一昨日、ホームセンターへ行ったとき、30円の空芯菜の苗を売っていた。いかにもくたびれた苗が7個あったので全部引き取ることにした。というのも、ちょうど、防獣柵で囲った畝を完成したばかりだったからでもある。本来なら、耕運機で耕すところだったが、エンジンがかからず不調続きだったので断念し、鍬でやらざるを得なかったのだ。炎天下のもと、しつこい雑草を手で抜いたりしながら少しずつ準備してきたものだ。
店ではこの暑さのせいか、ずいぶんたそがれ気味だったが、水を何回かかけたら元気になったように思えた。すぐに、植え付けていく。ポットには苗が3~4本あったので半分にわけて14か所に植えてみた。空芯菜は生命力があり、栄養価も高いのできっと根付くと確信している。
標準和名は「ヨウサイ」と言うが、なぜ「ヨウ(甕)」というのか、ネットで見てもまったくその由来が出ていない。これでは標準になるのかはなはだ疑問だ。むしろ、中国名の「クウシンサイ(空芯菜)」のほうがわかりやすい。「ヨウ(甕)」には、「かめ」の意味がふつうだが「胸元をかかえる」という意味もあるようなので、それくらい繁殖力・生命力があり、収穫できる野菜だと独善的に理解してみたがどうだろうか。「エンサイ」は台湾語「エンツァイ」の訛りだという。