35:35 | 日記
1-2で敗戦。
首位と勝ち点差3、具体的に「上」が見えてきたなかでの試合であり、さらに相性最悪な相手に勝つチャンス、昨年の屈辱的惨敗の借りを返すチャンス―――さまざまな、勝たねばならない要素が満載であったにもかかわらず。
また、獲るべき試合を落とすかたちで敗れてしまいました。
試合開始早々に失点し、ここ数試合満足に得点できていなかった秋田に勇気を与えてしまい。
それでも、期待の大きかった才藤が見事に同点ゴールを決め、追いつくことに成功。
ただ、前半終了間際というマズい時間帯に気迫で押し込まれるかたちで勝ち越し点を奪われ。
守りを固める相手に攻めあぐね、そのまま試合終了。またしても天敵に敗れてしまい、借りは返せずじまい。連続負けなしがストップしてしまう、なんとも苦い敗戦となりました。

「あまり順位を意識しすぎて目先の試合に一喜一憂していては、足元をすくわれることになってしまう」
よく聞かれるセリフではありますが。
個人的には、半分正解、半分間違いだと思っています。
もちろん、意識しすぎてそれがプレッシャーになってしまい、実力を発揮しきれなかったことで勝ちを逃す、なんてのは願い下げですが。
逆に、勝てばただの1勝以上の価値がある試合と明確に意識づけて、それをしっかりとものにすることでより大きい自信を得ていく、ということも必要なのではないかと。
勝てる試合もあれば負ける試合もある、次につながるよう頑張る・・・それだけでいいのかと。
負けた試合、獲り損ねた勝ち点を挽回する方法は、無いのだから。
カターレが強くなるのを、自信をつけていくのを、相手チームは待ってはくれません。同じ時間があれば、それだけ相手も強くなるよう努力します。
それをふまえてなお、「そんなもん知らん」と跳ね返してしまうだけの強さを身につけないことには、上位進出、優勝には及ばないのではないかと。
巡り合わせというか、なんというか。
個人的な印象ですが、今のカターレで、そういった「そんなもん知らん」というような強さをいちばん持ち合わせているのが田中だと思っています。その田中が出場できなかった試合で、そんな強さをみせられなかったのが、なんとも。
具体的にどんなところかと言えば。
先の長野戦での先制ゴールが、まさにそれであったかと。
相手GKにはじかれながらもゴールへ、というシュートでしたが、それが決まったのは何故か?
GKが、あの場面で、あのタイミングでシュートしてくるとは思っていなかったぶん、反応が遅れたからだと思います。
ボールを受け取った時点で2人、3人が対応するような状況で。成功率としてみれば、決して高くないシュートだったでしょう。
しかし、そこで。
「そんなもん知らん」とばかりに放ち、見事にゴール。
ともすれば、無謀と紙一重かもしれません。ですが、それをチャレンジをためらう言い訳にしてはいけない。
翻って、今節はどうだったか?
正直言って、そういったチャレンジが少なすぎた。
もちろん、練習で積み重ねてきた努力を試合にフィードバックすることも大事ですが。
しかしながら、あまりに、かたちにこだわり過ぎてはいかなかったか?
そりゃ、相手を圧倒するきれいな崩しからゴールできれば、万々歳でしょうが。
中をしっかりと固めてさえいれば、凌ぎ切れる―――そんな感触を、相手に与えてはいなかったか?と。
不用意な仕掛けからカウンターを食らって失点していては元も子もない、というのもわかりますが・・・それでも、もっとチャレンジが必要だったのではないかと。
「そんなもん知らん」という、ある意味図太いプレーでもって、打開を図らねばならなかったのではないかと。

久しぶりの敗戦となってしまいましたが。
取り返しのつかない結果を嘆くのも不毛ですし、くよくよしていてもどうにもなりません。
割り切って切り替えることは、必要です。
しかし、これを「そんなこともある」と受け流してしまってはいけないと思います。
しっかりと、悔しがってほしい。取り返しがつかないことを、軽んじてほしくはありません。
すぐに、次の試合はやってきます。
あえなく連敗を喫してしまうか、それともバネとして飛躍への糧とするか。
敗戦のネガティブな影響を、「そんなもん知らん」と突っぱねるだけの強さを、是非とも発揮して勝利へとつなげてほしい。そう願います。
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第11節 ブラウブリッツ秋田戦

