森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アカバナ(アカバナ科)

2006年09月23日 | 自然観察日記
 沢の川原にアカバナが咲いていた。この花は水気が多く少し荒地で日当たりのよさそうなところで見かける。夏から秋の花で、もうそろそろ終わりの頃だろう。小さな桃色の花の下に長い子房をつけている。秋遅く好みが割れ中から綿毛に似たもやもやの毛を持った種子が顔を出す。
 そういえば、高原を彩る植物として知られるヤナギランもアカバナの仲間で花後実の中から綿毛のような種子が風に揺られそして飛んでいく。その光景のミニチュア版がアカバナの生育するところで起こる。

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