山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ダジャレもいいがウィルキンソンさんが偉い

2021-01-29 22:36:56 | 特産品・モノ

 娘から「ジンジャーエール」3本が宅急便で送られてきた。神田明神にちなんだ「神社声援」のラベルが貼ってある。JR東日本グループが推奨しているようだ。ジンジャーは「生姜」、エールはビールの一種だそうだがノンアルコール。日本には、コカ・コーラ社の「カナダドライ」とアサヒ飲料の「ウィルキンソン」が代表的だ。そういえば、ときどきカナダドライを飲むときもあった。このジンジャエールは佐賀県産のものだった。それは素晴らしい。

 飲み心地は、生姜味が辛口と甘口と両方に調和してしっかり生かされている。ウィルキンソンとは、日本に定住したイギリス人で有馬温泉近くで天然の炭酸鉱泉を発見し、ジンジャーエールを商品化しているのがわかった。そうだ以前、有馬温泉に行ったときこの炭酸飲料を飲んだことを想い出した。

               

 ついでに言えば、オイラは神社の「エール」には否定的なのだ。明治以来、戦争に民衆を駆り立てた責任を神社は未だ取らないからだ。それどころか、天皇の威光を利用しているのが気にくわない。時流にのって民衆を煽ってしまった行為を謙虚に内省すべきなのではないか。廃仏毀釈の先鋒を担った傲慢さが腹立たしい。関係者が石仏の首をちょんぎったり、お寺を破壊してしまったり(お寺も問題あったのだけど)、の狼藉を悔い改めたのだろうか。そうした反省がないまま神社の正面を日の丸や旭日旗で埋めてしまう傲慢さ・思考停止が残念だ。しかし今はそれを異様と感じない風化が悲しい。とほざきながら、しっかりジンジャーエールを飲み干してしまった。もう1本はいけるが我慢する。イデオロギーを振りかざさないムラの小さな神社のほうがつつましい。     

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プチプチで暖房効果よし

2021-01-11 18:05:21 | 特産品・モノ

 100年以上前に作られたらしいわが民家は隙間だらけなので換気は抜群だ。しかし、夏はいいけど冬は厳しい。台所の水道が凍ってしまうことさえある。だからこのところ、寝る前は水道の水を細目に出しておく始末だ。当然、和宮様から「暖房の方法はないのか」と詰問されて久しい。

 そんなとき、隣の師匠から「プチプチロールがあるから使いなよ」と言ってくれたので、ありがたく使わせていただく。掘り炬燵のある居間だけでもこのプチプチで包囲することにする。土間からの冷気が半端じゃない。つい玄関の引戸を開けると強風がプチプチシートを襲い剥がしてしまう。ガムテープだと跡が残るので養生テープで止めたが粘着力が弱いのがわかった。そこで、なりふりかまわず先端を板で張り付けることになった。

             

 このプチプチの正式名称は、「気泡緩衝材(カンショウザイ)」というポリエチレンフィルムであるのがわかった。アメリカのエンジニアが新しい壁紙開発をしていて誤って気泡ができてしまったのがきっかけという。失敗から学ぶことが大切だ。

  そう言えば、前回のコロナ収束に失敗したことに日本の政治家に反省がないことが致命的だ。いつものことだが選ばれた専門家もおとなしい学者ばかりだから抜本的な改革が進まない。もの申す専門家は除外されているのは日本学術会議の理事選任拒否問題と同じ根っこにある。

 さてまた話を戻して、ずいぶん前、プチプチの玩具も発売されたことも知っていた。しかし、プチプチ記念日が8月8日であることは知らなかった。プチプチを潰すときの音が「パチパチ」だからということらしい。

 それはともかく、この緩衝材を部屋中に張り巡らすことで暖房はずいぶん向上した。寒さに弱い和宮様も何とかこの冬を乗りきることができそうだ。

 

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「唐箕」ーしっかりした戦力に

2021-01-08 20:59:19 | 特産品・モノ

 ハブ茶の原料である「エビスグサ」と「エゴマ」の種のごみ取りのために「唐箕」を稼働する。「唐」の国から来た「箕」はやはり優れものだった。昨年補修した「唐箕」も久しぶりの登場だが、細かい所ではまだ補修が必要だが、そこは目をつぶってまずは種に混じっている茎やゴミをハンドルの風力で飛ばしていく。

            

 漏斗の下に種の流量を調節する木製の「弁」がある。6段階ほどに分かれているが振動で「弁」が落ちてしまう。そこはまだ補修が完全ではないことがわかる。一番上の段に「弁」を置く。ほんとうはこれで種が落下するのが止まるはずだがわずかに隙間がある。

            

