冬になるとリビングの中心にある長方形の家具調こたつが“はば”をきかせる。
日本人が考えたこの電気製品、なかなか重宝なものだ。
なんといっても足先や手先を温めてくれ、それも温まるまでほとんど時間がかからない。
ただ良くないのは、食事後、炬燵で横になってテレビを見ていたり面白くない雑誌などを見ていると・・・ついついうとうと・・・・
あっという間に30分や1時間はスヤスヤ・・・になることが多い。
眠っているときのことはほとんど覚えていないのだが、目が覚めて時計を見ると“え~っ”と驚かされる時刻になっていたりする時もある。
きょう20日は大寒、一年中でいちばん寒さの厳しい時期とされているが、テレビのニュースから各地の大寒の恒例行事が伝わって来ていたのだが、寒行と称して冷たい川の水を浴びて心と身体を鍛えようというお寺の行事も紹介されていた。
この参加者はお年寄りが中心のようだったが、これこそ元気な高齢者で、同じ高齢者で寒がりの私には、とてもこれには参加できるような元気はない。
それを、ぬくぬくとした炬燵の中で見ていて、手元の温度調節を少し高めにスライドしていた。
その昔、祖父や祖母も入って大家族が掘り炬燵で団らんしていた時代もあったが、今は核家族化で入る人数は少なくなったものの、その時代と比べ、家具調炬燵は豪華で便利になったとつくづく思う。