気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

西園寺公望公別邸《興津坐漁荘》

2016-02-20 13:16:32 | ふるさと紹介
 静岡市清水区興津に、今は観光施設としても開放されている、明治・大正・昭和の時代を自由主義の政治家として活躍した当時の元老・西園寺公望公の再建された別荘(興津坐漁荘)があります。また彼は現在の立命館大学の学祖ともいわれています。

 先日、旅の途中に立ち寄ってきました。(入館無料、月曜休館)

 「坐漁荘」(ざぎょそう)は、西園寺公が、70歳になった大正8年(1919)に当時風光明媚であった興津清見寺町に老後の静養の家として建てられた別荘と言われています。当時の建物は古くなり昭和45年に明治村へ移転復元されているとのことです。(当時は館の目の前まで海辺であったとのことですが、今は埋め立てられ宅地や工場が立ち並んでいます)

 現在の建物は12年前に当時の建て方を忠実に再建されたものです。建物の特徴はいろいろな「竹」をふんだんに使った竹の館(構造は純木造数寄屋造り二階建)とも言っていい程です。

 観光ボランティアのご案内で館内を見学してきましたので一部を画像でご紹介します。

   
                    (坐漁荘玄関と建物外観。)

   
                (2F和室と浴室の天井(竹組み))

   
                (竹の欄間。竹の節が組み込まれています。)
 
 景色が存分にみられるよう、南面に雨戸がなく東側から90度回転して雨戸を引き込むことができる工夫(南東角の雨戸回転装置)もされています。
     
                (角に立つ1本の鉄柱がミソです)   


                (別荘(坐漁荘)の間取り図です。)

 上の小画像は庭園内の立派な梅の木越の建物風景です。 
コメント
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