2泊3日のみちのくの旅は人情味溢れ、温かく気持良い日々だった。。。
お天気に恵まれたこともあったが、梅雨に入っていない東北地方は新緑が眩しい毎日。眼に青葉の絶好の季節をゆっくりと満喫した。
今回の目的は、会社時代の友人と再開することや被災地を訪ね、災害の怖さを目の当たりにすることだった。
会社時代の友人は、それは温かく歓待してくれた。
山形到着の夜、疲れているだろうと、地元産の焼き肉で歓迎してくれた。米沢牛や山形牛の炭火焼肉に舌鼓を打った。噂には聴いていたのだが、とろけるような良質の牛肉にそれは驚かされた。とにかく柔らかい肉で、歯が少し弱くなった私にとっては特上の炭火焼き肉だった。
翌日は朝から蔵王の大露天風呂へ。川のすぐそばに広がる絶景の硫黄泉で野趣に富む大露天風呂。あたりには硫黄のにおいが溢れていた。白濁した温泉につかり、新緑を愛でながら自然とゆっくり対話、何とも言えない素晴らしい気分になって温泉気分をしばし堪能した。
東北の人は粘り強く素朴で謙虚。山形は奥羽山脈がある関係で大震災の被害も軽かったということでほっとした。駅西口は新幹線開通でどんどん開発が進み高層建築物が建っているが、東口は歴史ある建物は往時の姿で保存され、古いものと新しいもののマッチングが見事になされていた。 (蔵王温泉近くの“三百坊”という蕎麦屋の板そば) (蔵王大露天風呂入口 これより先は撮影禁止)
大都会にはない街中の整備、過疎化が叫ばれる東北地方だが、地元を愛する人たちが、新しいものを取り入れながらしっかり守っているのではないだろうかと感じた。