2019-06-08 15:21:43 | カターレ富山
今シーズン初の連勝を飾り、連続負けなしも8試合。順位も4位にまで上昇、さらなる飛躍を目指す今節。
ホームでブラウブリッツ秋田を迎え撃ちます。
過去の戦績では、かなり分の悪い相手ではあります。しかし、だからこそ。苦手克服でさらに自信を深めるチャンスでもあります。
連勝は必須、覚悟して臨まねば。

振り返ってみると。
2年前の今の時期、秋田とは首位争いを繰り広げていました。
直接対決で勝利を目前にしながら、無念のドロー。それでも、首位攻防戦にふさわしい試合ではありました。
しかし。
その後の両チームは、明暗がくっきり。
苦戦もありながら、それでも強さを発揮し続け、ついに優勝を成し遂げた秋田。
一方、中盤戦から坂道を転げ落ちるように転落、昇格争いにも絡めなかったカターレ。
去年のホーム戦では、前年の転落を引きずったドン底状態で対戦、酷い惨敗を喫しました。
精一杯やりきった上で、それでも及ばなかったというならまだしも。
明らかに、自分たちの不甲斐なさ故に。
怒り心頭のサポーターが応援をボイコットする事態に発展。
いかに不甲斐なくとも、前半だけでハットトリックは、さすがに擁護不能、と。
そんな、ある意味異常な状況で、「そんなもん知らん」とばかりに、自分のやるべきミッションを遂行し続けた秋田のストライカー。
心底、思いました。「ああ、ウチにあんな選手がいたらいいのにな・・・」
悪い意味でクラブ史に残る、苦い思い出です。

そして迎える今節の対戦ですが。
奇しくも、昨年と全く逆の立場であると言えるかと。
昨年の監督更迭にまでつながってしまったドン底状態から一転、上り調子で首位に勝ち点差3に迫っているカターレ。県選手権決勝、天皇杯1回戦を含めて公式戦4連勝中。
一方、17位に沈んでしまっている秋田。公式戦5戦連続勝ちなし。
先の天皇杯1回戦では、出場したJ3クラブの中で、唯一の敗戦。他のクラブも手こずったところが少なくないとはいえ、やはり、1クラブだけというのはショックだったかもしれません。
ならば、切り替えてリーグ戦に集中だ、と臨んだ前節の福島戦にも無得点で敗れてしまっています。
昨年のことを思い出したならば、全く他人事とは思えません。
しかし、だからこそ。
気持ちがわかるからこそ、容赦無く、無慈悲に叩かねばならないのです。
昨年のハットトリックを決めた秋田のストライカー・・・すなわち、現在カターレに所属し、前節勝利の立役者となった田中のように。

レンタル元の秋田との対戦で、田中が今節出場出来ないのは残念ではありますが。
だからといって、勢いが途絶えてしまうかといえば、そうはならないはず。
素晴らしいアシストで前節の勝利に貢献した才藤をはじめ、前回ホーム戦2ゴールの陽次など、活躍が期待できる選手はまだまだ。
そんななか、それら攻撃的な選手を起点となって活かすボランチ・花井に期待したいところ。
得点力不足に悩まされている秋田。果敢にチャレンジしてくることでしょうが、だからこそ。
それを巧みにかわし、逆に攻撃につなげる。そんな活躍が楽しみです。

ドン底状態でもがく秋田の気持ちがわかるからこそ。
昨年のハットトリックを決めた田中のように、「そんなもん知らん」と言わんばかりの無慈悲さで撃破せねば。
優勝したいなら、不振の相手にいちいち付き合うことなく、容赦無く勝ち切る強靭さを、見せつけてやらねば!
これまで全敗だった沼津戦では連敗を止め。苦手だった長野にアウェイで勝利したカターレ。
相性では最悪クラスの秋田にだって、やれないはずがない!!
去年との違いを、勝利でもって思い知らせろ!!

勝たれ!!!富山!!!!!



