山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

そして和宮様への献上品!?

2021-04-29 22:28:28 | 特産品・モノ

昨日につづき、山菜の師匠から和宮様に献上品?があった。狭山茶の主産地の入間市観光協会が販売している「いるまんじゅう」だった。オヤジギャグっぽいネーミングや市章が気になるが、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われるように、饅頭には狭山茶が使用されている。製造は長野の高森町だった。

                 

 食べてみるとたしかに、お茶の持ち味が素朴に出ていて懐かしい。そういえば、わが集落のお宮の祭礼では鏡餅とお饅頭が奉納される。そのかたちといい味といい里山の素朴さが沁み出てくるところが似ていてほっこりする。

 また、入間市には「ありっと」(Art/Library/Information/Tea)という博物館があり、地域にしてはスケールの大きいお茶を中心とするミュージアムがある。お茶の常設展・お茶セミナーも充実している。静岡よりよっぽどお茶の文化財が揃っていてその発信に力を入れている。しかしその地元では意外にその価値が知られていないように見える。

     

 狭山茶の規模は小さいながらそれぞれの茶園の持ち味がある。師匠から同梱されていたなかに、長谷部園の和紅茶があった。もちろん狭山茶だ。ダージリンより和紅茶のほうが味が深いというのがオイラの感想だ。静岡全体でもわが集落でもわが家でも茶畑がどんどんなくなってきている現状がある。そんななかで、懸命に生き残りをかけている茶園の息遣いが伝わってくる。「師匠、お茶に饅頭という組み合わせは懐かしい組み合わせでした。ありがとうございました。」 

 

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「煮干し」か「いりこ」か、「納豆」か「テンペ」か

2021-04-28 23:02:19 | 特産品・モノ

 街中に住む畏友から宅急便で健康食品が届いた。鉄分・コレステロールに難あるオイラの体を見抜いているらしく、煮干しの「アーモンド小魚」が入っていた。ポリポリとアーモンドとブレンドしながら食べるのが小気味いい。瀬戸内海で獲れた鰯のようだ。

               

 同時に、創業明治34年の老舗「石丸弥蔵商店」の鰯の「いりこ」もあった。こちらのほうは前者よりソフトな食感だった。食べ出すと止めるのにかなりの勇気がいる。「煮干し」と「いりこ」の違いがわからなくなった。一般論から言えば、ほとんど同じということだ。

 厳密にいうと、「いりこ」(炒り子)は小さな雑魚を「炒って」干した「小魚」、「煮干し」は小魚(雑魚)を煮てから干したもの、と区別することもあるという。

      

 さらには、インドネシア発祥の大豆発酵食品「テンペ」も同梱されていた。納豆菌ではなくテンペ菌で発酵させた自然食品だ。茹でた大豆をバナナの葉で包むと葉に付着しているテンペ菌が発酵を促進してくれるという。新潟の「マルシン食品」が製造、大豆が国内産であるのが素晴らしい。

      

 すぐさま、畑の野菜を採って来てテンペそのままを入れてサラダにする。食感はチーズのようでもあり、他の食材を邪魔しないくせのない栄養食品だ。そのため、こちらもぐいぐい食欲を盛り立ててくれた。これらを毎日のように食べれば、血液はさらさらになるだろうし、骨や歯も丈夫になるだろうし、なによりも思考力を少しは増進してくれること間違いなしだ。健康や自然食品に関心を払う友人の配慮にただただ感謝するばかりだ。 

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台湾パイナップルを支援したい

2021-04-17 22:14:29 | 特産品・モノ

 先月に、中国当局が台湾産パイナップルの輸入をやめると言い出した。反中国寄りの台湾政権に対する嫌がられであるのは明らかだ。なにしろ、台湾産パイナップルの90%以上が中国に輸出されているからその打撃は大きい。しかし、日本をはじめ世界からそのパイナップルを購入しようという運動が広がり、今では品薄になったらしい。

 そのため行動がいつもズレてしまうオイラとしては、その運動に少しでも力になりたいとパイナップルケーキを注文する。台湾から直接取り寄せたようで手に入るのには時間がかかった。パッケージはいかにも中国らしい絵柄が描かれていたが、パイナップルと関係がないように見える。賢人らが植木鉢の花を愛でているようだ。台湾語でパイナップルのことを「鳳梨」(フォンリー)という。

             

 なかを開けてみると、パイナップルジャムを卵黄・砂糖・バター入りの小麦粉で包んで焼いたケーキだった。甘過ぎず、さくさくして食べやすい。シンプルなかたちだ。財運・幸運をもたらすという台湾語に似ているところから縁起担ぎもあるようだ。台湾土産の定番の第1位はこのパイナップルケーキだという。さて、来年以降、このパイナップルの行方は安定するのだろうか、それがちょっぴり心配だ。 

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大根おろしのスーパー大根登場!?

