森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ゴゼンタチバナ

2023年11月25日 | 自然観察日記
大沼池に向かうのに駐車場から林道を使わず短いながら山道がありますからここを歩きました。秋も深まっていることもあり色づくものは紅葉と木の実草の実です。足元にはゴゼンタチバナが所々に群生していて目を楽しませてくれました。

ゴゼンタチバナの果実

2023年11月25日 | 自然観察日記
ミズキ科の種で花は頭部に集まって付きます。その一つ一つの花が結実する赤い液果が団子状態になって長い柄の先に付きます。一つ一つの果実は小さいながら光沢がありとても美しいものです。

ゴゼンタチバナの葉

2023年11月25日 | 自然観察日記
4枚が輪生していると見えますが、対生する葉が2対で4枚になるという解説があります。このような葉の時は花は咲かず、さらに短枝に2枚の葉がつくのが花芽を持ち花や実をつけるとされます。確かに観察してみると果実をつけているものはすべて6枚(中には5枚も)で4枚のものはありません。

大沼池 秋

2023年11月25日 | 風景
目的地の大沼池です。この日はよく晴れて神秘的な湖水を堪能できました。光と見る角度で微妙に色彩が変化する自然の芸術を堪能しました。

ウスユキソウ

2023年11月24日 | 自然観察日記
シナノキイチゴの垂れ下がる崖にはウスユキソウも見られました。神無月も中旬過ぎまだこんな山野草が生き生きとした姿でいてくれるのに癒されました。

シナノキイチゴ

2023年11月23日 | 自然観察日記
志賀高原の大沼池への道すがら崖の上から見慣れないキイチゴが垂れ下がっていました。家に帰って調べてみるとシナノキイチゴという種のようです。中部の亜高山に自生する種のようです。ミヤマウラジロイチゴの変種とされます。

オオワライタケ

2023年11月21日 | きのこ・菌類
雑木林の切り株の脇に一塊の黄色いキノコを見つけました。オオワライタケです。毒キノコとして扱われます。食べると顔が引きつって笑っているように見える食中毒を起こすのだそうです。