娘から「ジンジャーエール」3本が宅急便で送られてきた。神田明神にちなんだ「神社声援」のラベルが貼ってある。JR東日本グループが推奨しているようだ。ジンジャーは「生姜」、エールはビールの一種だそうだがノンアルコール。日本には、コカ・コーラ社の「カナダドライ」とアサヒ飲料の「ウィルキンソン」が代表的だ。そういえば、ときどきカナダドライを飲むときもあった。このジンジャエールは佐賀県産のものだった。それは素晴らしい。
飲み心地は、生姜味が辛口と甘口と両方に調和してしっかり生かされている。ウィルキンソンとは、日本に定住したイギリス人で有馬温泉近くで天然の炭酸鉱泉を発見し、ジンジャーエールを商品化しているのがわかった。そうだ以前、有馬温泉に行ったときこの炭酸飲料を飲んだことを想い出した。
ついでに言えば、オイラは神社の「エール」には否定的なのだ。明治以来、戦争に民衆を駆り立てた責任を神社は未だ取らないからだ。それどころか、天皇の威光を利用しているのが気にくわない。時流にのって民衆を煽ってしまった行為を謙虚に内省すべきなのではないか。廃仏毀釈の先鋒を担った傲慢さが腹立たしい。関係者が石仏の首をちょんぎったり、お寺を破壊してしまったり(お寺も問題あったのだけど)、の狼藉を悔い改めたのだろうか。そうした反省がないまま神社の正面を日の丸や旭日旗で埋めてしまう傲慢さ・思考停止が残念だ。しかし今はそれを異様と感じない風化が悲しい。とほざきながら、しっかりジンジャーエールを飲み干してしまった。もう1本はいけるが我慢する。イデオロギーを振りかざさないムラの小さな神社のほうがつつましい。