森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コマクサの花

2023年02月24日 | 自然観察日記
「高山植物の女王」という愛称がついていますが、花は独特な形状をしています。分解すると花弁は4枚で、外側の2枚が下部が大きく膨らみ上部が湾曲するという形状になっています。

ウルップソウ

2023年02月23日 | 自然観察日記
自然散策路から五竜高山植物園エリアに降りてきました。ところどころ自生する種との混在する場所もありますが、高山のいろいろな環境に合わせた造園と植栽を行っています。
ウルップソウは自生する場所へはなかなか行けなくて、ましてや花の見られる時期には合わせられずに実物を目にすることがありませんでした。ようやく花期としては遅めですが開花中の花を見ることができました。高山の荒れ地に自生する憧れの花でした。

ウルップソウの花

2023年02月23日 | 自然観察日記
花は穂状につき青い小さな花がたくさん見られます。一つ一つの花は上唇と下唇に割れ上唇はさらに浅くいくつかに割れ、下唇は大きく2裂しています。おしべは2本のはずですがよくわかりません。オオバコ科ウルップソウ属に分類される貴重な種です。

ウルップソウの葉

2023年02月23日 | 自然観察日記
遠見尾根には自生は知られていないようですが、少し離れた白馬岳から雪倉岳への稜線には見られるという話を知っているのですが、そのうちにという機会がとうとう無くなってきているようです。 そういう者にとっての植物園の展示はありがたいものです。

ママコナの花

2023年02月21日 | 自然観察日記
似た種にミヤマママコナという種がありますが、こちらは高山に見られる種というイメージです。しかし、この種も低地にも見られることがあるとか。やはり決め手は花の「米粒」の色。白いのがママコナで黄色いのがミヤマママコナとなります。

ママコナの葉

2023年02月21日 | 自然観察日記
新潟県内ではママコナは見た記憶がないのですが、ミヤマママコナは例えば浅草岳の尾根筋などではよく見かけます。そういう高所に生育する種と思いきや弥彦山の山中でも見られるとか。意外です。

ミヤマトウキ

2023年02月20日 | 自然観察日記
ワタスゲ沼の近くの水はけのよさそうな場所にミヤマトウキが花を見せていました。これは薬草で平場のトウキとほぼ同じでやや小柄。独特な香りがします。遠景に八方尾根が見えます。