森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シロバナトウウチソウ花

2023年09月12日 | 自然観察日記
ワレモコウの花穂を大きくし白くしたような花。大きなブラシという感じです。基部には花弁は無くがくが5枚あって、白く飛び出ているのはおしべで先端の茶色の部分は花粉がある葯です。

ハクサンシャクナゲの葉裏

2023年09月11日 | 自然観察日記
ところで、ハクサンシャクナゲにもこんな葉裏にクモ毛のある個体があることを知りました。普通は葉裏には毛がありませんが、成木にはこのようなものがあることが報告されています。

ハクセンナズナ

2023年09月10日 | 自然観察日記
今回の月山登山の目的がこのハクセンナズナに出会うことでしたから、それを実現できた瞬間は内心大声で叫んでいました。以前、弥陀ヶ原からのコースを歩いた時には出会えなかったので姥が岳からのコースで大いに期待をしていました。牛首から山頂への急坂に1ケ所だけハクセンナズナが自生する場所がありました。

タテヤマウツボグサの花

2023年09月09日 | 自然観察日記
月山のタテヤマウツボグサは色彩が濃く感じました。山によって微妙に形質が異なるのが面白いですね。今まで出会ったタテヤマウツボグサが最も美しく感じた山が新潟・長野の県境鳥兜山でしょうか。

ミミナグサ?

2023年09月08日 | 自然観察日記
ナデシコ科のミミナグサ属の花です。山頂付近の岩を積んだ隙間に見られました。ミミナグサは普通低地に見られる雑草ですが、人為的に作られた神社や小屋などがある場所ですから種子が運ばれて生育しているということが考えられます。