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起用に応えた田中が2ゴール!今季初の連勝で連続負けなし更新 AC長野パルセイロ戦

2019-06-04 04:46:04 | 日記
2-1で勝利!
難しい相手にもしっかりと対応、スタメン起用に応えた田中が2得点の活躍。昨年0-5負けという屈辱を味わった長野Uスタジアムで、しっかりと勝利をもぎ取ってみせたのでした。
連続負けなしを継続し、今季初の連勝。順位を4位、首位と勝ち点差3まで浮上。躍進への足掛かりとするに足る勝利を得ることができたかと。

開場時間前から多くの富山サポーターが詰めかけたこの試合。普段からアウェイに足を運ぶ面々だけでないことは一目で明らかなほど、多くの人がアウェイ側スタンドを青く染めることに。
普段のアウェイ戦よりも、より大きな期待がかけられたこの試合。それに応えねばなりませんでした。
古巣への凱旋出場が期待された高橋でしたが、残念ながらメンバー外。代わって、田中が今季初スタメンとして出場することに。
初スタメン、と聞いて意外な気もしましたが。それも、先の天皇杯1回戦でのゴールなど、このところの活躍が顕著であったが故、ということでしょうか。そのその活躍ぶりを今節も!と期待が高まりました。

試合は前半から、ボールを奪っては奪い返され、奪い返されてはまた奪う、というような、まさに鍔迫り合いという展開に。
元カターレの三上が前線で体を張って攻め込んできたかと思うと、こちらも白石、陽次らが前への圧力を。同じく元カターレの松原の代名詞・ロングスローは相変わらずの脅威であったものの、負けじと才藤もまたロングスローで対抗、などなど。
ジリジリとした展開の中、相手決定機を作らせない一方で、こちらもまた、なかなか決定機に持ち込めない。
先にミスしたほうが、気の抜けたプレーをしてしまったほうが、一気にガッツリと攻め込まれてしまうのではないか・・・そんな緊張感が漂う中でのプレーとなりました。
お互いに、譲らない。それを打開せねば勝利はつかめない。けれども、それはなかなかに難儀なことで。
どちらも全くチャンスがなかったわけではないものの、それでもゴールには至らず。スコアレスでハーフタイムを迎えることとなりました。

ある意味、「これが前半で良かった」とも思いました。
後半に同じようなジリジリした展開では、結局のところは攻めきれずじまいで無得点、というケースも充分に考えられると思われたので。
ハーフタイムを挟んで監督の指示を確認するなど、一度落ち着いて顧みる時間があるということは、僥倖であろう、と。そこから後半に勝負をかけ、勝ちに行くための力を発揮せねば、と。
すると。
その効果は、まさに一瞬で顕れることに。
カターレのキックオフから、僅か数十秒。ゴール隅を狙った田中のシュートが、GK小澤の左手に弾かれながらもゴールに吸い込まれ。
いつもの県総では考えられないくらいに近い、サッカー専用スタジアムのスタンドとゴールとの距離。ゴール裏に陣取ったサポーターの、まさに目と鼻の先で。「なんじゃそりゃ!?」と驚く間もない出来事でした。
なかなかお互いにゴールが遠い、ジリジリとした展開であった前半戦。それゆえに、先制点の行方が大きく勝敗を左右しそうだ、とは思っていましたが。
まさか、こんなにもいきなり決まるとは、思ってもみませんでした。
スタメン起用を意気に感じた田中が発奮する、というのはわかるとして、こうも見事にきめてくれるとは。

0-5で敗れた昨年のリベンジマッチとして、どうしても勝ちたかった今節。そんななか、勝利を引き寄せる先制点。多く詰めかけたカターレのファン・サポーターも、俄然盛り上がっていくことに。
すると、63分。またしても田中が!
ゴールライン際からの才藤の鋭いクロスに、ドンピシャのタイミングでヘッド!鮮やかな2得点目を決めてみせたのでした。
これぞ、田中の真骨頂というか。「こういう活躍が見たかったんだよ!」というファン・サポーターも多いことかと。
“ハマった”ときの彼の脅威度というものは・・・昨年、対戦相手のストライカーとして、前半だけでハットトリックをくらった経験があるだけに。ええ、骨身にしみて承知していますとも。
味方となって、こんなにも頼もしいものか!というファインゴールで、さらに試合を優位に。
そしてもうひとつ。田中の活躍もさることながら、アシストの才藤の働きぶりも見逃せません。
前線へと蹴り出されたボールを、猛然と追っていくなかで。
当然、クロスを上げさせまいと、相手の選手も詰めてきていたわけですが。そのプレッシャーにひるんでしまうことがあったなら、そこでチャンスは潰えていたかもしれません。
しかし、そうはならなかった。
「俺が、やってやるんだ!」というような、気迫を感じました。怯むどころか、もう一段ギアを上げるような。そんな断固たる意志が素晴らしいクロスに、さらには追加点に繋がることに。
熱いハートが生んだ、ナイスアシスト!なかなかに痺れました。

