
「パンを食べたいなー」と言ったら、娘がネットでパン焼き機を注文してくれた。
届いた中古のホームベーカリーはあまり使用感がない3000円のきれいなものだった。
米を入れればパンができるというのではなく、小麦粉を入れるオーソドックスなものだった。
和宮様は栗の皮むきの疲れもとれないまま、さっそくパン作りに向かう。
4時間ほどで深夜にできあがる。
少しかじってみると、なかなか旨みといい食感といい、中古のわりには大成功。
外の焼かれた皮のほど良い硬さと中身の柔らかさとが同居する。
バターもジャムもつけなくてもじゅうぶん旨い。
数万円を覚悟していた機器は娘のおかげでまずは中古で入門編を通過する。