どこの田園を見ても今は稲の黄色い穂波が見えている。すでに刈り終わっているところも少なくない。おっと、ここには猛禽類が飛んでいるがイノシシではなくスズメ除けなのだろうか。風がないと飛ばないぐーたら用心棒だった。
川沿いの田んぼも台風が来る前に収穫が終わりそうだ。台風が直撃するとここも川となってしまい稲も全滅となる。いつ見ても、手入れが行き届いている。思い入れがこもった田んぼに耕作者の几帳面さが出ている。
今ではコンバインで収穫と共にモミを作ってしまうところも多いが、手作業で刈った稲を「はせ掛け」にして2週間ほど天日干しする。こうした光景もあまり見られなくなった。
イノシシの襲来はあっという間に米を食べられてしまうため電気柵をしているところが普通となってきている。ただし、水田の米作りは連作障害がないので毎年続けて収穫できる安定的な作物なのだ。米さえあれば生きていける。