直後の65分、長野が2枚替えで選手交代。そのうちひとりが、津田 知宏でした。
津田と言えば、かつて徳島で中心選手として活躍していた姿を覚えているカターレサポーターも多いことかと。その後、横浜FCを経て、現在は長野。その実力を知るからこそ。2点のビハインドを覆してやる!という長野の意気込みを感じたのでした。
77分、その津田に決められてしまうことに。
CKから、ヘッドで叩きつけられたボールに鋭く反応、確実に押し込んで得点に繋げるあたり・・・やはり百戦錬磨というべきか。その実力をみせつけられることに。
1点差では、どう転ぶかわからない。それでも、逆転は論外として、2点リードからのドローも負け同然。勝ち点3以外は考えられないなか、どう勝利に結びつけていくのか、というところだったかと。
そんななか、試合を通して活躍が光ったのが、花井と碓井のボランチコンビ。
中盤の底として攻撃の起点となる一方で、相手の攻勢には常に目を光らせ続け。ボールを保持しても、簡単には奪われない。そういった、やるべきことをしっかりとやり切っている姿が印象的でした。
とくに、碓井。やはり、古巣との対戦には思い入れがあったようで。
長野在籍時には、なかなか試合に絡めずに悔しい思いもした。その思いをぶつけての出場だったとのことで。
今や、カターレのレギュラーとして存在感あふれるプレーを繰り広げている中で。
勝利に向け、一心不乱にプレーする姿がありました。

1点差に詰め寄られはしたものの、冷静さを失うことなく、しっかりとプレーし続けたカターレ。
そして、タイムアップ。
さすがに5得点とはならなかったものの、それでも。ここ2シーズン勝てなかった長野に借りを返す、見事な勝利でリベンジを果たしたのでした。

連続負けなしを更新、そして今季初の連勝。順位は4位まで浮上し、さらに首位との勝ち点差を3にまで縮めることに。
カップ戦の試合を挟んで飛び飛びとなったリーグ戦ですが、それでも。しっかりと良い状態をキープしたまま、難敵撃破を成功させたカターレ。
再び連続していくこととなるリーグ戦の初戦を見事に勝利で飾り、今後への期待を高める勝ち点3を持ち帰ることに成功したのでした。
もちろん、まだこれは通過点。
この連勝を、さらに続けていくために。そして、やがては首位に躍り出るために。
戦いは、続いていきます。
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第10節 AC長野パルセイロ戦

2019-06-02 01:26:15 | 日記
県選手権決勝、天皇杯1回戦を挟み、会場は違いながらもホームゲームがずっと続いた5月。約1ヵ月ぶりのアウェイ戦として、長野Uスタジアムへと赴き、AC長野パルセイロと対戦します。
もちろんカップ戦は箸休めでもなんでもない、公式戦に違いないのですが、それでも。
それでも、また再びリーグ戦ならではの緊張感をもって臨む日々が戻ってくる、そんな印象です。
8月の中断期間まで、毎週続いていく戦いのリスタート。その“初戦”を勝利で飾り、更なるブーストをかけていかねば。

開幕ダッシュに失敗するかたちで、今シーズンここまで3勝3分け3敗と、J2昇格を掲げるクラブとしては不本意な戦績となっている長野。
とはいえ、5試合未勝利という大きな躓きであった開幕当初のことを思えば、最近は上り調子で連勝中。その連勝をさらに伸ばすべく、勝てば順位が入れ替わる今節の隣県対決を制して、本格的に上昇に転じようと待ち構えていることかと。
先週の天皇杯1回戦でも、新潟医療福祉大学に苦戦を強いられながらも、元カターレの三上が決勝ゴールを挙げて1-0で勝利。反省もありましょうが、勝つことこそが今後の巻き返しへの特効薬―――引き分けが多く勝ち切れない状況が続いていたカターレにとっても他人ごとではないだけに、「さぁ、リーグ戦だ!」という今節にかける意気込みには、相通じるところがあるかと。
“出遅れはチャラにはできない。けれど、これからの頑張り次第だ”
そういった思いがぶつかり合う、負けられない、勝たねばならない対戦となります。

