先日スーパーに買物に行き、安かった値引きの干し芋をゲット!! さっそく、家で齧りついたら柔らかいはずの干し芋がかなり硬い干し芋だった。値引きだったから硬いのもしょうがないかと思いながら、改めてその袋を見たら犬用の餌だった。これにはさすがにキャイーーン
だもんで、近所にいるお犬様に献上することにした。そしたらその後、お犬様からなんと地元の田んぼで採れたばかりの新米をいただいたのだった。
わが家は玄米食という近隣では考えられない食事をしているので、お犬様はわざわざ玄米を、それも10kgもお返しとして進呈してくれたのだった。これにもキャイーーンだ。最近は米作りの後継者がいなくて田んぼが危ないと危機感を持っているようだが、打つ手はいつもながら内輪での解決のみ、というのが実態だ。
5~6年前までは、田んぼの真ん中で神社の注連縄を作るのが恒例だったが、コロナ禍を引き金に作らなくなり、今では高価なビニール製の注連縄となった。それは同時に、地域を中心に担っていた団塊世代前後の高齢化とその体調の減退が目に余る。といっても、かく言うオラはまもなく80歳代にお呼びがかかり戦力にならない。つまり、日本全体がそんな社会になり活力の行方がもどかしい現状だ。こうした失態を長らく放置してきた政治家や経営者の責任は大きい、そしてそれをボォーとしてきたオラや国民の無関心のツケが今に来ている、と痛感する。
稲刈りが終わった田んぼを見に行ったら、イノシシ除けの電柵が張りめぐされ人間も通ることができない。心の癒しを育む散歩コースは人間も動物もログアウトしてしまう真空地帯となった。とはいえ、そのおかげで、今回は害獣からの被害はなく、無事稲刈りを完了し、そのおこぼれがわが家にもやってきたというわけだ。今は手を合わせてこの玄米をおいしくいただき、日々いのちを持続させてくれる食物に感謝の念を捧げるばかりだ。