日本が世界に誇る山、富士山。
最初に意見を表明したドイツの委員は「富士山の登録を支持したい。三保松原を題材にした美術品も多く、登録から除外すべきでない」と述べ、富士山だけでなく、三保松原についても高く評価した。(NHKニュース)とのことだ。
なぜこれまで富士山が世界遺産に登録されていなかったのだろうか?日本人のほとんどが誇りに思っている名山なのに・・・また、世界に誇ることが出来る山だと思うのに・・・。富士山の世界遺産登録は遅かったぐらいだ。
三保松原から眺める富士山、山梨県側から眺める富士山、静岡県側から見る富士山、東京都内から垣間見える富士山、どの光景でもほっとする、日本人の心のふるさとであるはずだ。
NHKニュースが伝えていたが、ユネスコの諮問機関が三保松原を除外するよう勧告していたのを覆しての決定で関係者の喜びも一入だ。良かった。よかった!
富士山だけをとってみれば、今後の保全が大きな課題だ。世界遺産登録決定で今後ますます多くの人が入山することもあって、環境保全がより厳しく求められる。
日本人はじめ、外国から多くの入山客が予想される中、日本人のこころのふるさと『富士山』をこれまで以上に美しくするのだという心構えと実践を、特に日本人登山客には求めたい。
世界遺産は登録決定もあるが、登録取り消しもあるということを忘れないでほしい。