山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

援農で流しソーメン

2010-07-11 21:36:11 | できごと・事件
 参議院選挙の投票をすませ、草で畑が見えなくなった友人の山に行きました。
 畑の主はなんとか退院したのですが、とても鍬を持てる状態ではないようです。

 みっちゃんが新しい草刈機を用意してくれたので、どんどん草が倒れ土や果樹が見えてきました。若い女性二人も草刈を率先して行います。これってとても美しい姿だと思います。都会のバーチャルな論理に惑わされていないのが貴重です。

 そして2回目の流しソーメン。
 流しソーメンセットを軽トラックに積んで颯爽と登場の華ちゃん。
 設営もあっという間に完了。動きに無駄がありません。
 いつもみんなのために活動しているみっちゃんも「楽しいねー」と何度も繰返し、笑顔でソーメンをすすります。
 食べ終わる頃雨が本降りになっていきましたので、ブルーシートの屋根の下で蒸かしたジャガイモを食べたり、大麦を炒って麦茶を飲んだり、野鳥のさえずりに耳を傾けたりしました。
 マロンさんは大麦を臼で撞いて、大麦の殻をとる方法を研究です。
 身の回りにあったもので目的を達しようとするマロンさんの好奇心が光ります。
 雨に濡れながら率先して片づけをするまっちゃんの行為も素敵です。
 
 
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「木耳」って、なんて読むの?

2010-07-10 20:22:56 | 食彩・山菜・きのこ
 近所の庭で見つけた「木耳」。
 コブシの木に着いていた「キクラゲ」です。
 「これ食べられますよ」と言ったんですが、「そんなもん食わないよ。持っていきな」と言われて、枯れ木をもらってきました。
 焼きそばやラーメンに入れると、コリコリしておいしんだなー。
 梅雨の時期はとくにチャンスです。
 雨が降ったらキクラゲの成長を見るのが習慣になってしまいました。
 雨も楽しみです。
 
 都会でも意外にあるんです。
 前の職場では、庭のサンゴジュによく見られました。
 もちろん、いただいていたのは言うまでもありません。
 ごっつわんでした。
食感のコリコリが、クラゲに似ているので「キクラゲ」と言うことです。
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ミミズを飲み込むトカゲ

2010-07-09 20:09:05 | 生き物
 これもはじめて見たミミズを飲み込む成体である茶褐色のニホントカゲ。
 ふだんはスルスルと忍者のようにわが家を自在に出没するトカゲです。
 そのトカゲがじっとしてミミズを少しずつ飲み込んでいるではありませんか。
 そうだよね、トカゲは爬虫類だよね。
 なかなか食事の瞬間は見たことありません。

 ミミズもえらいよね。
 土を柔らかく冨養にしてくれるのはもちろん、モグラやイノシシの絶好の好物になってくれるんだもの。
 自分を犠牲にして相手のためになるなんて、人間の鑑だよね。
 死刑囚、永山則夫の「ミミズ」という詩を高田渡が歌っているのを聞いたばかりでした。大関松太郎の「虫けら」というのが詩としては秀逸ですが。

 午前中は、草刈機で雑草と格闘。午後は雨だったので縁側で和宮と7時過ぎまで大量のラッキョウの皮むき。
 ラッキョウは予想以上に収穫も質もよいできでした。
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忍びの者の気配 ニホントカゲ

2010-07-08 21:27:05 | 生き物
 背面でかすかな音がする。
 振り向いても姿は見えない。
 しかしまた、何者かがそばにいる気配。
 
 ひとり農業をしているときは、音に敏感になるのだ。
 何者かの姿とは、「ニホントカゲ」だった。
 尻尾は「幼体」特有の見事なメタリックブルー。
 カメラを向けてもすぐいなくなってしまう。

 そのニホントカゲが なんとじっとしているときがあった。
 板の上で日光浴をしていたのだ。
 3年目にして創めて見る姿だ。

 縁の下を自由に往来する自由人でもある。


師匠と一緒に近くの河原のヨシ(アシ)を初めて刈りに行く。
 さっそく畑のマルチとして利用する。
 
 
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いよいよキュウリの出番

2010-07-07 18:55:36 | 農作業・野菜
 ウリバエの攻撃をかわし、ツルを伸ばしたキュウリがついに実をつけ始めました。
 10cmくらいのミニキュウリを朝取りして、生食したり、浅漬けしたりすると、とてもうまいのは言うまでもありません。
 
 昨年ウドンコ病を放置して失敗したので、白い班がついた葉はすぐ処分していたのでいまのところ順調な成長です。

キュウリは「胡瓜」と書きます。
 漢の張騫(チョウケン)が西域を攻略したとき異民族の「胡」から持ち帰ったところからこの名がついたということです。
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食べつくしはいけません!セスジスズメくん!

