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なかなか入手できなかったハトムギの種を確保したのは三年前だろうか。たしか10粒くらいだったが、あっという間にぐんぐん増えていった。以前、和宮様のイボがハトムギを摂取することできれいになったことがある。お肌もきれいになるし、健康に良いことは間違いないが、栽培方法がわからなかった。とりあえず、種を蒔いて成り行きに任せる。その結果、野生化が始まり、収獲して唐箕で脱穀を始める。
種を見ると、白いものが多い。光沢のある茶色いのが基本だが、いろいろな模様や色がある。最初は畑で栽培していたがその繁殖力にたまげたまま、畑の脇で見守っていたら野生化が始まったというわけだ。白いのや模様のあるものには実が成っていないのもあるのが分かった。
なるべく、輝く黒褐色の実を中心に実を選別すると、収獲の半分近くを処分することになる。なんとなくもったいないので硬い実ならOKにしてみる。すると、味に雑味が出てしまうのではないかと予想する。ほんとうは、殻だけ取りたいがそれは技術的に難しそうだ。だもんで、実を粉砕してハト麦茶を中心にチャレンジする。
最初はネットで強力だという粉砕機を注文したら説明書もない中国製だった。悪い予感がしたがやはりこれはまったく役に立たなかった。だもんで、家にあったイワタニの「ミルサー」を使ったらまずは30秒で粉砕できた。(※「だもんで」は静岡の方言)
何回か粉砕すれば綺麗な粉状になるかもしれないが、先を急ぐので粉砕したものをお茶パックに詰める。これを少なめの熱湯のやかんに1個放り込んでしばらく煮だす。
やっと、収獲したハトムギ茶を初めて飲むことができた。市販のハトムギ茶をいっぱい買い込んでいたが、それと比較しても遜色ない味だった。ここに、やはり野生化しているエビスグサことハブ茶をブレンドするとよりコクが出る。いくつかのハーブも野生化しているのでそれらもブレンドしてみたい。というわけで、積年の願いの一つが実現する。毎日のように飲んでいるコーヒーをちょっぴり控えなくちゃね。