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全国高校サッカー選手権『国立最蹴章』

2014年01月11日 | Weblog

今の国立競技場での最後の試合は富山第一と星稜の北陸勢同士の決勝と決まった。

第92回全国高校サッカー選手権準決勝をテレビで見た。

準決勝第1試合は富山第一と四日市中央工。2対2の同点でタイムアップ、PK戦となり、富山第一が5対3でPK戦を制し、初の決勝進出を決めた。この試合、後半終了間際に富山第一は“PK戦専用”GK田子を入れこの田子が奮闘、ファイナル進出へと導いた。

続く第2試合は星稜が京都橘の攻撃を無失点に抑え、大量4点を挙げて圧倒した。京都橘といえば去年準優勝したチーム、当初から優勝候補の有力校に上げられていたが、エース小屋松を抑えた星稜の守備は大したものだ。

今の国立競技場は2020年東京五輪のために改修される。三浦知良さんの笑顔が美しい「国立最蹴章」のポスターをご覧になった方も多いと思うが、第55回大会からそれまでの関西から首都圏に会場を移し、40年近く準決勝、決勝戦が国立競技場で行われ、お正月恒例のイベントとして毎年サッカーファンから注目されてきた。一方、秋の県大会からイレブンも“めざせ国立”を合言葉にトレーニングを積んできた。

第55回大会当時、国立競技場での優勝を目指した人はもう50代の半ば。企業や社会の中枢で活躍しているだろうが、この大会から世界に羽ばたいている選手も多い。

そのひとりが、本田圭佑選手。彼の星稜高校時代の映像が放送されていた。イタリアリーグACミラン移籍でますますこれから注目されるが、彼が高校時代、決勝進出は果たせなかった。イタリアで決勝進出の話を聞いて、母校の躍進を喜んでいるに違いない。

あさって、富山第一が優勝しても、星稜がファイナルを制しても、北陸勢の優勝は“初”だ。月並みだが、この高校サッカー選手権が日本のサッカー界発展の大きな力になっていることは確かだ。