大型電器店の“安心カード”会員になっていて、セールの案内が届いたので行ってみた。当然、先着〇〇名様にプレゼント贈呈という案内も入っていたからだ。
しばらくこの電器店には行っていなかった(用事がない)のだが、それぞれ新製品やボーナス商戦目当てのエアコンなどの新製品が展示され、“特別ご招待価格”とふだんよりは大きな価格表が目を引いた。
しかし、ウィークデーの昼下がりとあってこのフロアーは客はまばらだった。
次に訪れたのは、パソコンや周辺機器の売り場。ここに入って驚いたのは、私と同年代と思える男性がウロウロ、どの人も髪がロマンスグレーまたは薄い人が多く、明らかに団塊の世代の人に見える。プリンターなどの周辺機器売り場には限定特売品の前に人だかりができ、販売員相手に何やら交渉をしている。
近づいてみると、特売プリンターの前で、3人の男性が販売員相手に質問を浴びせ、価格や商品のメリットの比較を続けていた。
この方々は多分、10年前には会社の中軸で我が国の経済発展に貢献してきた人たちだろうと昔のことをいろいろ思い出していた。
今、釣り場へ行ってもスーパーやデパートへ行っても、ウィークデーの昼間の中心人物は団塊の世代の男性だ。特にここ数年急増している。サラリーマン生活を終え、ほとんどの人が“サンデー毎日”を満喫しているのだが、先立つものはなし、時間が余る。そこでなるべく安く時間をつぶせる場所にこの世代が集まる傾向が強い。
健康で元気な生活を維持するにはやはり家の中でテレビと友達では困る。“アベノミクス”の成長戦略も結構だが、わたしたち団塊の世代が、安く楽しく元気に余生を過ごせる場所づくりを検討する必要があるのではないだろうか・・・・!