2021-04-08 22:39:53 | 特産品・モノ

 相変わらず「わけあり野菜」ばかりを栽培している日々だが、今回はひねくれ大根を収穫する。よじれた大根をいちいちほどくのも面倒と、大根おろしを強行する。すると、大根を持った途端じつに手にフィットするのだ。これは大根おろしのために作られたスーパー大根だとほくそ笑む。

      

 大根に花が咲き、本体もかなり硬くなってしまっておりすりおろしには時間がかかったが、味はそこそこだった。ただ水分は少ない。とはいえ、「大根おろしに医者いらず」と言われるくらい、効能が優れている。

 大根をすりおろすことで細胞が壊れ、それで作られる物質は殺菌力があり風邪予防によい。さらに、それは抗酸化作用もありオイラのようなジジイには老化防止によいという。それで、きょうから硬い大根をどんどんすりおろし、少しは長生きして「ちょい悪ジジイ」を貫徹しようということになった。

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体の内側に温かく届く「陶器湯たんぽ」

2021-03-19 21:49:04 | 特産品・モノ

 冷え性の和宮様がご愛用している「陶器製の湯たんぽ」は、春が来たというのにまだ使っている。ブリキの湯たんぽも使っているが錆が気になるという。人にも地球にも優しい自然由来の温もりが心身を暖かくするようだ。

    

 お湯は熱すぎたり入れ過ぎると蓋からお湯が滲み出るのが難点らしい。ゴム製のパッキンも売っているが、邪険にしなければなくても十分使える。蓋も陶器製だというのがすごい。江戸時代から使われ、戦時中は鉄製が生産しにくくなった背景もあり、いまも「冷え取り健康法」として今も生き延びてきている。

  

 囲炉裏の熾火のようにずうっと温もりが継続する。布団に入れておけば一日中保温もできる。そこに、柔らかな温かさが体の内側に届いていくのが素晴らしい。むかしの人は、その残り湯で朝の洗顔をしていたという。美濃焼だろうか、これを数少ない職人さんが手づくりで生産している。和宮様はきょうもこの陶製の湯たんぽを布団に入れ足元から温もりを取りこむに違いない。   

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老爺への贈り物

2021-03-08 23:36:25 | 特産品・モノ

 先日、娘から贈り物が届いた。というのは、今年オイラが後期高齢者になったということでそれを記念してのものだ。とにかく、わが首から上の機能のトラブルが発生している。つまり、海馬がときどきストライキを起こすし、耳が遠くなったと和宮様から叱正が飛ぶし、目はますますかすみがちになるし、歯は手を抜くと血が出たり痛みが奔ったりと、さんざんだ。

        

 そんな事情を察してか、娘からまずはオムロンの「電動歯ブラシ」が宅急便で届く。生まれて初めての電動歯ブラシだった。さっそく使ってみると、確かに歯の表面はツルツルになる。まだ扱いに慣れてはいないがまじめに使用すれば効果は期待できそうだ。

        

 電動歯ブラシが贈られる前には、ライオンが発売している「クリニカ」の「しなる」歯ブラシが届いた。歯ブラシを強くブラッシングすると歯ブラシの真ん中が「カチッ」と音がして「しなる」のだ。強く磨くと歯茎を傷めたり、歯そのものを削ったりしてしまうのを警告する機能を持つ。

                     

 以前、歯医者から「歯磨きが強すぎて歯が削れていますよ」と指摘されたことがあった。そんなヒミツの情報を娘は知ってしまったのかもしれない。歯医者からは「次は入れ歯しか方法はありませんよ」と脅されているので、歯ブラシはなるべく「柔らかめ」にして、歯医者には定期的にいくようにしているが。

      

 おまけに、「不織布マスク」も届いた。表面に模様があるのがしゃれている。三層の不織布でウィルスを防御する狙いだが、「made in china」の表記はあったものの、カバーには製造元・販売元カンパニーの表記がないのがちょっぴり残念。これもすぐに使ってみたがしっかりフィットするので捨てるのはもったいない。

 オイラも初老ではなく長老になってしまったが、それをまったく認知できていない。海馬はいつもどおり正常だと言い張っているが体はかなりガタがきているのは確かだ。最近、自動車学校で「認知機能検査」を受けたところ総合点でボーダーラインすれすれだった。とりわけ、記憶力の衰えに愕然とする。

 内臓の疾患も口中のウィルスから侵されるという結果もあるので、これからは丁寧な歯磨きは必須の「ルーチンワーク」としなければならない。そんな意味からも、娘の思いやりはありがたい。好々爺にはとてもなれないけどね。

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「紅はるか」と「シルクスィート」の攻勢

2021-03-03 22:33:07 | 特産品・モノ

 昨年植えた「シルクスィート」はまたしてもイノシシにやられ、これで3年連続壊滅状態となる。残念ながら大好きな焼き芋は生芋を購入して焼くことにした。千葉のJA香取から取り寄せた「シルクスィート」の味は期待通りの味となった。シルクのような口当たりの良いねっとり系のスイーツそのものだ。

           