今シーズンは群馬を含めた3クラブで「バトル オブ 上信越」というダービーマッチが企画されているなかでの対戦。
それでなくとも、カターレのファン・サポーターにとっては、いちばん近いアウェイ戦。「普段はホーム戦だけの応援だけれど、例外的に長野には行く」という人も少なくない。
ただ・・・。
そんな状況とは裏腹に、アウェイ長野戦の戦績はといえば、ガッカリな印象ばかりが強く。
なにしろ、2015年の初対戦で1度勝ったきり、全く勝てていないのだから。
そんななかにあって、殊更に惨憺たる結果だったのが前回。
最下位にまで沈んだ状況から監督交代を経て持ち直してきた、というなかでの対戦だったにもかかわらず・・・どん底の時期にすら無かった、0-5という惨敗。しかも、三上、松原という元カターレ選手に恩返しゴールを食らうという徹底ぶり。ぐうの音も出ないほどの屈辱でした。
就任からおよそ1年が経過した安達監督率いるカターレですが、これまで、それほどまでにどうしようもなくやられてしまった試合は、その1試合だけです。
もちろん・・・大量失点だから勝ち点が減るわけでなし、0-5も0-1も負けは負けで同じ、という見方もできるでしょう。そう言った割り切りも大事なのでしょう。
ですが。
それでもやはり。受けた屈辱は、返さねばならないのであって。それこそ、5-0でなくても、1-0だっていい。勝利には、勝ち点3を奪い取るその価値には代えられないのだから。

期待したいのは、やはり、高橋と碓井という元長野のふたりでしょう。かつてのホームに、古巣との対戦に、やはり感慨深いものがあるでしょうし。
先週の天皇杯1回戦では、途中出場でピッチに立った碓井。もちろんスタメン出場した野田も頑張ってはいたのですが、それでも。やはり、さすがはレギュラーといったところか。安定感には一日の長がありました。
伝統的に堅い守りの長野を崩すには、攻撃の起点となるボランチである碓井のプレーぶりがものをいうことは想像に難くなく。存分に活躍し、存在感を放ってほしいです。
そして、高橋。同じく古巣対戦となった先の群馬戦では決勝ゴールを決めて恩返し。ならば今回も決めてほしいと願うのは当然のことで。
前線から労を厭わず果敢にボールに向かっていく、そのスタイルを今節もまた見せつけてほしいです。
長野にとっては高橋と碓井、そしてカターレにとっては三上、松原、木村。それぞれ、かつての所属選手たちと対戦相手としてまみえることとなりますが。
だからこその、勝利を。
健在ぶりを示すと同時に、「なんで、今は味方じゃなくて対戦相手なんだよ!」と悔しがらせるような活躍ぶりを、願ってやまないところです。

前節・ガンバ大阪U23では3得点、そして天皇杯1回戦・刈谷戦では2得点。いずれも簡単でない試合でしたが、そんななかで複数得点を挙げて勝利することができました。
決定力不足が解消したと見るのは、まだ早計でしょうけれど。
それでも。
いつまでも得点が挙げられない、勝ち切れないという状況が続くままでは、浮上は見込めないのであって。
現在の6位からさらに上を目指していくには、勝ち切る強さを見せつける試合が必要不可欠。
その意味で、今節の長野は格好の相手と言えるかもしれません。
守備の固さに手こずって打開できないようでは、また決定力不足で勝てず仕舞い、というパターンに陥ってしまうこと必至。
逆に言えば、そんな相手だからこそ、勝ち切る価値があるのであって。
それでなくとも、昨年の0-5負けの借りを返さねば収まらない試合なのだから。
勝ち切る以外に、ありますまいよ。

相性の悪い相手だからこそ、勝つ!
負けたら順位が入れ替わる?そんなのは願い下げ。むしろ、完勝で蹴落とす覚悟で!
今季アウェイ戦無敗をさらに継続するために、ドローではなく勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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