 弁をもっと下にしてしまうと、どひゃーと種がいっきに流れてしまうので、一番上の弁の隙間から少しづつ落としていく。エビスグサより小さいエゴマの種にはこれでなんとか我慢してもらう。ふつうのゴマよりも小さくて丸い。今回は収穫量が少ないので唐箕を使わないでもザルでできないことはなかったが、今後のこともありいちおうやってみる。

            

 唐箕の出口は三つある。ふつうは一番目の「樋」に出てくる。二番目の「樋」にはやや茎が混じっている。三番目の出口からは葉っぱの破片や小さな茎の断片が吹き飛ばされていく。隣の集落では蕎麦をこの唐箕で脱穀していた。江戸時代には普及していた唐箕が現代でも活躍しているとはなんともハンディな優れものなのだろう。なにしろ、石油を使わないエコな道具なのだ。地球温暖化対策にはみんなで唐箕を使おうと心では叫ぶが、笑われてしまうので飲み込むことにする。「大型農業機械を捨て つつましいエコ社会へ行こう」

   

 ということで、なんとかごみ取りをしたが小さい茎がわずかに残っていてとても商品化にはほど遠い。左がエビスグサ、右がエゴマ。唐箕がわが農作業の戦力として定置した瞬間でもあった。わが家の野生化植物の御三家はこれに「キクイモ」が加わる。いずれもたくましい植物だ。ご三家に畑を乗っ取られないよう注意していくのが今年の課題だ!?

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ストーブなのか焚き火台なのか

2020-12-30 21:43:29 | 特産品・モノ

 明治末期に建築されたらしいわが民家の屋根裏は倉庫にもなっている。そこからレトロな鉄製筒が出てきた。おそらく焚き火か薪ストーブかに違いないと思って薪を燃やしてみる。ついでに、残り物のサツマイモをダッチオーブンで焼いてみる。もちろん、収穫?した背の高い雑草も灰にしていく。

     

 焚き火が終わったら蓋をする。すると、どんどん消えていく。消し炭を入れる壺みたいだ。なかなかコンパクトで使い勝手がいい。

            

 翌日蓋を開けてみる。これだけ灰があるということはかなりの量を燃やしたことになる。火の粉もあまり飛び散らないで済むし、空気穴も良くできている。

      

 灰を捨ててみるときれいに空になる。そこで、どうもこれだけではない機能がある予感がした。周囲を見回したところどうやらもっと背が高くなりそうだった。

           

 筒を回して上に引っ張ってみたらすいと高くなった。ほう、これは優れものだ。昭和レトロのものだろうか。薪ストーブにも焚き火台にもなるようだ。これはわが家でやっている農業残滓を燃やすアイテムにピッタリの優れものだ。これはいつごろから使用されたのか知りたいところだがなかなか手掛かりが見つからない。これから恒常的にお世話になりそうなモノになるのは間違いない。倉庫に眠っていたアイテムが復活した瞬間だった。  

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 マグネシウムによる洗濯革命か

2020-12-27 20:20:11 | 特産品・モノ

 洗剤を使わないで洗濯できるものがあるというので春ごろマグネシウムを購入して使いだす。消臭・洗浄・除菌の三拍子そろった効能があるという。和宮様に聞いたところ、洗剤を使ったときもマグネシウムのみのときも変わらないという。つまり、マグネシウムの効能があったということだ。この発見を商品化した宮本製作所はすでに600万個を売り上げ年商20億円にもなったという。1年ほど使ったら畑に撒けば肥料にもなる。これは循環型社会の実現に一歩近づくことにもなる。これは洗剤メーカーにとっては大打撃となるだろう。

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クサビパワー全開へ

2020-12-24 18:39:57 | 特産品・モノ

 斜面にある茶畑跡に土留めのための支柱が必要になった。先日60cmの支柱20本(防腐剤付き)を購入したものの、とても足りないことがわかった。また、予算もバカにならないことも分かった。そこで、自前で作ることにする。裏山には丸太がごろごろしている。そこで、昨年ネットで購入しておいた「クサビ」を思い出した。いよいよクサビデビューだ。

  

 クサビに手斧は必須だった。まずは手斧で切れ込みを入れその隙間にくさびを打ち込む。隙間が大きくなってきたら2本目のクサビを打ち込む。クサビも2本が原則だ。1本だと木に嵌ってしまったら取り出すのは難しい。その後手斧で切れ込みの延長線上に打ち込む。

  

 クサビはねじり型だった。二等辺三角形の真っ直ぐなクサビより割り裂くパワーは大きい。ただし、1本が2kgほどもあるので手が重さについていけないこともある。きれいに二つに分かれたときは感動的ですらある。

  

 丸太を四つに割り出したときの快感はクサビパワーのおかげだ。枝の節がそばにあるときは真っ直ぐには裂けない危険性もあるのでそこは丁寧に打ち込んでいく。プラスティック製のクサビもあるがやはりスチール製のクサビのほうが安心感がある。クサビのおかげでとりあえず丸太から4本の支柱を確保した。それは今後のことを考えると大きい。こうしてクサビデビューは快調にスタートしたのだった。

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わけありミカン100円だって !