 同じシルクスイートでも泥付きで訳ありの生芋を茨城から10kgも購入。焚き火で焼き芋をやりたいところだが、最近の山火事のことがあり今のところ自粛中。シルクスイートは、「春こがね」と「べにまさり」を交配して群馬県のかねこ種苗が2012年に開発し、焼き芋ブームで君臨していた「安納芋」や「紅はるか」に殴り込みをかける。

            

 ときどき焼き芋そのものを買って味を楽しむ。その一つに「紅優香(ベニユウカ)」もうまい。「紅はるか」系のしっとりした甘みが活かされている。茨城県JAなめかたが商標登録したものだが、紅はるかの名前でいいじゃないのと思ってしまう。

            

 こちらの「紅天使」も茨城県のサツマイモ卸問屋が商標登録している「紅はるか」なのだ。まぎらわしい。「紅優香」も「紅天使」も基本的に同じものなんだから、「紅はるか」で統一していいのではと思ってしまうが。比べて食べてもほとんど変わらない。それはともかく、これらの焼き芋の旨さは間違いない。自然界と人間とのコラボでこれだけの甘さや旨みを引きだすなんてすばらしい。そろそろ焚き火のお時間が迫ってきたようだ。

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鍬の柄が折れて

2021-02-28 21:28:34 | 特産品・モノ

 風はまだ肌寒いとはいえ、陽射しはすっかり春のようなここ数日。あわてて畑の畝立てをする。しかし、長らく愛用していた鍬の柄が根元からぽっきり折れてしまった。最近はこうした道具類や機器類が壊れることが目立ってきている。人間も道具類もいよいよ世代交代を迎えてきたということかもしれない。

 植え付けを急いでいたので、すぐにホームセンターに向かい、「平鍬」を購入する。本当は隣の地区の鍛冶屋こと鉄工所で注文しようと思っていたところだったが。畑には丈夫な根っ子が残っていたようで本来なら平鍬ではなく、より厚手の鉄板でできている「唐鍬」がよかったが、保有していなかった。

     

 一枚刃がやや厚い平鍬を購入して使ってみる。新しいからスイスイ畝づくりが始まる。なんとなく柄の部分は今まで使っていたものより華奢に見えるがしょうがない。樹の材質までは考慮されていない。できれば。カマツカ・エンジュ・カシ・エノキなどの硬い樹が希望だが、きっとそれは鉄板の刃より高くなってしまうに違いない。

 資本の論理は自然の論理より優先されてしまう現実につい押されてしまう。今まで鍬の柄の材質まで表示している商品は見たことがない。忙しすぎる日常の日本はつい目先の効率・価格優先に流されてしまう。そうならないような視座をふだんから鍛えておかないと、とちょっぴり反省しつつなんとか畝を完成させていく。

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バレンタインデー前にロールケーキ到着

2021-02-12 21:24:41 | 特産品・モノ

 先日、娘から「ちょっと早いけど」と送ってくれた新杵堂(シンキネドウ)のロールケーキが冷凍便で届いた。包装が斬新だった。なんとなく大正モダンの色使いだった。創業者は、昭和23年に栗の産地として有名な岐阜県中津川市で和菓子店を開業している。店名の由来は、創業者が戦争から帰国したとき最初に寄った所が大分県臼杵郡だったところから「杵」のデザインが包装にも生かされている。

 

      

 さっそく、包装を解いていただく。クリームがあっさりしているのが食べやすい。ラム酒入りの植物性クリームがしつこくないので子どもは大喜びするだろう。これなら、3年連続「モンドセレクション」の金賞を獲得するのもうなずける。現在では多様な和洋菓子が創作され、カナダ・韓国・中国・アメリカなどにも進出している。

                

 あっという間になくなってしまった。クリームの量が多いところから、スーパースターロールとネーミングしている。夏は冷凍のまま食べるのがよさそうだ。このほかの仲間にも、抹茶・ショコラ・金色のモンブラン・丸ごと栗~みかん味などがある。

 

 

 

 

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ロッテ独占のガム

2021-01-31 22:14:45 | 特産品・モノ

 ときどき、ガムを嚙む。口の中を掃除したいときにガムを口中に放り込む。さらには、嚙むことで最近物忘れがひどくなったので認知症対策でもある。ガムを買いに行ってみるが商品棚の90%がロッテではないか。もっと多様であって良いのではないかと探すが、選択のしようがない。しかも、ジイジには高価格だ。

 あるときたまたま、カインズと広島大学の杉山教授プロジェクトとの共同開発の乳酸菌入りのガムを発見。キシリトール配合、シュガレスのヘルシーな志向も気に入った。ふたの部分に表示されている「OFF to ON」というコンセプトがわからなかったが、塩分などの不要な部分はoff、栄養補給など体に良い部分はon,ということらしい。それ自体は素晴らしい。ただし、原産国が韓国、輸入がカインズなので、なんとなくロッテの臭いがやっぱり漂う。ロッテ一人勝ちの現状をどう思う?

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