2010-07-06 20:07:23 | 生き物
 二番茶の茶工場労働をしている間に、畑は見る間に雑草の海と化しました。
 雑草に紛れてサトイモが15cmほどやっと芽を出したのですが、なんと葉っぱのほとんどが食べられているではありませんか。
 巨大になった葉なら許せるけど、10cm足らずの葉がことごとくなくなり、茎だけが残っているってのは、これはいけません。

 サトイモの根の近くにスズメガの仲間である「セスジスズメ」の幼虫が涼んでいました。20本近くのサトイモの約8割が茎だけの状態です。
 当局としてはさっそく実力行使で捕獲作戦となりました。
 まるまるとした8匹ほどのイモムシくんを逮捕。
 成虫は、褐色のスジ模様のあるデルタ型飛行機に似ているというので、それも見てみたいですね。
 近くにキアゲハの幼虫もいたので同居してもらいました。
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またもや胃も心も至福のとき

2010-07-05 21:46:57 | できごと・事件
 昨日のうだる暑さの中、敬虔なアーティストが経営するブルーベリー農園を訪ねました。
 午前と午後の2回もブルーベリーの収穫体験をさせていただきました。しかも、食べ放題というのです。
 すると、農園主の話を聞くより食べるのが忙しくなっちゃうのが人情ですね!?おっと。

 お昼には寝ずに作ったであろう渾身の稲荷寿司とさば・スモークサーモンのちらし寿司が出てきました。商品になるくらいの美味さでした。
 ちらし寿司はアーチストらしく海苔と卵焼きの自画像?が配置されていました。

 「あなたの笑顔が見たくて」の高倉健じゃないけど、みんなの笑顔のためですよね。 そこには中山間地での厳しいひとり農業を実践中の農園主の熱い心が込められています。
 60代後半のおじ(い)さんにもかかわらず、そうした熱い心を持ち続けるということが驚異です。
 しあわせって、こうしたところに転がっているんですね。
 きっと、みんなが帰った後の虚無感が襲ってきたにちがいないとは思いますが、やはりそれを上回る至福を産み出したんですね。
 少なくとも私はその桃源郷を体感したのですから。

 いまだ青春しているおじさんが目の前にいるということがなによりもサイコーのご馳走でした。合掌!!!

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雨中の流しソーメン 2

2010-07-04 23:00:06 | できごと・事件
 雨模様のなかで、流しソーメンをやってしまおうという発想がいいですね。
 カーポートのとなりが会場だったんですが、強雨のため急遽、カーポート内でやることにしたんです。
 それも、竹の樋をヒモで吊るしちゃうなんていう発想がニクイですね。
 また樋がやや揺れる感じが微妙に嬉しいじゃあないですか。
 缶詰の果物が流れてくるのも色めきたつものでした。

 ここに流れる空気なるものは、そうした「発想の転換」が命みたいなものがスゴイと思うのです。
 日本の高度経済を支えたおじさんパワー、恐るべしです。
 それは、「経済成長フェチズム」の反省があるかどうかはまださだかではありませんが、そこからの脱却の可能性に満ち満ちています。

 さっそく、次回の援農のときに第2弾をやる気配です。
 
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雨中の流しソーメン

2010-07-03 18:58:08 | できごと・事件
 朝から華ちゃんの庭で流しソーメンの準備です。
 来た人がそれぞれ自然に役割を見つけ心地よい進行にほころびた笑顔を見せてくれます。
 ヤマビルに食われながらも孟宗竹を伐り削る人、竹はしや器を作る人、カマドを造る人、畑から野菜を採ってくる人、天ぷらやつまみを作る人、釣ってきた魚をさばき焼く人、流しソーメン装置や会場のセッティングをする人。
 流しソーメンの準備だけでもかようにかなりの作業工程がありますが、みんないきいき動きます。
 食べる準備ができるころ、残念ながら雨が強くなり、広いカーポーチの中で流しソーメンをやることにしました。

 それにしても、山と茶畑の緑にかかる雨と霧を見ながらの食事はじつに快楽です。
 役職や年齢を越えた人とのつながりは最高です。
 きょうも胃袋とハートを満杯にした至福のひと時に感謝です。

 日本の針路を左右する選挙戦さなかでの流しソーメン。
 新婚の若いカップルはこうした田舎暮らしの決意を固め、近々家探しの予定です。
 人間をとりもどすもう一つの日本がここにあります。

 
 
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黒変するソラマメ

2010-07-02 21:00:32 | 農作業・野菜
 サヤが「空」を向き始めたころから楽しみにしていた小振りのソラマメ。
 それがだんだん下がってきつつあるころ、サヤが黒くなってきていました。
 それでも、他の農作業に振り回されているうち、ついに、その黒いサヤがどんどん増えてしまいました。
 かびとかウイルスの病気かと思いますが、もう一歩のところまでいったんですが。
  サヤの中のマメはなんとか食べられましたが、やはり、丁寧な「対話」が必要なんですね。

 変化を敏感にキャッチすること、これは自然界や社会現象だけでなく、人との関係でも言えることですね。
 あまり忙しいと失うことの代償が大きいですね。
 「反省!!」

 昨日、残りのジャガイモ(きたあかり)をすべて収穫しました。
 買い物かご3箱分くらいありました。
 近所にお裾分けしました。
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