2020-12-07 21:00:08 | 特産品・モノ

 ときどき買いに行くみかん園が楽しみになってきた。というのは、どこでも一山500円(それでもスパーよりは安い)が相場のミカンだが、そこの店はわけありミカンが一山100円というのが片隅にあるのだ。店はときどきシャッターが半開きになっていることもあり、やっているのかどうか怪しいときもあるが、店の前まで行くとミカンの山がたっぷり並んでいる。そのわけありミカンをさっそく食べてみると、多少味は落ちるけど、じゅうぶんミカンを堪能できる。

      

 小さいミカンほど甘みもある。それでついついおかわりしてしまって、気がついたときは残りがわずかになっていることに気がつく。皮が硬いのや柔らかいのや傷ありもあるがじゅうぶん許容できる。生産地ならではの価格だ。かつて大都会の消費地に住んでいたオイラにとっては、また年金しか収入のない後期高齢者にとっては破格の価格となる。

 したがって、100円ミカンがまたありますようにと、売り切れになりませんようにと、きょうも買いに出かける。ミカン園の卓抜な魔術によってミカン色の魔界に入り込んでしまったかー。 

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山からサンタが降臨した?

2020-12-05 23:15:58 | 特産品・モノ

 先日に焚き火研究会をしたとき、ボランティア仲間の山猿さんの忘れ物の赤いタオルがあった。はじめは誰のかわからなかったが問い合わせたら山猿さんのものとわかった。少々遅かったが、山猿さんの工房に届ける。

              

 そうして、自宅に戻ったら山猿さんが追っかけてきたようで、しかも急峻で有名な山道に迷ってしまいながら、冷や汗をかきかきわが家にやってきたのだった。それでなんと、手作りのサイコロと金色の松ぽっくりをあざわざ届けてくれた。心のこもったプレゼントについこちらの心も暖かくなった。この二つの取り合わせはかわいいツリーになるのではないかとプレクリスマスを楽しむ。これがほんとうのクリスマスではないかと世の中の騒がしいクリスマスを嗤う。山猿さんありがとう。サイコロの柔らかい感触は山猿さんの躍動的な心音となって聞こえてきたよ。

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根切りスコップを初めて使う

2020-11-23 21:33:57 | 特産品・モノ

 植物のがんこな株分けするときいつもうまくいかない。また茶園跡地に花木や果樹を移植するときに必要な用具はないだろうかと探していたところ、「根切りショベル」というものがあった。さっそく取り寄せて使ってみた。

         

 そのスコップの先は台形の形をしていて、掘る三面に刃がある。ブルーベリーの根切りをしてみる。さすがに太い根は無理だったが、ヒコバエの細い根はすっきりと切れた。金象本舗「浅香工業」の優れものだ。これで、植え替え作業もスムーズになりそうだ。

        

 ブルーベリーの根元の雑草を除去していたら表面はわからなかったがゴボウ並みの雑草の根っこを何本も発見。どうやらカラムシの太い根らしい。これにはさすがに愛用のツルハシが活躍した。用途によって適切な道具があるかどうかが大切だと痛感する。  

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防虫剤で「いの用心」

2020-10-02 21:18:02 | 特産品・モノ

 このところ、「GO TO 栗EAT」に忙しいイノシシは畑にはあまり出没していない。近隣には栗林やわが家のような栗の樹のある周辺に日参しているようだ。イノシシのわな捕り名人によると、「栗が終わると畑に戻ってくるよ」と脅された。あわてて、畑を囲っている柵のネットに「防虫剤」をつけてみる。これが成功すれば安上がりで害獣除けができるのがいい。

                  

 防虫剤の使用は、知り合いの農家でタケノコ被害がひどかったので樟脳などの防虫剤を竹林の周りに設置したところイノシシが来なくなったという。それを聞いてまずは行動あるのみと、臭いのキツイ防虫剤をつけてみたというわけだ。向かいの家庭菜園をやっている方もそれをやってみたら今のところイノシシ被害はないという。学習能力の高いイノシシのことだからいずれ看破されるだろうが、まずはやってみることだね。

                

 いっぽう、畑の主要道路にはタヌキかイタチだろうか、縄張りの存在を示す糞が置かれてあった。そのそばには、冬瓜が食べられていた。また、柿の実もカラスが結構ついばんでいた。このところ、いろいろな害獣の被害が増えてきた気がしてならない。

 だから、専業農家はハウス栽培へと投資をしていく運命にあるんだな。それでも、電柵がなくてもイノシシがほとんど来ない近隣もあるのだから不思議でしょうがない。イノシシに情報を漏らして被害の分散を謀るという悪意も浮かんでしまった。寒さが強まる中「いの用心」だよ。 

 

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